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【転載】岩波書店、ブログ記事に対して一部削除を要求

 以下に本日付の「首都圏労働組合 特設ブログ」の記事を転載します(ただし画像は除く)。理由は追ってお知らせします。

 首都圏労働組合 特設ブログ:「岩波書店、ブログ記事に対して一部削除を要求」
 http://shutoken2007.blog88.fc2.com/blog-entry-30.html


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1.

岩波書店による非正規社員の「雇い止め」の件(「岩波書店、非正規社員を雇い止め」) だが、その後、9月14日に、会社は「雇い止め」提案を撤回する旨を明らかにした。例によって、方針変更の理由説明はない。

とりあえずよかったとは思うが、では、これほどあっけなく撤回するならば、そもそも岩波書店はなぜ「雇い止め」をやってきたのか、ということになる。前回書いたように、岩波書店は「イメージダウンは仕方ない。長期的な判断」などという啖呵すら切っていたのである。急な撤回に関しては、この首都圏労働組合特設ブログで書かれてしまい、社外から抗議が来たとか、ちょうど三六協定関係で集団ヒステリー状態になっている岩波労組に格好の批判のエサを与えてしまったといったことが原因か。いずれにせよ、結局何がやりたかったのかは不明である。

ところで岩波書店は、このところ2度にわたって、私の個人ブログ「私にも話させて」のある記事への修正を要求してきている。2010年8月31日の記事「岩波書店への弁護士会照会」から、名前の挙がっている岩波書店の社員名をすべて削除せよ、というのである。9月17日、9月27日の2度にわたって要求してきている(二度とも会社側は宮部信明専務取締役、小松代和夫取締役)。

会社によれば、

①ある社員がある部署(この場合は『世界』編集部)に所属しているまたは所属していたこと、
②ある社員が岩波書店社員に在籍しているということ

は、個人情報・プライバシーであり、金は社員として知りえた情報を用いて個人情報・プライバシーを侵害している、したがって削除せよ、とのことである。

念のために、問題だとされている箇所を改めて引用しておこう。


「(注・『週刊新潮』の)荻原記者はその陳述書の中で、私に関して「岩波書店関係者」がもたらした情報について、以下のように述べている。

「これらは岩波、とりわけ『世界』編集部に非常に近い関係者が、編集部員から直接、耳にしていた話であり、内容も具体的です。また、取材中も、曖昧な点や不明な点は、再度、その場で、編集部員に確認してもらっていました。」

ここで荻原は、『世界』編集部員が関与していると主張しているが、これが事実ならば、調査は極めて容易なはずである。『世界』編集部員の人数は限られており、2007年11月時点で編集部員は、編集長を含めて6人のみである。このうち2名は、私が『世界』編集業務から外れた2006年12月前半以後に入社してきた人物であるから、それは除くとすれば、残りは

岡本厚・伊藤耕太郎・清宮美稚子・中本直子

の4名のみである。この4名は、私の『世界』編集部在籍時から継続して在籍している人々である。

また、この「岩波書店関係者」は『世界』編集部に非常に近い関係者とされているが、これが意味する可能性が高いのは、近い過去に『世界』編集部に在籍していた者、ということであろう。2007年11月から過去10年に『世界』編集部にいた社員のうち、2007年11月時点で社員として在籍している社員は、上田麻里、太田順子、大塚茂樹、小田野耕明、馬場公彦、三輪英毅、山川良子、山本賢の8名である(全員現在も社員として在籍している)。」


2.

私は、はじめに会社の主張を聞いたとき、何を言っているのかさっぱり分からなかった。

まず、①に関してであるが、私が名前を挙げた人物は、すべて『世界』誌上その他で、『世界』編集部員であることが明示されたことのある人々である。そもそも『世界』では、座談会の司会やインタビュアーを務めた際、編集者が実名を掲載するのが原則である。

しかも、その実名掲載原則を編集部員に課しているのは、取締役でもある岡本厚編集長である。『世界』配属にあたって岡本と面談した際、私は、私のような在日朝鮮人が『世界』の編集方針を肯定していると読者に受け取られたくなかったので(という理由は岡本編集長には言わなかったが)、インタビュアーや対談の司会者として自分の名前を出すのをやめたい旨述べたが、岡本はそれを認めなかった(私の裁判の「陳述書」参照)。岡本によれば、新聞では署名記事がもはや常識であり、自分の発言が出る担当記事において実名は出すのは当然、とのことであった。

念のために、2007年11月より前に、伊藤耕太郎・清宮美稚子・中本直子の実名がそれぞれ『世界』誌上に掲載されていることを画像つきで示しておこう。

伊藤耕太郎(2007年10月号)

清宮美稚子(2007年6月号)

中本直子(2007年11月号)

その他の人物については面倒なので画像は挙げないが、それぞれの名前の後に「世界」と入力してgoogleで検索すれば、彼ら・彼女らが『世界』編集部員であったことを示す記述が出てくる。

また、『世界』の連載が単行本化された場合、謝辞などで『世界』編集部員として名前が挙げられるのも珍しくない。要するに、彼ら・彼女らが『世界』編集部員である(あった)ことは、私が社員であるかどうかにかかわらず、公刊されている雑誌や書籍から知りうるものであり、何ら秘匿性はない。

例えば朝日新聞の政治面に、Aという記者が実名で記事を書いていた場合、それを「政治部 A記者」と書くようなものだ。私が会社に、新聞の場合は「個人情報・プライバシーの侵害」にならないということか、と聞くと、会社(小松代)は、それはその新聞社が判断することだから答えられない、と言う。こんな議論を大真面目にやっているのである。

また、②に関しては、会社は「全員現在も社員として在籍している」という私の記述を問題にしており、「ある社員が現在、在籍しているか退職しているかも個人情報・プライバシー」(宮部専務取締役、9月27日発言)とのことである。

だが、そんなことを言い出せば、会社の電話案内の人物は、Aという社員に代わるようにという外部の人間の電話に対して、Aが退職していた場合、どう答えればいいのだろうか。会社の主張に従えば、「Aはもう退職しました」と答えるのは個人情報・プライバシーの侵害にあたるのだから、この場合、「Aが在籍しているか退職しているかは個人情報・プライバシーに属するのでおつなぎできない」とでも言わなければならないのだろうか。会社の主張は一般常識から懸け離れたものである。そして、私が挙げた人物は、すべて遠くない日時に岩波書店社員であることを公表している人々なのであるから、個人情報・プライバシーの侵害であるはずもない。

しかも、私が会社に対して、「会社の主張にしたがえば、『週刊新潮』が私に関する記事の中で私が『世界』編集部に所属していたこと等を書いたことも、個人情報・プライバシーの侵害にあたるはずですが、なぜ会社は新潮社に抗議しなかったのですか」と聞いたところ、二人とも一瞬虚を衝かれた感じであったが、宮部取締役は、「それは外部の人間によるものだからまた話が違うよ。取材の自由があるから」と答えている(9月17日)。だが、それならば「個人情報・プライバシーの侵害」などという会社の主張はますます意味をなさなくなる。支離滅裂である。


3.

会社がこのような言いがかりとしか思えない主張を私にぶつけてきたのは、荻原記者の証言が正しければ、私が名前を挙げた人物に、『週刊新潮』に密告・協力した人物との嫌疑がかかってしまうということも理由かもしれない。

だが、だとすれば、会社は弁護士会照会に対してまともに応答し、調査の結果、密告した人間がいなかったのならば、その旨回答すればよいだけの話である。

ところが、会社の9月17日付の文書による回答は、こちらの質問に対して、「わかりません」「お答えできません」の一点張りという、まともに応対する気があるとは思えないものであった。要するに、会社は、照会に応じて嫌疑を晴らせばよいにもかかわらず(もし密告していなければ、だが)、それをせずに、言いがかりをつけて名前を削除せよと主張しているのである。

会社は、照会にまともに応じて、「新潮社からの取材に協力した<『世界』編集部員>も<『世界』編集部に非常に近い関係者>も存在しない」などと答えれば、被告である新潮社・佐藤優に不利になると考えて、このような態度をとっているのだと思われる。本末転倒とはこのことである。

なお、私が名前を挙げた人物が、「自分は『週刊新潮』に密告も協力もしていないのだから、そのような嫌疑がかかるのは嫌なので、削除してほしい」と私に言ってくるならば、私も当然それには応じるが、会社側(小松代取締役)によれば、私への注意は名前を挙げられた人物の要請があったからではないとのことである。また会社は、私が「社員として知った情報」を漏らした云々とは主張しているが、『週刊新潮』に密告・協力した人物との嫌疑がかかるから問題だとは一言も述べていない。それを言うと、照会書にまともに答えればよいではないか、ということになるからであろう。


4.

会社側の主張は、荻原記者の陳述書と照らし合わせると、より珍妙なものになる。

荻原は、取材経緯について、以下のように述べている(強調は引用者)。

「金氏の以前の所属部署であった『世界』編集部にも電話をし、金氏の評判、異動の経緯などを取材しようとしましたが、岡本厚編集長は「金氏がかつて所属していたのは事実だが、総務部に一任しているので取材には応じられない」という返答でした。
「本件記事のスタート時において、私は『IMPACTION』に金光翔氏の論文が掲載されたことは疑いようのない事実であるため、まずすべきことは金氏が岩波の社員であるということの裏付けだと思いました。この点は、取材の中で、岩波書店の2名の関係者から証言を得ているだけではなく、岩波の校正部のクワバラ氏、『世界』編集部の岡本編集長、更に、岩波の総務部も認めていましたので、私は事実に間違いないと判断しました。


したがって、荻原の陳述書のこの箇所の記述が事実であるとすれば、岡本取締役(『世界』編集長)は①に違反しており、また、岡本取締役、桑原正雄取締役(「クワバラ氏」)は②に違反していることになる。また、総務部長である小松代取締役も、総務部の②に関する違反に責任を有するであろう。

また、荻原の記述が事実でないとすれば、会社が荻原や新潮社に対して抗議等を行なわないのはおかしい。荻原の陳述書は、法廷で陳述されたものであるから、一般公開されているものであり、また、私は全文をウェブ上で公開している。

荻原の陳述書をウェブ上に公開していることや、その中で荻原が『世界』編集部員らが自分の取材に協力したと述べていることは、私のブログで何度も触れており(例えば2010年7月23日付「第9回口頭弁論期日報告」)、会社は私のブログを(今回の注意からも分かるように)見ているとのことであるから、会社が荻原の陳述書の存在を知らないはずがない(一応、9月28日にコピーを正式に提出した)。それでいて放置しているのであるから、①も②も、会社は本音では大して重要だと思っていないか、単なる言いがかりなので昔読んだときに読み飛ばしたか、どちらかではないか。


5.

以上、会社の主張が単なる言いがかりとしか言いようがない、支離滅裂なものであることを指摘してきたが、もう一つの問題は、なぜこの時期にこのような主張を会社が行なってきたか、である。もちろん、上で述べた、名前を挙げた人物への嫌疑の件もあるかもしれないが、私が考えているのは、岩波書店労働組合の主張との関係である。

実は、この「岩波書店への弁護士会照会」の記事に関しては、岩波労組執行委員会からも、9月9日に、個人名を削除するよう文書で要求が来ている。それによれば、この事態は、「組合員個々人が外部からの暴力や妨害にさらされることなく安心して出版活動に就くための配慮に関わる視点からみて不適切であり、労働組合として看過できません。該当部分の速やかな削除を求めます。」とのことである。

「外部からの暴力や妨害」云々の意味が分からなかったので、文書を渡しに来た渡辺尚人委員長と山田まり委員に質問した。それによれば、『世界』編集部にはかつて、右翼が抗議に来たことがあるから、実名を出すのは「外部からの暴力や妨害にさらされる」恐れをもたらすから問題、とのことであった。

私が、『世界』誌上で既に名前が出ているではないか、と答えると、渡辺らは、「それは本人が了承しているから問題ない」と言う。

私が、「以前、『世界』への配属の際に、自分の名前を出すのをやめたい旨述べたが、岡本編集長は断固として認めなかった。誌上に名前が出るのは、会社の方針なのだから、「外部からの暴力や妨害にさらされる」のをあなたたちが本気で危惧しているならば、抗議して編集部員の名前を出さないようにさせるべきではないのか。また、これまでこの件について組合として会社に抗議したことはあるのか。」と聞くと、渡辺らは、「抗議したことはない。それは会社が決めることなので、この件とは別」と言う。この人たちとは会話が通じない。

岩波労組は多分、私が名前を挙げた人物に『週刊新潮』に密告・協力した人物との嫌疑がかかってしまうということで、上のような抗議をしたのではないか。ところがそれを言えば、会社が照会書にまともに答えればよい、という話になりかねないので、そうは言わず、恐らく誰も本音では信じていない「外部からの暴力や妨害にさらされる」云々と主張しているのだと思われる。

さて、興味深く思われるのは、岩波労組による私への注意の後に、会社による私への注意が来ている点である。

前回記事で私は、岩波労組内部で、金および首都圏労働組合に対する会社の弱腰を非難し、会社に弾圧させようと扇動する動きが活発化している点を指摘した。今回の会社の私への注意は、その一つの現われと捉えることもできるように思われる。

会社側は、高まる岩波労組の私への不満に対して、岩波労組をなだめるために、私への言いがかりとしか言いようがない削除要求を行ってきているのではないか。このところ、岩波労組員による、経営責任を追及せよという主張が出始めているが、経営陣には、2002~3年の大幅賃下げ時に、社長の辞任をはじめ、役員体制が大幅に変わらざるを得なかったことが念頭にあるのかもしれない。

もしそうならば、経営陣による今回の削除要請は、個人ブログへの干渉として道義的・倫理的に大きな問題があるのはもちろんのこと、愚劣かつ陋劣な振る舞いを続けている岩波労組のような集団に経営陣が振り回されていることを意味しているのであって、企業体としての将来性に疑問を投げかけると言わざるを得まい。

(金光翔)

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