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nessko URL 2011-05-13 (金) 12:18

天皇に関してはこちらのブログ主とまったく意見が合わない者ですが、コメントします。

>福田 皇室は怖いですね。被災者を那須の御用邸のお風呂に入れちゃうわけでしょ。
>加藤 同感です。職員のお風呂とはいえ、やっぱりちょっとすごい。(p.146)

被災者にお風呂を提供しただけで「皇室は怖いですね」「同感です」というのはなんなんでしょう。
福田や加藤は自分の家の風呂に他所の人をぜーったいに入れたくないんだな、ということだけは伝わってきますが、そうじゃない人だっているということでしょう。

日本近代の通史を読んだり、戦時中のことを覚えている年長者の話を聞いたりするだけで、軍隊にしろ政治にしろ、マニュアルがあったからってその通りにうまくいくものではないし、戦時中であろうがなかろうが人間そんなに単純じゃないというのはわかるわけですが、彼らはそんなこと百も承知の上で、あえて、この場の流れでこういう話をしているのでしょうね。

彼らにとっては、天皇も自衛隊も被災者も原発の作業員も、自分たちのサークルの外にいる話の肴でしかないんですね。
こういうアホな鼎談をやめられない職業インテリ独特の性向を自己分析しようという気配はない。戦前も戦時中も、同じようなことやってた文化人はいるんだろう。そして言説と誌面を仕切るのが彼らであるから、彼らを外側から批判することだけは封じられている。

ネットの普及によって、これからは少しは変わるかもしれないけれども、彼らのサークルは閉じたままでしょうね。

おぴょぴょ URL 2011-05-13 (金) 22:39

天皇制日の丸君が代大好きなんて言ってる頭のおかしいあなたから言われても

m_debugger URL 2011-05-15 (日) 20:47

>nesskoさん、おぴょぴょさん
週末ちょっと立て込んでいたため、お返事遅れてすみません。

>福田や加藤は自分の家の風呂に他所の人をぜーったいに入れたくないんだな、ということだけは伝わってきますが、そうじゃない人だっているということでしょう。

自宅の風呂に他人を入れればよいというものでもないですが、福田と加藤の感覚は一般の?天皇制支持者から見ても異常であるということですね。
ただ、私としては、それが「福田や加藤は天皇の寛大な御心に異を唱える不敬な連中である」といった類の批判につながりかねないことを危惧します。人間を完璧にマニュアル通りには動かせないことは当然でしょうが(そもそもマニュアル自体が最悪のものでしたが)、天皇制が「皇民化」教育を通じてそれをかなりの程度成し遂げてしまったこともまた歴史の事実だと思います。その一つが現在まで引き継がれているアジア人に対する日本人のレイシズムでしょう。

>こういうアホな鼎談をやめられない職業インテリ独特の性向を自己分析しようという気配はない。戦前も戦時中も、同じようなことやってた文化人はいるんだろう。

これは同感です。福田は「岩波書店の著者」ではありませんが、加藤も佐藤も「岩波書店の著者」(それも大型)ですから、彼ら・彼女らの内輪のサークルは、同業者であるリベラル・左派メディアに対しては開かれているのでしょうね。

おぴょぴょ URL 2011-05-16 (月) 02:01

前回のnessko氏へのコメントは取り乱してしまって申し訳ない。
脱線するかもしれんが、「那須御用邸の職員用風呂の開放」の他にも、「御料牧場で取れた食品の提供」のニュースを流し、
慈愛なる美談として垂れ流された。しかしこのニュースを聞い改めて思ったのが、この一族のために特別な静養、食料の施設が有りることの事が再確認された訳だ。もちろん税金で養われてる(牧場は赤字経営)。「陛下の御身心」と言うがこれへの批判を隠蔽するために執り行ったのでは?と勘ぐってしまう。
御料牧場で取れた食品だって、距離的に放射能物質の影響は受けてるはずだから皇族には出せないと判断して被災者に提供してしまったのでは?それに大体、「御用邸の職員用風呂」なんてのもこれが別の省庁だったら税金の無駄では?とツッコミが入るだろう。
実際、年に数回しか静養に来ない皇族どころか職員も専用の風呂?ふざけんじゃないよって思うわ。
こんな浪費をひた隠しに被災地で慈愛に満ちたパフォーマンス。特にアピールされた「膝をついて被災者に声をかけられる陛下」
なんてのは「陛下がこちら庶民に降りてきた」なんてより「この上ない身分の方が平民に腰をおろしたのですぞ」と身分の違いをハッキリさせる言葉にしか思えなかった。
今回の震災で天皇家は脆弱化していた存在を強化するためのに八面六臂の大活躍をおこなった・・・。
自衛隊もここで避難するべきではないという風潮もありしっかりタブーか強化されましたな・・。
「日の丸」の付いた「自衛隊機」から降りてくる「両陛下」は彼らの「勝利宣言」だったのだろうか・・・。

m_debugger URL 2011-05-16 (月) 22:15

>おぴょぴょさん

「御料牧場」については存在すら知らず、「慈愛なる美談」もスルーしていました(笑)。すみません。Wikipediaを見たら、「御料牧場」では「当初から一貫して有機農業が行われている」そうですね。すぐに先日自殺した福島の有機農家のことを思い出しました。

もう潰れましたが、以前近所に自然食品の店があって、店頭に「チャイナフリー」というポスターが堂々と張り出されていました。そうした店が「福島フリー」キャンペーンを大々的に打ち出すようになる可能性は今後もないだろうと思いますが(「チャイナフリー」が単なるLOHAS志向ではなくレイシズムに基づいていることがよくわかります)、これだけ放射能を撒き散らしていれば、「TPPが日本を壊す」どころではなく、韓国、朝鮮、中国を始め全世界に大迷惑ですね。「御料牧場」の食品が皇族に回されない代わりに被災者に提供されたのではというご推測はもっともだと思います。

状況が酷すぎるので、被災者の中に天皇一族の慰問や、一部施設や食料の「提供」に感激してしまう人々もいるのは当然としても、リベラル・左派メディアまでが天皇の「御心」を絶賛しているあたりが終わっています。例えば今月号(6月号)の『世界』(寺島実郎)がそうですね。

自衛隊もですが、天皇制に対する心情的な支持は、今後ますます日本国民に一般化すると思います。日本は経済的には相当落ちぶれていくでしょうが、原子力政策が行き詰まったヨーロッパのように、石油資源などを奪うために他国に対する「人道的介入」(=侵略)をする道を、リベラル・左派が開こうとする可能性は高いのではないでしょうか。その前提にはもちろん彼ら・彼女らの天皇制に対する「適応」があるわけですが。

おぴょぴょ URL 2011-05-17 (火) 03:57

一応、こういうニュースも有ります。
http://news.www.infoseek.co.jp/society/story/mainichi_20110513k0000m040028000c/
天皇、皇后両陛下:福島産の野菜を購入 風評被害に心痛め (毎日新聞)
>同庁によると、両陛下は福島空港を自衛隊機で出発する際、箱詰めされたアスパラガス、シイタケ、ブロッコリー、イチゴなどを計3箱購入した。県が用意したもので、それぞれ両陛下、皇太子ご一家、秋篠宮ご一家用という。

この文面だと県が用意したものを無理矢理買わされたのか?wのような気もしますが、まあ実際食するかは藪の中ですけどね・・。
しかし老体に鞭打たれて本人の意志必要以上にやらされてるようにも見えはしますが、先も短いし、跡継ぎはショボイし高年層には皇后の「ミッチーブーム世代」でカリスマだったりするので、現代版「国体護持」を達成する絶好の巡幸なんでしょうね。
ちなみにこのニュースの後、購入した中にもあったシイタケが規制値を超えるセシウムを検出したとありました。
http://www.jiji.com/jc/eqa?g=eqa&k=2011051500249
購入だけのパフォーマンスでこっそり破棄してるのか宮内庁職員の口元に持って行ったのかなw

m_debugger URL 2011-05-18 (水) 19:50

昨日発行の『女性自身』(たまたま友人の家にあった)によれば、福島県が無料で提供するはずだった野菜3箱を「両陛下」が「私費でお買い求め」になったそうです。「私費」って何だよと思いますが、そのうち1箱は皇太子一家に送ったそうで、記事のタイトルは「美智子さま 被災地に行かない雅子さまへ 福島から送った「嘆きの野菜」!」でした・・・。

私は天皇一族の人間関係にはまったく興味はありませんが、彼ら・彼女らが実際に福島産の野菜を食べようが食べまいが、天皇が福島産の野菜を買い求めたらしいことの政治的・社会的意味や影響力は甚大でしょうね。農家らへの正当な補償を実施させた上で、放射能のリスクを最小限に食い止めるよう、東電や政府に要求することへの国民の支持は、天皇の今回の行動によって、かなりの程度弱められてしまう(しまった)のではないでしょうか。この種の「美談」が長期的に一体どれほどの加害をもたらすか(そして天皇が絶対にその責任を負わないこと)を考えるだけでも、天皇制はやはり批判せざるをえません。

おぴょぴょ URL 2011-05-22 (日) 02:38

飛ばし記事かも知れませんが、こんなのが・・w。

なんて罪深い
「東電株」暴落で天皇家まで含み損
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/4636

ホントだとしたら原発の被害を矮小化するようなパフォーマンスを努めたのはこれが原因なのかな?w
確かに原発超推進派だった東電元会長平岩外四は晩年は宮内庁参与でしたね。
しかしこの記事も、「そんな陛下に、「人災」で大損をさせてしまった東電と菅政権。罪は深い・・・。」とm_debugger氏が発言したとおり、「天皇には責任を負わないこと」、で話を締めてるのが象徴的です。
某雑誌ではある芸能人が番組のスポンサーが電力会社だっただけで原発推進者扱いされるのに比べたら、
こないだの六カ所の話といい、よっぽど「協力者」じゃないかな?w

m_debugger URL 2011-05-22 (日) 11:42

>おぴょぴょさん
宮内庁は否定してるんですかね?してなければ本当なのではないでしょうか。
まあ天皇が責任を取るなら天皇制自体がとっくに存在していないですけどね。

おぴょぴょ URL 2011-06-10 (金) 04:55

天皇ネタばかり連投ですいませんw。
ある左派(本人はアナーキストを自称してる)らしい人のブログだそうです。決してネトウヨのブログではございません。これは特殊な例なんでしょうか。
現天皇を良心的人物決めうちしリベラルや左派の味方と錯覚してる輩が最近増殖しておりますが、末期的ですね。
http://honmaya.exblog.jp/12813935/
> ここは平和憲法九条擁護を奨励し、東日本大震災の被災各地の慰問に訪れ、方々の惨状に心痛められた昭仁天皇陛下にご登場ねがい、ネットでウヨウヨうごめき国難を煽るネトウヨ勢力と、いまだ原発利権に目のくらんだ政界とマスコミの魑魅魍魎に、がつんと一発「国民の命を愛おしめ」「人命に優先するなにものも無し」と原発推進に待った!をかけるありがたいおことばを頂戴したく思います。
>陛下のおことばで日本は救われます。日本人はこんどこそ覚醒されます。
>m(_ _)m

天皇の言葉で状況が一変するような事態はれっきとした憲法違反なんですが、本人は自覚してないようです。
それにこんなのがもし実行されたらよその国からは日本は70年経っても民衆で判断出来ないバカの国なのかと思われるだけでしょう。
ここ数年、一部のリベラル左派に天皇に「リベラルな人格」を想定してその天皇の影響力で日本のリベラル化を促進したいと平然と公言する輩が増えているのは事実です。非常に憂慮すべき事態だと思います。これは極端な例だとも思えません。

m_debugger URL 2011-06-12 (日) 19:28

>おぴょぴょさん
お返事遅れてすみません。

>それにこんなのがもし実行されたらよその国からは日本は70年経っても民衆で判断出来ないバカの国なのかと思われるだけでしょう。
というのはごもっともですね。

リベラル・左派による天皇制の肯定というのは、「国民戦線」を成立させるためには必須の条件ですから、明仁を「私人」として評価したい(評価することを通じて天皇制を肯定する口実を得たい)という欲望は、保守・右派よりもむしろリベラル・左派に強いのではないかと思います。

昨日の「6.11新宿・原発やめろデモ!!!!」では、当初「八紘一宇の大道理想世界を創出する」ことを綱領に掲げる右翼団体のアピールタイムが設けられることになっていたようですね。最終的には「主催者側の都合によりなくなりました」が、「ヘイトスピーチに反対する会」ブログのコメントの大半は「国民戦線」路線ですから、天皇制についても賛成・容認が大半を占めるのでしょう。ご紹介のブログ氏が極端な例であるとは私も思いません。
http://livingtogether.blog91.fc2.com/blog-entry-96.html

おぴょぴょ URL 2011-06-15 (水) 02:58

上記の「ヘイトスピーチに反対する会」のブログ読みました。
コメントが酷い有様ですね。
しかも批判コメントを書き込んでるのがモロウヨもいますが、左派系からの非難もやはりありますね。
特に「お前らこそ排外主義者」とボロクソに書いてる「やつらだ」は私が上記で紹介したブログの主と気が合うらしく、よく「やつらだ」のブログに投稿してるのを見ます。
この「やつらだ」は以前金光翔氏を批判(というかほとんど中傷)しています。今回と同じで排外主義者、言論弾圧だと。
『佐藤優現象』というバカサヨクによる戯言w
http://anarchist.seesaa.net/article/134638722.html
で、この人も例に漏れず、(裕仁はボロクソに叩きますが)現皇族をリベラルな人格者と持ち上げてるんですねえ。
http://anarchist.seesaa.net/article/33475998.html
http://anarchist.seesaa.net/article/117241862.html
この人別のエントリでは福島や茨城の食品を食べようとアピールしたり食べさせてる連中を「殺人者」呼ばわりしてますが、
福島の野菜を「ご購入」されたり茨城の海で採れた魚を「ご賞味」なさったあの方はもう「凶悪殺人者」レベルだと思うのですが、スルーしてますねえ。
これが左右問わず天皇信者の特徴ですね。自分の都合(思想)に合う話は誉めあげて、気に入らなければスルー。というのは。

m_debugger URL 2011-06-16 (木) 20:50

>おぴょぴょさん

「反米嫌日戦線」は私も昔読んでいたことがあります。今から考えれば<佐藤優現象>を先取りするブログだったと思いますが、そのためしばらく経つとリベラル・左派のブログ全般が同じような傾向になり、わざわざ読む価値もなくなり、現在に至る、という感じですね。金光翔さんに対する中傷については、以前間接的に取り上げたことがあります。
http://mdebugger.blog88.fc2.com/blog-entry-111.html#f4

天皇(制)に関する言説が典型的ですが、<佐藤優現象>がどのように下から推進されているかを観察するには、絶好のブログかもしれませんね。

「サヨク」は「左翼」に立ち返れ URL 2011-06-29 (水) 23:40

久々に書き込ませて頂きます。

>おぴょぴょさん

>>ここは平和憲法九条擁護を奨励し、東日本大震災の被災各地の慰問に訪れ、方々の惨状に心痛められた昭仁天皇陛下にご登場ねがい、


帝政ロシアの「良きツァーリ」幻想の日本版と言うべきか。天皇制神話を支えているのは、『水戸黄門』等の時代劇の影響も大きいと思いますね。「高貴な御方」は悪くない、悪いのは下で私腹を肥やしている悪代官や役人たちであるという、まさにあのドラマの構図が「リベラル左派」の天皇信者たちの脳髄に埋め込まれているのではないのでしょうか。所詮、日本の「戦後民主主義」が、「与えられた」ものでしかない来歴を思えば、「リベラル」諸氏が「葵の印籠」(否、「菊花の印籠」か…)を振りかざす「正義の味方」の登場を熱望するのは当然の成り行きと言えるでしょう。そして「がんばろう日本」の掛け声の下、この国の差別構造は、見事に隠蔽されてしまうわけです。

m_debugger URL 2011-06-30 (木) 22:07

>「サヨク」は「左翼」に立ち返れさん

お久し振りです。

> 帝政ロシアの「良きツァーリ」幻想の日本版と言うべきか。天皇制神話を支えているのは、『水戸黄門』等の時代劇の影響も大きいと思いますね。

私は時代劇はまったく見ないのですが、否定できないところが怖いですね。そういえば『坂の上の雲』もまだ続いてるんでしたっけ。

>所詮、日本の「戦後民主主義」が、「与えられた」ものでしかない来歴を思えば、「リベラル」諸氏が「葵の印籠」(否、「菊花の印籠」か…)を振りかざす「正義の味方」の登場を熱望するのは当然の成り行きと言えるでしょう。そして「がんばろう日本」の掛け声の下、この国の差別構造は、見事に隠蔽されてしまうわけです。

また「与えられた」ものを日本国民が自ら勝ち取ったと思っているらしい(思いたがっている)ところも痛いですよね。もっとも、天皇制は日本のリベラル・左派が自ら選び直しているから存続していると言えるかもしれませんが。

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大日本帝国bot――加藤陽子×佐藤優×福田和也(前編)

 以前、扶桑社の「超世代文芸クォリティマガジン」こと『en-taxi』(慶應義塾大学・福田和也ゼミの同人誌的自称クォリティマガジン)で連載中の加藤陽子・佐藤優・福田和也の鼎談を紹介したが(「加藤陽子、「天皇は戦争責任の被害者」史観を語る」)、このシリーズ「歴史からの伝言」の最新号(2011年春号)が凄いことになっている。鼎談のタイトルは「危機下の宰相――原敬と「おとな」の政治」(「Series 歴史からの伝言 vol.5」)。タイトルから予想されるように福島原発「事故」後の情勢を踏まえた鼎談だが、各種の設定はデフォルトで大日本帝国になっている。佐藤の第一声を手始めに、主な妄言を抜き出してみよう(強調はすべて引用者による)。


●「統帥権の発動」


佐藤 三月十六日に天皇のビデオメッセージがありました。「人々の雄々しさに深く胸を打たれ」たと。この「雄々しさ」という言葉は明らかに明治天皇が詠んだ御製(天皇の作った詩歌)を意識していますね。「敷島の大和心の雄々しさは、事あるときぞあらわれにけり」。僕はあれを統帥権の発動と見たんです。事実その翌日からハイパーレスキュー隊が動き始めた。(p.146)


 台詞の前半は最早ネットや各誌で見飽きた感があるが、流石に「統帥権の発動」には仰天した。これまでも薄々感じてきたことだが、もしかして佐藤は自分が市民社会に生きているという現実に本気で気づいていないのではあるまいか?福田でさえ佐藤の「統帥権の発動」には深入りせず、次の無難な(?)大日本帝国トークでかわしている(ただし、しばらく後で加藤はあっさり深入りしている)。


●「皇室は怖い」


福田 皇室は怖いですね。被災者を那須の御用邸のお風呂に入れちゃうわけでしょ。

加藤 同感です。職員のお風呂とはいえ、やっぱりちょっとすごい。(p.146)


 「那須の御用邸のお風呂」どころか、皇室の財産は、アジアの民衆と日本国民に対する恥ずべき略奪・搾取の歴史博物館のようなものだろう。福田や加藤は「下賎」な被災者を「御用邸のお風呂に入れちゃう」皇室の「大胆さ」あるいは「寛容さ」に戸惑っているようだが(おそらくは嫉妬もあるのだろうが)、これなどはインドの高級ホテルのスイートルームに宿泊した際に信者を同室に雑魚寝させたという麻原彰晃の「畏れ多さ」に嘆息するオウム信者のようなメンタリティではないかと思う。つくづくどうしようもない連中である。


●「統帥綱領」「統帥参考」「軍人勅諭」


加藤 確かに天皇の言葉は、現場で命がけで働いている人に、強く訴える力がありそうですね。では、たとえば総理にそれを求めるとしたら、佐藤さんならどんな人が浮かびますか?

佐藤 浮かばない。僕は生命至上主義を超えろっていう感覚ですからね。これは「近代の超克」の問題だと思うのですが、合理主義、生命至上主義、それから個人主義、この三つによって融合した戦後のシステムの中だと変われないんです。今回の津波にしても二十三メートルの津波に対応できるように三十メートルの堤防を造ろうという思想とか、マグニチュード九・〇の地震が起きたから、今度九・四に備えろという、これじゃダメなんです。想定したことを超えたことが起きてる。それに対応するためには新しい思想が必要だと思うんです。恐怖を超えないといけない。〔「東電の幹部たち」などの「エリート」を〕萎縮させるのではなくて。そのへんの技法は旧日本陸軍の指導書である「統帥綱領」や「統帥参考」にあるんじゃないかと思うんですよ。(p.146)


 東電や東電を擁護する佐藤のような「原発文化人」による、「想定したことを超えたことが起きてる」という決まり文句が大嘘であることは、今では多くの人々が知っているが(もっとも、東電や政府、原子力安全・保安院、原子力安全委員会などの無能・無責任ぶりは、私たちの「想定したことを超え」続けているわけだが)、それはともかく、佐藤は「それに対応するためには新しい思想が必要だ」として、大日本帝国の「思想」を礼賛しているのであった。「近代の超克」と「統帥綱領」・「統帥参考」については後述するが、これらの大日本帝国の汚物が、なぜ「新しい思想」ということになっているのかは、目くるめく謎である。驚いたことに、佐藤の没論理極まりない一連の発言に対して、加藤は、福田のように話題を逸らすこともせず普通に応じている。伊達に「血液型占い史観」を語っていたわけではないのである(?)。


加藤 「統帥綱領」や「統帥参考」は、考える前に無条件にどう身体を動かせるようにさせるかという点で、非常によくできているマニュアルですね。特に、軍人の心構えを説いた「軍人勅諭」は、西周が書いただけあって、天皇と国家のために、頭と身体、双方がよく動くように、合理性とは別の次元で、感性に訴えるように書かれている。(p.147)


 「考える前に無条件に」「身体を動かせるようにさせる」というのは、端的に天皇制ファシズムの洗脳だとしか思えない。佐藤相手に同じレベルで一歩も引かない加藤には心底脱帽するが、「考え」ずに「身体を動か」すだけでよいのなら、もう人間ではなく昆虫か何かで充分ではないだろうか。加藤が褒め称えているらしい西周起草の「軍人勅諭」はネット上でも読むことができるので、試みに何節か紹介しておこう(▼1)。参考までにネット上にあった「現代語訳」を併記する。

原文:「我国の軍隊は世々天皇の統率し給ふ所にそある昔神武天皇躬つから大伴物部の兵ともを率ゐ中国のまつろはぬものともを討ち平け給ひ高御座に即かせられて天下しろしめし給ひしより二千五百有余年を経ぬ

現代語訳:「我が国の軍隊は代々天皇が統率している。昔、神武天皇みずから大伴氏(古代の豪族)や物部氏(古代の豪族)の兵を率い、中国(当時の大和地方)に住む服従しない者共を征伐し、天皇の位について全国の政治をつかさどるようになってから二千五百年あまりの時が経った。

原文:「朕は汝等軍人の大元帥なるそされは朕は汝等を股肱と頼み汝等は朕を頭首と仰きてそ其親は特に深かるへき朕か国家を保護して上天の恵に応し祖宗の恩に報いまゐらする事を得るも得さるも汝等軍人か其職を尽すと尽さゝるとに由るそかし我国の稜威振はさることあらは汝等能く朕と其憂を共にせよ我武維揚りて其栄を耀さは朕汝等と其誉を偕にすへし汝等皆其職を守り朕と一心になりて力を国家の保護に尽さは我国の蒼生は永く太平の福を受け我国の威烈は大に世界の光華ともなりぬへし朕斯も深く汝等軍人に望むなれは猶訓諭すへき事こそあれいてや之を左に述へむ」

現代語訳:「朕はお前たち軍人の総大将である。だから、朕はお前たちを手足のように信頼する臣下と頼み、お前たちは朕を頭首と仰ぎ、その親しみは特に深くなることであろう。朕が、国家を保護して、天道様(おてんとう様)の恵みに応じ、代々の天皇の恩に報いることが出来るのも出来ないのも、お前たち軍人がその職務を尽くすか尽くさないかにかかっている。我が国の稜威(日本国の威光)が振るわないことがあれば、お前たちはよく朕とその憂いを共にしなさい。我が国の武勇が盛んになり、その誉れが輝けば、朕はお前たちとその名誉を共にするだろう。お前たちは皆その職務を守り、朕と一心になって、力を国家の保護に尽くせば、我が国の人民は永く平和の幸福を受け、我が国の優れた威光(人を従わせる威厳)は大いに世界の輝きともなるだろう。朕はこのように深くお前たち軍人に望むのであるから、なお教えさとすべきことがある。どれ、これを左に述べよう。」

原文:「抑国家を保護し国権を維持するは兵力に在れは兵力の消長は是国運の盛衰なることを弁へ世論に惑はす政治に拘らす只々一途に己か本分の忠節を守り義は山嶽よりも重く死は鴻毛よりも軽しと覚悟せよ其操を破りて不覚を取り汚名を受くるなかれ」

現代語訳:「そもそも、国家を保護し国家の権力を維持するのは兵力にあるのだから、兵力の勢いが弱くなったり強くなったりするのはまた国家の運命が盛んになったり衰えたりすることをわきまえ、世論に惑わず、政治に関わらず、ただただ一途に軍人として自分の義務である忠節を守り、義(天皇の国家に対して尽くす道)は険しい山よりも重く、死はおおとりの羽よりも軽いと覚悟しなさい。その節操を破って、思いもしない失敗を招き、汚名を受けることがあってはならない。」

 ・・・・・・加藤先生、相変わらずお変わりないようで。


(中編に続く)

(▼1) ちなみに、影響力はほぼ皆無であると思われるが、Twitterには軍人勅諭や明治天皇の和歌や統帥綱領のbotまで存在する。

Comments:15

nessko URL 2011-05-13 (金) 12:18

天皇に関してはこちらのブログ主とまったく意見が合わない者ですが、コメントします。

>福田 皇室は怖いですね。被災者を那須の御用邸のお風呂に入れちゃうわけでしょ。
>加藤 同感です。職員のお風呂とはいえ、やっぱりちょっとすごい。(p.146)

被災者にお風呂を提供しただけで「皇室は怖いですね」「同感です」というのはなんなんでしょう。
福田や加藤は自分の家の風呂に他所の人をぜーったいに入れたくないんだな、ということだけは伝わってきますが、そうじゃない人だっているということでしょう。

日本近代の通史を読んだり、戦時中のことを覚えている年長者の話を聞いたりするだけで、軍隊にしろ政治にしろ、マニュアルがあったからってその通りにうまくいくものではないし、戦時中であろうがなかろうが人間そんなに単純じゃないというのはわかるわけですが、彼らはそんなこと百も承知の上で、あえて、この場の流れでこういう話をしているのでしょうね。

彼らにとっては、天皇も自衛隊も被災者も原発の作業員も、自分たちのサークルの外にいる話の肴でしかないんですね。
こういうアホな鼎談をやめられない職業インテリ独特の性向を自己分析しようという気配はない。戦前も戦時中も、同じようなことやってた文化人はいるんだろう。そして言説と誌面を仕切るのが彼らであるから、彼らを外側から批判することだけは封じられている。

ネットの普及によって、これからは少しは変わるかもしれないけれども、彼らのサークルは閉じたままでしょうね。

おぴょぴょ URL 2011-05-13 (金) 22:39

天皇制日の丸君が代大好きなんて言ってる頭のおかしいあなたから言われても

m_debugger URL 2011-05-15 (日) 20:47

>nesskoさん、おぴょぴょさん
週末ちょっと立て込んでいたため、お返事遅れてすみません。

>福田や加藤は自分の家の風呂に他所の人をぜーったいに入れたくないんだな、ということだけは伝わってきますが、そうじゃない人だっているということでしょう。

自宅の風呂に他人を入れればよいというものでもないですが、福田と加藤の感覚は一般の?天皇制支持者から見ても異常であるということですね。
ただ、私としては、それが「福田や加藤は天皇の寛大な御心に異を唱える不敬な連中である」といった類の批判につながりかねないことを危惧します。人間を完璧にマニュアル通りには動かせないことは当然でしょうが(そもそもマニュアル自体が最悪のものでしたが)、天皇制が「皇民化」教育を通じてそれをかなりの程度成し遂げてしまったこともまた歴史の事実だと思います。その一つが現在まで引き継がれているアジア人に対する日本人のレイシズムでしょう。

>こういうアホな鼎談をやめられない職業インテリ独特の性向を自己分析しようという気配はない。戦前も戦時中も、同じようなことやってた文化人はいるんだろう。

これは同感です。福田は「岩波書店の著者」ではありませんが、加藤も佐藤も「岩波書店の著者」(それも大型)ですから、彼ら・彼女らの内輪のサークルは、同業者であるリベラル・左派メディアに対しては開かれているのでしょうね。

おぴょぴょ URL 2011-05-16 (月) 02:01

前回のnessko氏へのコメントは取り乱してしまって申し訳ない。
脱線するかもしれんが、「那須御用邸の職員用風呂の開放」の他にも、「御料牧場で取れた食品の提供」のニュースを流し、
慈愛なる美談として垂れ流された。しかしこのニュースを聞い改めて思ったのが、この一族のために特別な静養、食料の施設が有りることの事が再確認された訳だ。もちろん税金で養われてる(牧場は赤字経営)。「陛下の御身心」と言うがこれへの批判を隠蔽するために執り行ったのでは?と勘ぐってしまう。
御料牧場で取れた食品だって、距離的に放射能物質の影響は受けてるはずだから皇族には出せないと判断して被災者に提供してしまったのでは?それに大体、「御用邸の職員用風呂」なんてのもこれが別の省庁だったら税金の無駄では?とツッコミが入るだろう。
実際、年に数回しか静養に来ない皇族どころか職員も専用の風呂?ふざけんじゃないよって思うわ。
こんな浪費をひた隠しに被災地で慈愛に満ちたパフォーマンス。特にアピールされた「膝をついて被災者に声をかけられる陛下」
なんてのは「陛下がこちら庶民に降りてきた」なんてより「この上ない身分の方が平民に腰をおろしたのですぞ」と身分の違いをハッキリさせる言葉にしか思えなかった。
今回の震災で天皇家は脆弱化していた存在を強化するためのに八面六臂の大活躍をおこなった・・・。
自衛隊もここで避難するべきではないという風潮もありしっかりタブーか強化されましたな・・。
「日の丸」の付いた「自衛隊機」から降りてくる「両陛下」は彼らの「勝利宣言」だったのだろうか・・・。

m_debugger URL 2011-05-16 (月) 22:15

>おぴょぴょさん

「御料牧場」については存在すら知らず、「慈愛なる美談」もスルーしていました(笑)。すみません。Wikipediaを見たら、「御料牧場」では「当初から一貫して有機農業が行われている」そうですね。すぐに先日自殺した福島の有機農家のことを思い出しました。

もう潰れましたが、以前近所に自然食品の店があって、店頭に「チャイナフリー」というポスターが堂々と張り出されていました。そうした店が「福島フリー」キャンペーンを大々的に打ち出すようになる可能性は今後もないだろうと思いますが(「チャイナフリー」が単なるLOHAS志向ではなくレイシズムに基づいていることがよくわかります)、これだけ放射能を撒き散らしていれば、「TPPが日本を壊す」どころではなく、韓国、朝鮮、中国を始め全世界に大迷惑ですね。「御料牧場」の食品が皇族に回されない代わりに被災者に提供されたのではというご推測はもっともだと思います。

状況が酷すぎるので、被災者の中に天皇一族の慰問や、一部施設や食料の「提供」に感激してしまう人々もいるのは当然としても、リベラル・左派メディアまでが天皇の「御心」を絶賛しているあたりが終わっています。例えば今月号(6月号)の『世界』(寺島実郎)がそうですね。

自衛隊もですが、天皇制に対する心情的な支持は、今後ますます日本国民に一般化すると思います。日本は経済的には相当落ちぶれていくでしょうが、原子力政策が行き詰まったヨーロッパのように、石油資源などを奪うために他国に対する「人道的介入」(=侵略)をする道を、リベラル・左派が開こうとする可能性は高いのではないでしょうか。その前提にはもちろん彼ら・彼女らの天皇制に対する「適応」があるわけですが。

おぴょぴょ URL 2011-05-17 (火) 03:57

一応、こういうニュースも有ります。
http://news.www.infoseek.co.jp/society/story/mainichi_20110513k0000m040028000c/
天皇、皇后両陛下:福島産の野菜を購入 風評被害に心痛め (毎日新聞)
>同庁によると、両陛下は福島空港を自衛隊機で出発する際、箱詰めされたアスパラガス、シイタケ、ブロッコリー、イチゴなどを計3箱購入した。県が用意したもので、それぞれ両陛下、皇太子ご一家、秋篠宮ご一家用という。

この文面だと県が用意したものを無理矢理買わされたのか?wのような気もしますが、まあ実際食するかは藪の中ですけどね・・。
しかし老体に鞭打たれて本人の意志必要以上にやらされてるようにも見えはしますが、先も短いし、跡継ぎはショボイし高年層には皇后の「ミッチーブーム世代」でカリスマだったりするので、現代版「国体護持」を達成する絶好の巡幸なんでしょうね。
ちなみにこのニュースの後、購入した中にもあったシイタケが規制値を超えるセシウムを検出したとありました。
http://www.jiji.com/jc/eqa?g=eqa&k=2011051500249
購入だけのパフォーマンスでこっそり破棄してるのか宮内庁職員の口元に持って行ったのかなw

m_debugger URL 2011-05-18 (水) 19:50

昨日発行の『女性自身』(たまたま友人の家にあった)によれば、福島県が無料で提供するはずだった野菜3箱を「両陛下」が「私費でお買い求め」になったそうです。「私費」って何だよと思いますが、そのうち1箱は皇太子一家に送ったそうで、記事のタイトルは「美智子さま 被災地に行かない雅子さまへ 福島から送った「嘆きの野菜」!」でした・・・。

私は天皇一族の人間関係にはまったく興味はありませんが、彼ら・彼女らが実際に福島産の野菜を食べようが食べまいが、天皇が福島産の野菜を買い求めたらしいことの政治的・社会的意味や影響力は甚大でしょうね。農家らへの正当な補償を実施させた上で、放射能のリスクを最小限に食い止めるよう、東電や政府に要求することへの国民の支持は、天皇の今回の行動によって、かなりの程度弱められてしまう(しまった)のではないでしょうか。この種の「美談」が長期的に一体どれほどの加害をもたらすか(そして天皇が絶対にその責任を負わないこと)を考えるだけでも、天皇制はやはり批判せざるをえません。

おぴょぴょ URL 2011-05-22 (日) 02:38

飛ばし記事かも知れませんが、こんなのが・・w。

なんて罪深い
「東電株」暴落で天皇家まで含み損
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/4636

ホントだとしたら原発の被害を矮小化するようなパフォーマンスを努めたのはこれが原因なのかな?w
確かに原発超推進派だった東電元会長平岩外四は晩年は宮内庁参与でしたね。
しかしこの記事も、「そんな陛下に、「人災」で大損をさせてしまった東電と菅政権。罪は深い・・・。」とm_debugger氏が発言したとおり、「天皇には責任を負わないこと」、で話を締めてるのが象徴的です。
某雑誌ではある芸能人が番組のスポンサーが電力会社だっただけで原発推進者扱いされるのに比べたら、
こないだの六カ所の話といい、よっぽど「協力者」じゃないかな?w

m_debugger URL 2011-05-22 (日) 11:42

>おぴょぴょさん
宮内庁は否定してるんですかね?してなければ本当なのではないでしょうか。
まあ天皇が責任を取るなら天皇制自体がとっくに存在していないですけどね。

おぴょぴょ URL 2011-06-10 (金) 04:55

天皇ネタばかり連投ですいませんw。
ある左派(本人はアナーキストを自称してる)らしい人のブログだそうです。決してネトウヨのブログではございません。これは特殊な例なんでしょうか。
現天皇を良心的人物決めうちしリベラルや左派の味方と錯覚してる輩が最近増殖しておりますが、末期的ですね。
http://honmaya.exblog.jp/12813935/
> ここは平和憲法九条擁護を奨励し、東日本大震災の被災各地の慰問に訪れ、方々の惨状に心痛められた昭仁天皇陛下にご登場ねがい、ネットでウヨウヨうごめき国難を煽るネトウヨ勢力と、いまだ原発利権に目のくらんだ政界とマスコミの魑魅魍魎に、がつんと一発「国民の命を愛おしめ」「人命に優先するなにものも無し」と原発推進に待った!をかけるありがたいおことばを頂戴したく思います。
>陛下のおことばで日本は救われます。日本人はこんどこそ覚醒されます。
>m(_ _)m

天皇の言葉で状況が一変するような事態はれっきとした憲法違反なんですが、本人は自覚してないようです。
それにこんなのがもし実行されたらよその国からは日本は70年経っても民衆で判断出来ないバカの国なのかと思われるだけでしょう。
ここ数年、一部のリベラル左派に天皇に「リベラルな人格」を想定してその天皇の影響力で日本のリベラル化を促進したいと平然と公言する輩が増えているのは事実です。非常に憂慮すべき事態だと思います。これは極端な例だとも思えません。

m_debugger URL 2011-06-12 (日) 19:28

>おぴょぴょさん
お返事遅れてすみません。

>それにこんなのがもし実行されたらよその国からは日本は70年経っても民衆で判断出来ないバカの国なのかと思われるだけでしょう。
というのはごもっともですね。

リベラル・左派による天皇制の肯定というのは、「国民戦線」を成立させるためには必須の条件ですから、明仁を「私人」として評価したい(評価することを通じて天皇制を肯定する口実を得たい)という欲望は、保守・右派よりもむしろリベラル・左派に強いのではないかと思います。

昨日の「6.11新宿・原発やめろデモ!!!!」では、当初「八紘一宇の大道理想世界を創出する」ことを綱領に掲げる右翼団体のアピールタイムが設けられることになっていたようですね。最終的には「主催者側の都合によりなくなりました」が、「ヘイトスピーチに反対する会」ブログのコメントの大半は「国民戦線」路線ですから、天皇制についても賛成・容認が大半を占めるのでしょう。ご紹介のブログ氏が極端な例であるとは私も思いません。
http://livingtogether.blog91.fc2.com/blog-entry-96.html

おぴょぴょ URL 2011-06-15 (水) 02:58

上記の「ヘイトスピーチに反対する会」のブログ読みました。
コメントが酷い有様ですね。
しかも批判コメントを書き込んでるのがモロウヨもいますが、左派系からの非難もやはりありますね。
特に「お前らこそ排外主義者」とボロクソに書いてる「やつらだ」は私が上記で紹介したブログの主と気が合うらしく、よく「やつらだ」のブログに投稿してるのを見ます。
この「やつらだ」は以前金光翔氏を批判(というかほとんど中傷)しています。今回と同じで排外主義者、言論弾圧だと。
『佐藤優現象』というバカサヨクによる戯言w
http://anarchist.seesaa.net/article/134638722.html
で、この人も例に漏れず、(裕仁はボロクソに叩きますが)現皇族をリベラルな人格者と持ち上げてるんですねえ。
http://anarchist.seesaa.net/article/33475998.html
http://anarchist.seesaa.net/article/117241862.html
この人別のエントリでは福島や茨城の食品を食べようとアピールしたり食べさせてる連中を「殺人者」呼ばわりしてますが、
福島の野菜を「ご購入」されたり茨城の海で採れた魚を「ご賞味」なさったあの方はもう「凶悪殺人者」レベルだと思うのですが、スルーしてますねえ。
これが左右問わず天皇信者の特徴ですね。自分の都合(思想)に合う話は誉めあげて、気に入らなければスルー。というのは。

m_debugger URL 2011-06-16 (木) 20:50

>おぴょぴょさん

「反米嫌日戦線」は私も昔読んでいたことがあります。今から考えれば<佐藤優現象>を先取りするブログだったと思いますが、そのためしばらく経つとリベラル・左派のブログ全般が同じような傾向になり、わざわざ読む価値もなくなり、現在に至る、という感じですね。金光翔さんに対する中傷については、以前間接的に取り上げたことがあります。
http://mdebugger.blog88.fc2.com/blog-entry-111.html#f4

天皇(制)に関する言説が典型的ですが、<佐藤優現象>がどのように下から推進されているかを観察するには、絶好のブログかもしれませんね。

「サヨク」は「左翼」に立ち返れ URL 2011-06-29 (水) 23:40

久々に書き込ませて頂きます。

>おぴょぴょさん

>>ここは平和憲法九条擁護を奨励し、東日本大震災の被災各地の慰問に訪れ、方々の惨状に心痛められた昭仁天皇陛下にご登場ねがい、


帝政ロシアの「良きツァーリ」幻想の日本版と言うべきか。天皇制神話を支えているのは、『水戸黄門』等の時代劇の影響も大きいと思いますね。「高貴な御方」は悪くない、悪いのは下で私腹を肥やしている悪代官や役人たちであるという、まさにあのドラマの構図が「リベラル左派」の天皇信者たちの脳髄に埋め込まれているのではないのでしょうか。所詮、日本の「戦後民主主義」が、「与えられた」ものでしかない来歴を思えば、「リベラル」諸氏が「葵の印籠」(否、「菊花の印籠」か…)を振りかざす「正義の味方」の登場を熱望するのは当然の成り行きと言えるでしょう。そして「がんばろう日本」の掛け声の下、この国の差別構造は、見事に隠蔽されてしまうわけです。

m_debugger URL 2011-06-30 (木) 22:07

>「サヨク」は「左翼」に立ち返れさん

お久し振りです。

> 帝政ロシアの「良きツァーリ」幻想の日本版と言うべきか。天皇制神話を支えているのは、『水戸黄門』等の時代劇の影響も大きいと思いますね。

私は時代劇はまったく見ないのですが、否定できないところが怖いですね。そういえば『坂の上の雲』もまだ続いてるんでしたっけ。

>所詮、日本の「戦後民主主義」が、「与えられた」ものでしかない来歴を思えば、「リベラル」諸氏が「葵の印籠」(否、「菊花の印籠」か…)を振りかざす「正義の味方」の登場を熱望するのは当然の成り行きと言えるでしょう。そして「がんばろう日本」の掛け声の下、この国の差別構造は、見事に隠蔽されてしまうわけです。

また「与えられた」ものを日本国民が自ら勝ち取ったと思っているらしい(思いたがっている)ところも痛いですよね。もっとも、天皇制は日本のリベラル・左派が自ら選び直しているから存続していると言えるかもしれませんが。

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