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アジアプレスに送ったメール

 下記の件に関してアジアプレスに送ったメールを公開します。メールを書きながら、「冠省」は「草々」で結んだ方がよいのではないか、と余計なことを考えました。返事があればまたブログでお知らせします。


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アジアプレス・インターナショナル
代表 野中章弘様
大阪オフィス代表 石丸次郎様


 突然のメール失礼致します。貴団体のメンバーで大阪オフィス代表の石丸次郎氏が、石丸氏の朝鮮民主主義人民共和国関連報道のあり方を以前から批判していた、あるブログの著者(在日朝鮮人)に対して、ブログ記事の削除を要求されている件に関し、ご連絡差し上げました。

 まず事実関係を時系列に整理しましたので、私の認識に誤りがありましたらご指摘ください。


(1)ブログ「スーパーゲームズワークショップエンターテイメント」の著者(ZED氏)が、2011年2月25日付記事において、日韓で創刊され、石丸氏が編集発行人を務める『リムジンガン』がNED(米国国立民主主義基金)の資金援助を受けていることを指摘し、朝鮮民主主義人民共和国に関する石丸氏の報道が公正な立場から行われていないことを改めて批判する内容の記事を公開(下記記事①の赤字【追記】を除く本文)。

 http://sgwse.dou-jin.com/Entry/229/

(2)翌2月26日に、石丸氏がZED氏に対して、記事①の削除および石丸氏が「2010年3月17日発行リムジンガン第四号に掲載した『お知らせ』」のブログ上での周知(『リムジンガン』が日韓分裂し、朝鮮語版がNEDの資金提供を受けている旨の内部事情が会員向けに説明されている)、さらに「身分を明かし」た上での謝罪を要求し、ZED氏のこれまでの石丸氏批判記事についても法的措置を検討し、「上記が受け入れられない場合、大阪地方裁判所に名誉棄損および、信用棄損、偽計業務妨害の罪で告発し、あなたに損害賠償を求めることの検討を開始」する旨のメールを送付。その後、ZED氏が石丸氏のメールを公開し、『お知らせ』の掲載に応じた上で、石丸氏の対応を批判する記事を公開(下記記事②の冒頭【転送歓迎!】を除く本文)。

 http://sgwse.dou-jin.com/Entry/230/

(3)2月28日に、ZED氏が記事①において事実関係の誤りを改めて認めた上で、記事の削除に応じられない理由を説明する追記を掲載(記事①の赤字【追記】)。石丸氏がZED氏に対して「最後通牒」を送付(下記記事③の冒頭青字部分)。

 http://sgwse.dou-jin.com/Entry/231/

(4)翌3月1日に、ZED氏が石丸氏の「最後通牒」および記事の削除に応じられない理由の詳細を含む石丸氏批判の記事を公開(上記記事③)。


 以上が正しいという前提でですが、私は、ZED氏が事実関係の誤りを認め、それを明記した上で、記事①の削除に応じられない理由を改めて説明している以上、石丸氏がZED氏に対して「法的措置」をこれ見よがしに記事の即時全面削除を強いることは不当であると考えます。ZED氏の一連の石丸氏批判は(かなり辛辣なものではありますが)記事①を含め「公正な論評」の範疇に属し、「名誉棄損」はもとより、「信用棄損罪」や「偽計業務妨害罪」にも当たらないと思います。とりわけ、一市民であるZED氏の批判に対して、著名なジャーナリストであり、インターネット上でも日々意欲的に情報を発信されている石丸氏が、公的に一切反論されないまま、いきなりプロバイダに当該記事の削除とZED氏の発信者情報開示を請求されるのであれば、それは事実上の「言論封殺行為」とも言えるのではないでしょうか。何より、石丸氏の朝鮮民主主義人民共和国関連報道が公正な立場から行われていないというZED氏の一連の批判の核心――石丸氏が「北朝鮮に対する植民地支配の賠償を否定したり、太陽政策や南北の和解、総連と民団の和解といった朝鮮民族の対立緩和や和解に向けた行為を口を極めて誹謗中傷する」こと(記事③)――は、(あるいは石丸氏がこれまでZED氏の度重なる批判にまったく反論されてこなかったことからも示唆されるかもしれませんが)、極めて説得的であると私は思います。


 野中氏は『ジャーナリズムの条件4――ジャーナリズムの可能性』(岩波書店、2005年)で次のように述べられています。

 「現代の喫緊の課題は戦争と平和をめぐるものばかりではない。個人情報保護法をはじめ、市民の自由な活動や言論・表現の自由を制限する法律が成立し、同様な新たな法案がつぎつぎと起草されたりもしている。こうした公権力の動きを監視しチェックするのがジャーナリズムの大きな役割であり、それを後押しする市民や世論の存在が民主主義社会においては不可欠なものであろう。
 だが、近年の市民とジャーナリズムの関係を見るかぎり、それが成立しにくくなっている。たとえば、人権やプライバシー侵害などの報道被害が繰り返され、メディア側の身勝手さが指摘された。メディア不信が横たわる現代のジャーナリズムは、あたかも公権力と市民から挟み撃ちにされ、隘路に追い詰められたかのようである。」(刊行にあたって)

 「私はインディペンデントであることを後悔したことはない。やせ我慢ではなく、インディペンデントであるからこそ、権力を批判するというジャーナリズムの精神を遺憾なく発揮することができると信じるからである。事実、私の周囲にいるジャーナリストたちはそれぞれの場で、権力の横暴に対して鋭い反撃の矢を放ち続けている。」(p.3)

 「私はこれまでの経験から、ジャーナリストのもっとも大切な役割は、戦争に反対することだと思っている。戦争は過去のものであれ、いつでも人びとの生活を全面的に破壊する。人間の幸せと希望をすべて打ち砕いてしまう。私はその酷さをひたすら恐れる。各地で戦争をめぐる現場に立ち会った者の責任として、戦争を許容することだけはどうしてもできない。それはジャーナリストとして生きる者の倫理だと胸に刻んできた。」(pp.3-4)


 私には、「メディア不信が横たわる現代のジャーナリズム」の「隘路」は、まさに野中氏の「周囲にいるジャーナリスト」の一人である石丸氏――「インディペンデント」――が、「戦争を許容」し(記事③参照)、ZED氏のような「市民の自由な活動や言論・表現の自由を制限」しかねない言動を取ってしまっていることによって、いっそう出口を見失っているように思えてなりません。


 「イラク戦争の新聞報道を読みながら、「新聞よ、お前もか」と落胆したことは一度や二度ではない。立場や視点のちがいでは説明できない、ジャーナリズムの原則そのものの破綻があちこちで現れてきたからである。より致命的なのは、新聞が自らの問題点を省みようとしないことだった。原則に照らして「恥じる」ということがない。自己検証と自省という言葉は不在のままである。自律能力の欠如、規範の放棄という点では、新聞はもはやテレビを笑えない。」(p.18)


 僭越ながら、野中氏にはどうかご自身の「原則」――「ジャーナリストとして生きる者の倫理」――に立ち返り、石丸氏の言動を誠実に検証されることをお願いしたく思います。石丸氏におかれては、ZED氏の批判に対してあくまで言論で応酬されることを強く望みます。なお、このメールは私の個人ブログに公開させていただきますが(ブログ「media debugger」2011年3月1日付記事)、文責は全面的に私個人にあり、ZED氏にも事前の連絡や許可を一切取っておりません。もし、メールの内容に関してご批判がある場合は、私個人に宛ててご連絡ください。お返事を含めやり取りはすべて公開とさせていただきますので、ご了承いただければ幸いです。それでは失礼致します。


2011年3月1日

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