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笠井一朗 続:小出発言 URL 2011-06-19 (日) 10:57

反G8の時「6.11新宿・原発やめろデモ」の主催の方が、仲間の不法拘留を抗議しに、夜遅く警察に行った様をユーチューブで見たことがありましたが、どうみてもシラフでないご様子だったので、ずいぶんとだらしのない人だなぁ、という印象を持ちました。「反原発」の名において差別を容認する、という流れに「小出発言」が組み込まれていく可能性があると云うことですね。

「これまで原子力を許してきた責任がある大人たち・・・」「50歳をすぎたような男性は日本の原発に最も大きな責任を持つ人たち・・・」と拡大解釈してしまうのは、やはり問題発言として糾弾せざるを得ませんね。岩上安身氏のインタビューは聞いていたはずでしたが、medeia debugger さんに指摘されるまで、問題視しようとしませんでした。

環境市民の5月27日の番組で、小出裕章氏と細川弘明氏の両名にインタビューする特番がありまして、
http://www.ustream.tv/recorded/14987194
後半の細川氏の発言はフクシマ産の農産物についての考え方で「小出発言」と似ているようで違います。小出さんは「原罪を背負う我々」と規定してしまうから問題点がぼやけますし、なにやら宗教者の説教のようにも聞こえます。社会的弱者(被差別者)の存在があり、たとえフクシマの農産物が、国が暫定的にゆるめた基準値の以下だとして市場に出されても、流通は買い叩くでしょうし、消費地では安売りされるでしょうが、それを買うのは決して有産階級ではありません。それが現実です。つまり、買い支えることが、フクシマの農業を支えることにはつながりません。

細川さんは「我々は別の社会に生きる覚悟を・・・」「精神論でなく、合理性を持って・・・」「カロリー表示と同じようにベクレル表示も・・・」「ある種の合理性を社会に取り込んでゆくのも・・・」と言葉を選びつつおっしゃっています。

m_debugger 【笠井一朗さんよりコメント訂正】Re: 続:小出発言 URL 2011-06-19 (日) 12:50

>笠井さん
管理者でも投稿されたコメントの編集権限はないので、申し訳ありませんが、取り急ぎ以下だけお送りします。

> 先の投稿文中の「糾弾」を「批判」に書き換えて下さい。

aaa URL 2011-06-19 (日) 23:17

>この件に関する小出氏の発言を無批判に拡散しているリベラル・左派メディアの責任が重大であることは言うまでもないが

小出さんの、(子ども以外)一億総ざんげ的部分が無批判に増幅され、「反日」的部分(「朝鮮の核問題」(http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/kouen/KoreanN.pdf))は否認されて、うちわの「連帯」がひろがっていくような。


>ヘイトスピーチに反対する会:「「6.11新宿・原発やめろデモ」集会で何があったのか」

ドイツで反原発派がネオナチ(あるいはそのシンパ)といっしょに大手を振ってデモ行進することの異様さが想像できないか、想像しても「自分たち(の行為)は(紙一重で)違う」と信じ得ている人たちが、同時に自分たちを「素人」であると自認するということはどういうことなのでしょうか。なんとなく自由主義史観が頭をよぎります。歴史的自己を括弧に入れて、フリー(自由)にナイーブ(素人風)に考えてみたいという衝動をもっているからなのか…。

笠井一朗 「小出発言」の行く末を憂う URL 2011-06-23 (木) 11:28

一昨日晩(6月21日)のたね蒔きジャーナル
http://hiroakikoide.wordpress.com/2011/06/22/tanemaki-jun2/
を聞いて、やはり、逸脱傾向に拍車がかかりつつあると感じ、再度投稿しました。

「泥まみれにして遊ばせたいと・・・人間の性(さが)なのかなと・・・」(21日たね蒔き)
親心であるのはその通りですが、Mr.100ミリシーベルトを筆頭に放射線健康リスク管理アドバイザーらが教育・宣伝した成果でしょう。

「・・・汚染があっても日本人として買い支えなくては・・・汚染を調べることがいいことなのかどうなのか・・・立ちすくんでしまうという現実がある。」(21日たね蒔き)
晩発性の発がんリスクは数々の疫学調査に基づき以下のような発表がされてきました。

1万人Sv当たりのガン死者数(確率的影響)
  ICRP(1977)125
  米国科学アカデミー(1980)10-500
  ゴフマン(1981)4000
  今中(1985)600-2000
  放射線影響研究所(1987)1700
  国連放射線影響委員会(1988)400-1100
  米国科学アカデミー(1990)800
  ICRP(1990)500=(0.1%/20mSv)

日本医学放射線学会の説:1)年間100mSv以下は統計上裏付けるデータがないから安全、2)100mSvから急に発がんリスクが上がる、は国際的見地から見て特異です。

1990年発表のICRP報告によれば、0.1%/20mSvですから、福島県下の児童生徒が30万人だとして、仮に全員が20mSvの被爆をした場合、その0.1%の300人(若年者はリスクを高く見積もる必要がある、ちなみに乳児で10倍、胎児で100倍の感受性を見込む必要があるとされている)が5年乃至数十年に死亡する確率的影響があります。また、死亡しないまでも生活の質を落とさざるを得ない、放射線障害による免疫不全に起因する数々の疾病に罹患する患者数は含まれていません。このような現実が近未来に起こるのは今までの調査結果からして必然なことですから、「健康リスク管理アドバイザー」は、
「福島の人は原発事故と放射能汚染で、一人では背負いきれない大きな重荷を負った。我慢の時に誰かが重荷を背負う取り組みが必要。将来がんになる恐怖に対し、リスクをどう判断するか、自分自身の覚悟が問われている。去るのも、とどまるのも、覚悟が必要(山下俊一アドバイザー)」といった精神論を振りかざすのはお門違いで、「立ちすくんでしまう」と萎縮している猶予はないはずです。

なお、IAEAはチェルノブイリで放射線障害による死亡者数を約4000人と報告していますが、山下俊一教授をはじめ各国の原発推進国の調査団が作成した報告書に基づくものですから、どうしても数値は内輪なものとなります。2009年に米国科学アカデミーから出版された報告書「Chernobyl : Consequences of the Catastrophe for the People and the Environment」は、ベラルーシ語、ウクライナ語、ロシア語による論文を編纂したもので、2004年までに百万人近い死亡者数を確認し、その数は増え続けるだろうと報告しています。400頁ほどの148×223mmのきれいなカラー表紙で、全ページ英語で記述され、いわゆる専門書です。実は、注文のミスにより、手元に5冊ほど余分にありますので、ご覧になりたい方には本代無料+送料で差し上げます。私(MGH00343@nifty.com)まで直接メール下さい。インタビュー番組はこちらからどうぞ。
「Chernobyl : A Million Casualties Subtitled Japanese」
http://www.youtube.com/watch?v=tRO0wXjblJc

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さて、media debuggerさん、長くなって大変申し訳ありませんが、「小出発言」で、もう一点、問題提起させて下さい。たね蒔きジャーナル(6月14日)で、原発事故とその影響について「戦争」という言葉でなぞらえた箇所が2カ所ありました。
http://hiroakikoide.wordpress.com/2011/06/14/tanemaki-jun14/
例えば「・・・何万倍の濃度の汚染水を流している。今はとてつもない戦争状態であり、何が大切なのかしっかり考える必要が・・・」
といった風にです。戦時である・有事である・・・と印象づけたいのは体制側のもっとも望むところで、国会議員からも当初から「国家存亡の時」といった表現などで臭わせてきました。「戦争」という直接表現を使わないのは非論理を追求されるからで、政治家はその辺に聡いのだと思います。

media debuggerさんは、「大人は食べてください」発言が「命の格差の固定化を容認する言説として利用される」と危惧されましたが、「戦争状態にある」発言も事の本質をカモフラージュするのに大変役に立つと私は判断します。特に「リベラル・左派」から神格化されつつある小出語録が出典となると、効果絶大です。小出さんはそういった影響力をお持ちの人だから、政治力学や社会学的な考察も含めた発言をして欲しいと願います。「政治は嫌いだ」発言を幾度か聞ききましたが、そうなら、政治利用される発言は現に慎むべきです。子供じみた不平不満でしかありません。

「対テロ戦争」という侵略国家による戦争遂行プロパガンダは、左翼平和主義者(リベラル・左派)を席巻した「非暴力平和主義」と奇しくもコラボし、被侵略国の発言を一切無視し、日本を含めた「国際社会」全員が、侵略略奪・民族虐殺に荷担しました。140万人が侵略軍により殺害(JustForeignPolicy報告)され、400万人を超えるイラク人が難を逃れるために国外に脱出したことの責任はおろか、その事実さえ知っている日本人は少ないでしょう。ちなみに侵略軍に武装抵抗するレジスタンスの声明をお聞きいただいたらよいと思いますが、それは我々がニュースで見聞きし印象づけられてきた「テロリストの犯行声明」など我々の理解しがたい世界観が発する一方的な宣言ではなく、伝える相手の価値観を配慮した上で、それに訴えるよう十分配慮されています。悲しいことに、日本を含めた侵略側陣営は、そういった声明に耳を貸しませんでした。
「IraqiResistanceCommunique20041210SubtitledJapanese」
http://www.youtube.com/watch?v=SHXBCJaEvXY

「小出発言」の行く末を憂います。

m_debugger URL 2011-06-23 (木) 12:26

遅くなりましたが、いくつかまとめてコメントします。

繰り返しになるかもしれませんが、小出氏の「子どもを守るために大人は食べてください」という言説においては、結局のところ、東電や政府の賠償責任を(実質的に)棚上げしたまま、貧困層やマイノリティに被曝累積量を集約させるような差別構造が、個々人の「倫理」という問題に不当にすり替えられてしまうのではないかと思います。

tu-taさんは、「現実問題として、「六〇歳以上しか食べてはいけない60禁、五〇歳以上しか食べてはいけない50禁、30禁……。」というタグがつけられたら、誰も購入しないでしょう 」と指摘されていますし、そのように思われる方も多いのかもしれませんが、現実に放射能汚染が拡大の一途を辿っており、厳密な調査が実施されれば、近い将来において(すでに?)国内産の数十パーセントが「タグ」つきになることすら想定される状況では、貧困層やマイノリティから割を食う(被曝を「甘受する」)ことになる(なっている)のは明らかであると思います。それは、小出氏が想定している(したがっている)ような、個々人の「倫理的」な選択の結果ではなく、貧困層やマイノリティに対する差別につけこんだ差別が反復されているだけでしょう。差別を再生産しない唯一の方法は、始めから放射性廃棄物を流通させないこと、そのために東電や政府に賠償責任を果たさせることに尽きると思います。

ところで、私の「小出裕章氏「子どもを守るために大人は食べてください」への抗議」については、
・「運動を分断するものだ」
・「小出さんの表現に対する直解主義は、小出さんの真意を歪める」
といった批判もあるようですが( http://list.jca.apc.org/public/cml/2011-June/010193.html )、これらはいずれも、小出氏の言説に対してまったく無批判な、一部のリベラル・左派にしか了解されないものではないでしょうか。「直解主義」も何も、小出氏は実際に「どんな汚染があっても〔中略〕なんとか買い支えよう食べようと呼びかけている」( http://hiroakikoide.wordpress.com/2011/06/22/tanemaki-jun2/ )といった発言を事あるごとに強調しているのですから、そうした発言をする小出氏ではなく、小出氏の発言を「直解」する側に問題があるというのであれば、軽く見積もって10人中9人が問題ありということになるでしょう。

「運動を分断するものだ」という批判は、(別の文脈で)「ヘイトスピーチに反対する会」有志に対しても向けられていますが、aaaさんも言及されているように、そもそも「八紘一宇」を「結成綱領」に掲げるような団体が非合法化されていない日本の現状がおかしいわけで、その上で「右翼も左翼もノンポリもゲイもない」反原発デモをしようと思うなら、ZEDさんが指摘されているように、「反原発以外の主張は控えるようにデモ主催者側が右翼側に伝えて根回しをすべきでした」としか言いようがありません。
http://sgwse.dou-jin.com/Entry/292/
http://sgwse.dou-jin.com/Entry/293/


>笠井さん
>反G8の時「6.11新宿・原発やめろデモ」の主催の方が、仲間の不法拘留を抗議しに、夜遅く警察に行った様をユーチューブで見たことがありましたが、どうみてもシラフでないご様子だったので、ずいぶんとだらしのない人だなぁ、という印象を持ちました。

この点は私はよくわかりませんが(笑)。

>「反原発」の名において差別を容認する、という流れに「小出発言」が組み込まれていく可能性があると云うことですね。

そうなんですよね。特に最近の「小出発言」はさすがにまずいだろう、と。私は「ベクレル表示」があろうとなかろうと、そうした食品を流通させること自体が犯罪的だと言っていますが、小出氏の立場は、科学者として正確な情報を公開することよりも、放射能汚染食品を買い支えるよう社会に呼びかけることに重点が置かれているようなのが、何より問題だと思います。


>aaaさん
小出氏の「朝鮮の核問題」は初めて読みました。「徹底的な差別の世界になんとか抵抗するということが、今私たちがなさねばならない一番大切なことだと私は思う」という小出氏のご指摘には心底賛同します。

m_debugger Re: 「小出発言」の行く末を憂う URL 2011-06-23 (木) 17:56

>笠井さん

詳細なコメントありがとうございます。
tu-taさんへのお返事でも触れましたが、6月21日の「たね蒔きジャーナル」での小出氏の発言は、科学者としても一線を越えてしまっているのではないかと危惧します。
http://mdebugger.blog88.fc2.com/blog-entry-153.html#comment379

>「泥まみれにして遊ばせたいと・・・人間の性(さが)なのかなと・・・」(21日たね蒔き)
親心であるのはその通りですが、Mr.100ミリシーベルトを筆頭に放射線健康リスク管理アドバイザーらが教育・宣伝した成果でしょう。

小出氏はすでに「汚染を調べることがいいことなのかどうなのか」とすら述べていますが、これでは放射能被害のリスクを散々隠蔽・過小評価している、原発推進派の東電や政府、マスコミ、御用学者の責任が、原発を押しつけられている福島の人々の「親心」や「人間の性」に転嫁されてしまう、という批判を免れないのではないかと思います。

また、小出氏の「今はとてつもない戦争状態」発言は、私も気になってはいました。まだ聞けていませんが、OurPlanet-TVの「「現場は戦争」~福島第一原発の作業員Tさんインタビュー」も、そうした「空気」をよく示していると思います。
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1125

>media debuggerさんは、「大人は食べてください」発言が「命の格差の固定化を容認する言説として利用される」と危惧されましたが、「戦争状態にある」発言も事の本質をカモフラージュするのに大変役に立つと私は判断します。特に「リベラル・左派」から神格化されつつある小出語録が出典となると、効果絶大です。小出さんはそういった影響力をお持ちの人だから、政治力学や社会学的な考察も含めた発言をして欲しいと願います。「政治は嫌いだ」発言を幾度か聞ききましたが、そうなら、政治利用される発言は現に慎むべきです。子供じみた不平不満でしかありません。

仰るとおりだと思います。「今は戦争状態だと認識すべき」、「3月11日を境に私たちの世界は変わってしまった」という小出氏の発言は、「子どもを守るために大人は食べてください」発言と共に増幅されていくことで、極めて抑圧的な社会的効果を発揮してしまっていると思います。文脈はもちろん異なりますが、「9月11日を境に私たちの世界は変わってしまった」という言説が何をもたらしたかについて想起することも必要かもしれません。

kusukusu URL 2011-06-24 (金) 15:15

基本的にはここで議論されている主旨に反対ではなく、小出氏の発言に問題点がいろいろあるように考えますが、ただ子どもたちの心理的な影響というのはたしかにあることなので、そういう配慮は必要ではないでしょうか。チェルノブイリでも、現に、値が高い地域から低い地域に避難した後に発症している子どもたちがかなりいるようです。つまり、人間の体というのは不思議なもので心理的な影響というのもやはり多分にあるようで、とにかく、値が高い地域から低い地域に避難すれば安全というものでもないのではないでしょうか。笠井さんがあげられているようにリスク評価がいろいろでも確率的影響ということで数字があがっていますが、しかし、実際のチェルノブイリ事故のデータは、値の高さ、低さにぴたっと一致して被害者数があらわれているわけではないのではないでしょうか。値がより低い地域でより多く被害が発生しているということも現実にはあるように思います。もちろん、基本的には、福島はかなり高く、出来れば子供達には皆、避難、疎開して欲しいのですが、現実的に万全の体制で避難が出来るような状況ではなく、無理な形での避難ということだと、せっかく値が高い地域から低い地域に避難しても、避難した環境に適応できなかったり、子どもがいじめられたりすると、そうした適応できない心理的な影響でかえって発症率が高まってしまうということも考えられるます。。事故発生直後、すぐにそういう避難の対応がとれていたのならまた話が別かもしれませんが、すでに初期対応をあやまり、現実に被曝してしまっていることが考えられる状況下、そういう難しさはあるのではないでしょうか。とにかく、避難の場合、万全の体制、適応できる環境をつくれるかという問題も考えないといけないと思います。万全の体制がつくれない現状では、夏休みだけでもどこかに疎開して、普段、遊べないでいるのを開放するとか、そういうやり方も現実的にある程度、有効なものとして機能することは考えられます。

m_debugger URL 2011-06-24 (金) 15:40

>kusukusuさん
子どもたちの心理的な影響にも配慮すべきというご意見には私も異論はありません。
ただ、現状では避難を(しようと)すること自体を責めるような(避難を(しようと)する人に罪悪感を抱かせようとするような)「空気」が極めて強いので、そうした「空気」を解体していくためにも、小出氏を始め良心的な科学者の方々には、放射能被害の実態を正確に調査・公開してほしいと考えます。

kusukusu URL 2011-06-25 (土) 03:08

前のコメント、どうもジレンマを感じながら書いていたのですが、その後、下記のような記事がありました。

http://blue.ap.teacup.com/documentary/1831.html

笠井一朗 低線量被爆被害の科学と言説 URL 2011-06-25 (土) 09:55

6月11日、私の地元近く、伊達市でのピースウォークに参加しました。その際のリレートークで使いましたスクリプトから抜粋します。
http://kasai-chappuis.la.coocan.jp/NuclearPowerPlant/KASAIIchiro.htm#KASAIIchiro20110611

「第二次世界大戦後、核保有国は競って核実験をしました。戦術核と呼ばれる威力の小さい原爆もありましたが、戦略核と呼ばれる、1発で東京のような大都市を壊滅させることの出来る水爆も連発させた時代がありました。さて、何発の原爆や水爆が地球上で炸裂したかご存じですか。アメリカは、広島と長崎で爆発させる前にネバダ砂漠で人類初めての原爆実験をしましたから、そこまでで、まず3発と数えます。。。実に2299発の核爆弾を地球上で炸裂させてきたのです。それにプラスすることのスリーマイル島、プラスすることのチェルノブイリ、そして今回のフクシマ、それにプラスすることの原子力発電所や再処理施設から日常的に漏れ出る放射性物質もプラスしなくてはなりません。」

「我々は自然界に存在する放射性物質からも、年間数ミリシーベルトの放射線を浴びている、と云う人もいます。確かに自然放射性物質から出る放射線も、原子炉内の核分裂によってだけ生成される人工放射性物質から出る放射線も違いはありません。自然界に存在する放射性物質には、ウラン、ラドン、ラジウム、カリウムがあります。例えば放射性カリウムですが、栄養素としてのカリウムは放射性ではありません。もし、放射性カリウムが体内に入ってきたとしても、我々人間も含めて生きとし生けるものの生命体には、放射性カリウムは速やかに排出するという機能が備わっています。ところが、人工放射性物質は過去60年間というつい最近に地球上に現れたものなので、放射性と非放射性を峻別する能力がないのです。ですから、沃素は甲状腺に、セシウムは筋肉や心臓に、ストロンチウムは骨に蓄積されてしまいます。我々が必要とする栄養素と勘違いしてしまうからです。」

つまり、以下のことが言えます。

自然界に既に存在している人口放射性同位体元素の存在を(認めるか/無視するか)の違いで、低線量被爆における閾値の存在を(認めるか/認めることは適切でないか)の解釈の違いが生まれます。統計上の揺らぎを、自然界に有史以来から存在する放射性同位体元素による誤差として片付けてしまえば、例えば、100mSv以下では、「一律に確率的影響で議論するには不確かすぎる」となります。すでに環境中に存在する人口放射性同位体元素による影響も少なからずあるのだと解釈するなら、「確率的影響を疫学調査するに当たって、低線量被爆では、確かに統計データに揺らぎが認められるが、自然界に既に存在している人口放射性同位体元素の存在がその統計データの揺らぎに少なからず影響を与えているとするなら、低線量被爆において、被曝量と死亡者数の相関に直線性を認めることは出来ない、と結論づけるべきではない:LNT仮説(Linear Non-Threshold:しきい値無し直線仮説)」となります。以上は、私の憶測ですが、手品の種を明かしてしまえば、その程度だと思います。

山下俊一氏は放射線医学の専門家ですが、小出裕章氏は原子物理学の専門家ですね。奇しくも両者とも、低線量被爆の確率的影響について、科学的なアプローチをせず、精神論を展開しているという点で共通項があります。山下氏の上手をゆく稲恭宏氏という方も破天荒ですね。ちなみに、市川定夫氏、崎山比早子氏、肥田舜太郎氏、矢ケ崎克馬氏、この人方の解説は、私にとって納得のゆく解説をしてくれる人方でした。グーグルしてみて下さい。

なお、「チェルノブイリへの架け橋」というNGOに長年関わってきた私の知人は、その活動対象を「フクシマ」に移しています。活動報告サイトをご覧下さい。低線量被爆での諸症状について、数々の報告があります。
http://www.kakehashi.or.jp/
6月11日のデモで、その方に「フクシマがおきてしまったが、どうお考えですか?」とお尋ねしましたら、「痛恨の極みです」とお答えになりました。ベラルーシからの子どもたちを引き受けてきた、その方の活動を知っていましたので、その言葉を理解できます。

kusukusu URL 2011-06-25 (土) 14:55

これについては、小出氏は自分の専門範囲のことではないので、あまり触れないようにしているのではないかと思います。おそらく小出氏の低線量被曝についての見解は、前に笠井さんがあげられていた中ではゴフマンさんの見解に近いものなのではないかと推測しています。小出氏はゴフマン博士の本を翻訳されていて、親交が深かったそうです。
それから、崎山比早子氏と、肥田氏、矢ケ崎氏の低線量被曝についての評価はまた違います。端的に言ってしまうと、崎山氏は低線量であっても確率的に被害があるという考えですが、肥田氏の場合は、そうではなく、内部被曝の場合は、低線量になればなるほど、むしろ、確率的なパーセンテージ以上に被害が大きくあるという考えです。肥田氏や矢ケ崎氏は、崎山氏以上に、低線量の内部被曝の被害のリスクを大きく見積もって考えているようです。
なお、稲氏と肥田氏ではまさに対極の結論に至っているようですが、それぞれの書かれているものを読むと、実は共通するところがあります。それは、放射線が人体に与える影響は、内部被曝の場合、低線量の場合と高線量の場合では異なるものであるということを説明している部分です。肥田氏の場合は、それで低線量の場合は、むしろ、高線量の場合以上に特別なリスクがあることが考えられるということを言っているのです。低線量の場合は人体への影響がより活性化し、高線量だったら起こらないことまでむしろ、低線量だからこそ起こるということです。しかし、稲氏の場合は、低線量の場合と高線量の場合では異なるものであり、低線量の場合は活性化する作用があるという考えまでは共通するところがあるのですが、そこから低線量の場合は害はなく、むしろ、効果になるということを言っているわけです。

笠井一朗 低線量被爆によるメリット URL 2011-06-26 (日) 07:36

kusukusuさん、詳しいコメントをありがとうございます。「低線量の場合は人体への影響がより活性化し・・・」のくだりですが、人体には自然治癒力・抵抗力があり、少々のストレスは逆に良い効果をもたらすことは、民間療法でも広く知られている普遍的な事柄だと思います。でも、放射線に限っていえば、自然界に有史以前から存在していた放射性同位体元素による被爆(年間数mSv?)や、メリットを認めるX線などの医療被曝で十分であり、核兵器・原発事故・原発運転から生み出された人工放射性同位体元素による被爆は、出来るだけ無い方が良い、と考えます。それを百歩譲ったところが、一般人の年間許容被曝量は1mSv
以下という規定ですし、小出さんもそういった発言をしていますね。

kusukusu URL 2011-06-26 (日) 17:09

低線量被曝はむしろ体にいいと言う論者はラドン温泉を例としてあげますが、これが本当にラドンの放射線の効用なのか、それとも温泉そのものの効用なのかは分かりません。たしかに、低線量被曝療法など、ショック療法というのか、そういうショックを与えることで、笠井さんが言われるように人体にある「自然治癒力・抵抗力」が作用して逆に効果になるというケースはあるのかもしれません。だからいい効果になる場合もあるのかもしれませんが、しかしこれは放射線は体にいいということとは違うのではないでしょうか。放射線のショックで、「自然治癒力・抵抗力」が作用してうまい効果をたまたまあげるということなら。

またそうした療法が治癒の効果をあげた場合も、実はそれは一時的に治癒したもので、一時的には良いように見えても、もしかしたら将来的には晩発で障害が起こって来て、長期的には悪い結果になるという可能性も考えられるのではないでしょうか。
肥田氏は、長年、原爆の被爆者が低線量でも何十年もたってから晩発で障害を発生するのを診て来たので、低線量の内部被曝のリスクを考えられてきたわけです。これは何十年ものスパンにわたり被爆者に接して来た体験に基づくものなので、やはり注目するべきです。
たとえば、チェルノブイリ事故についても、すでに25年たっていますが、晩発で30年後、40年後に発症することもあり得るわけだから、これから発症する人達もいるかもしれないのです。

それから、CTなどの医療被曝は、たしかに医学的なメリットもあるので一概に否定は出来ませんが、日本人は他の国の人達の約4倍もCTなどで医療被曝をしていると言われていて、これは無視できない多さです。崎山比早子氏は、以前から、日本人は医療被曝を浴び過ぎているとこれも問題にされてきています。よく、自然放射線では、日本人より放射線をたくさん浴びている国や地域の人達は多く、日本人はそれほどではないと言われるのですが、自然放射線だけならそうでも、医療被曝のことを考えると、つまり、「自然放射線プラス医療被曝で浴びてる放射線」ということで考えると、日本人は他の国の人達より少ないとは言えません。そして、それに、原発事故で、人工放射性同位体元素の被曝が加わると、足して考える必要があるのではないでしょうか。

小出氏の話から、かなり脱線してしまったかもしれませんが、すみません。

笠井一朗 原子物理学の市民大学講座をインターネットで開講 URL 2011-06-29 (水) 13:55

ひとつ小出さんには提案といいますか、お願いがあるのですが。例えば、大学レベルの基礎原子物理学を市民大学講座としてインターネットを通じて開講していただくというのはいかがでしょうか。私たちのような素人集団であっても、中には科学分野は得意だという方もいらっしゃるでしょうし、私自身、今は、パン屋をやっていますが、もともとは土木の技術者でしたので、理工学的な理解・判断をしながら物事を把握するという習性があります。

911以降、「国際社会」が提唱した対テロ戦争プロパガンダに対抗するために、室工大の憲法学勉強会に参加するようになりました。
http://homepage1.nifty.com/KASAI-CHAPPUIS/OKUNOTsunehisa.htm
門外漢ではありましたが、今では、素人ではありながら、片手では数え切れないくらい、憲法学にまつわる問題点を提起できるようになりました。そのうちのひとつがこちらです。
http://homepage1.nifty.com/KASAI-CHAPPUIS/IchiroPostWarSystemPlan.htm#KASAIIchiro20100627
素人ならではの、破天荒かも知れないけれど、問題解決の道筋をつけるヒントになる可能性もないとは言えません。小出さんとは、是非、お会いして提案申し上げたいと思います。大衆(人民)が、原子物理学の基礎知識を持つことが必要とされる時代になりました。

上田一郎 小出批判をできるだけ早くネットに公開したい URL 2011-08-18 (木) 11:12

種まきジャーナルリスナーです。ほぼ初期から欠かさず聞いてきました。違和感を覚え始めたのは6月頃からでしょうか。 
あまりに人々の放射能に対する警戒心を緩和するような発言が多くなってきたからです。
そのため、ぼつぼつとユーチューブに批判的なカキコをしてきました。
そして、「大人が引き受けろ」「規制値なしで全ての放射能食材を流通させろ」そして、
8月6日の福島での「生産者を守れ」「故郷を崩壊させるな」の発言にいたり、はっきりとこの人を批判すべきと思いました。
カキコでは小出ファン(信者)に袋だたきに遭い、時には「スパム」で表示できないことさえあります。
このような中で、「小出裕章 批判」と検索して、あなたのサイトを知りました。
一人だけかい?と言う拍子抜けの感もありましたが、心強くも感じもしました。
あまり時間がとれないのですが、<キッチリ>とした小出批判をできるだけ早くネットに公開したいと考えています。

m_debugger Re: 小出批判をできるだけ早くネットに公開したい URL 2011-08-18 (木) 19:37

>上田一郎さん

当ブログをご発見いただいて、ありがとうございます。私は小出氏の発言をマメに追えているわけではないので、リスナーの方からの共感的なコメントは大変ありがたいです。「たね蒔きジャーナル」のコメント欄などを見ていると、小出氏の発言に批判や違和感を持ち、それを表明している人々は一定数いるのに、そうした批判は「たね」のうちに摘み取られているように感じます。一人だけということはさすがにないと思いますが、公的な小出氏批判はまだまだ少ないので、上田さんが文章を公開された際には、よろしければご一報ください。

上田一郎 小出氏批判のブログアップしました URL 2011-10-10 (月) 21:03

遅くなりました。

「脱原発運動に敵対する小出裕章氏を批判する」ブログアップしました。
時間がとれなかったことと、やはり小出氏批判に対すためらいがありました。
しかし、彼に支持を寄せる人々は日本全体から見れば貴重な脱原発派です。
その中から幾人でも小出氏の過ちを乗り越えて脱原発運動に突き進んでくれること期待しました。
少し辛辣過ぎるかな、と言う感じもしますが、彼の次のことを思い出すたびに、いや、これで良いのだ、と
自分に言い聞かせました。

1、小出氏の信ずるゴフマン理論からの予測では、福島の人々の癌死亡者は子供約1万人、大人1.3万にになります。
  20ミリシーベルト/年の外部被曝のにのみのを適用。実際にはこの数値より平均すると少ないのですが、福島の人たちが
  地元産の食材を食べていることを考えると内部被曝を考慮しなければなりません。こちらの方が影響が多きのです。
  更に、癌の発症者、癌以外の発症者を考えると、被害者はこの数倍になるでしょう。
  小出氏はオランダのテレビインタビューで公然とこのことを容認しました。(日本人、福島の人たちにではなく)
  そして、故郷を守れ、生産者を守れ、子供は疎開させるな、と公共電波、週刊誌、書物で吹聴しています。
  
2、小出氏の最大の過ちは、人々に放射能に対する警戒心を麻痺させて来たことです。
  上記1については小出氏がどう言おうが、事態はさほど変わらないでしょう。
  しかし、このことは推進派が最も期待することで、小出氏はその露払いを立派に果たし、これからも果たし続けるでしょう。

ブログ表題中「小出氏批判[数字] ~」が本論です。「小出氏批判」はその都度気づいた小出批判で、これからも続けます。
しかし、ブログの目的は脱原発ですから、「小出氏批判」以外の記事を多くしようと思っています。ただ、ブログの題名は小出氏に対する批判は
少ないでしょうから、小出氏に疑問を持った人に目につきやすいように、このままで行きます。

以上、忌憚のないご感想などを頂ければうれしく思います。

m_debugger Re: 小出氏批判のブログアップしました URL 2011-10-12 (水) 22:21

>上田一郎さん

しばらくバタバタしていたため、お返事遅れて申し訳ありませんでした。「小出氏批判のブログ」は本当に小出氏批判のブログなのですね(笑)。明日は時間が取れるので、じっくり読ませていただいて、またお返事いたします。

ところで、私がブログに書いている批判は、最近、公開討論の場で小出氏に直接ぶつけられていたようです(すでにご存知でしたらすみません)。

---------------------------------------------
「小出さんの20禁、30禁、60禁が実現した場合には、実際にはそうした放射能汚染食品を買い求めるのは、あるいは買わされることになるのは、大人の50歳以上の富裕層ではなく、貧困層やマイノリティ、年収200万円さえ手にしない母子世帯や、若年世代なのではないでしょうか?

10禁、20禁、60禁と表示したのが反作用し、同世代間においてさえ、富裕層がより汚染の少ないものを、同世代における貧困層が、より汚染の高い食品を買い求める結果を生み出すことになるのではないかと危惧します。

これは小出さんが一番嫌う、しわ寄せをする人々を生み出す「差別」を再生産する事態に陥ってしまうように思うのですが、どうでしょうか?」
---------------------------------------------

これに対して、小出氏は次のように答えています。

「おっしゃるとおりです。」
「でも、それが今の社会なんです。」
「今の社会にそういう矛盾があるのです。」
「『事実がこうあるということをやっぱり知って、どういう矛盾があるのか?、どういう酷い現実なのか?ということを知ることしか現実を乗り越えることができない』と私は思うので、敢えて提案しているということです。」

http://kaleido11.blog111.fc2.com/blog-entry-898.html


そうしたわけで、小出氏が発言を撤回する可能性は極めて低いと考えざるを得ませんが、上田さんが仰るように、小出氏批判は小出氏を支持する人たちに向けて行っていくことが重要だと思います。

おぴょぴょ URL 2011-10-23 (日) 00:29

ご無沙汰してます。
以前紹介した「オルタナティブ@政治経済」という左派よりが集う掲示板であることに突っ込んだらこんな目に遭いました。

http://yy31.kakiko.com/test/read.cgi/x51pace/1303311924/42-44
>42 :無名の共和国人民 :11/10/21 19:58:41 ID:4zJu1Ck8
> やっぱり、小林の脱原発は真っ赤なウソである。

> ゴー宣ネット道場:よしりんと道場生(アンケート)の対話・その2
> https://www.gosen-dojo.com/index.php?action=pages_view_main&active_action=journal_view_main_detail&post_id=649&comment_flag=1&block_id=13#_13
> >今まで安穏と原発による
> >電力の恩恵を受けていた我々が、
> >福島の農産物をせめて
> >大人だけでも食おう、
> >放射能汚染された瓦礫の処分も
> >引き受けよう、
> >たったそれだけを言う
> >覚悟すらないのなら、
> >この国は変わることはありません。

> 「福島の農産物をせめて大人だけでも食おう」→明らかに内部被ばくの推奨。
> 「放射能汚染された瓦礫の処分も引き受けよう」→明らかに放射能汚染拡散の推奨。

> 小林は口では脱原発を唱えているくせに、放射能の危険性に関する知識が全くなく、
> 悪質な安全デマを平気で垂れ流している。(福島県の児童を安全な地域へ疎開させろ、
> と提言した西尾幹二のほうが、小林と違って、放射能の危険性を正確に理解している)

> 風見鶏小林は脱原発文化人ではなく、立派なまでに、原発御用文化人である。

>43 :無名の共和国人民 :11/10/22 02:52:27 ID:Jo/99MJO
> >>42
> >「福島の農産物をせめて大人だけでも食おう」→明らかに内部被ばくの推奨。

> 同じ事言ってる小出裕章も原発御用文化人として認定してもいいですよね?


>44 :Radioaktivitat:11/10/22 03:40:55 ID:3gnF4ueX
> >>43
> 今度はこっちで荒らすのか。

> 小出氏の主張はこのようなものだ。

> >>東電に食品の汚染を徹底的に調べさせる、そしてその上で汚染の度合いごとに、
> >>60禁、50禁、40禁というように、仕分けをしていって、子供には汚染の低いものを
> >>与えると、それはどういうことかというと、汚染の高いものは大人が食べるということです。
> >>何度も聞いていただいてますけれども、被曝をするということは、必ず危険があります。
> >>安全だとか、安心だとか、大丈夫だとか、そういう言葉は決して使ってはいけません。
> >>「どこまでの汚染なら容認できるか?」「引き受けることができるか?」
> >>とただただそれだけのことです。

> >>国は500ベクレルなら500ベクレルと決めて、あとはみんな容認しろと言って
> >>くるわけですけれども、私はそんなことを国に決めてもらう筋合いはないと
> >>思います。何度も聞いていただいていますけれども、放射線の感受性は、
> >>歳ごとに違うんだし、責任の度合いも違うのです。容認できるかどうかと
> >>いうのは、大変個人的な判断によるだろうと私は思います。
http://bochibochi-ikoka.doorblog.jp/archives/3032763.html

> 小林とはぜんぜんニュアンス違うと思うが・・・

> 他人に強制するな,食いたい奴が食えばいいという内容であって,
> 小林のように受け入れられない人にまで食えなんてことはまったく言っていない。

私からすれば小林の「福島の農産物をせめて大人だけでも食おう」という主張は小出の主張と差違が無いと思うのですがのなんでしょうこの小出への擁護ッぷり。擁護してる人物が紹介したサイトでは小出の発言

>(小出氏)子供に出すなんてことは到底できないわけだから、できるだけ子供にはきれいなものをあたえるし、残った汚いものは大人に出すしかないというところまで、私たちは追い詰められているということを認識しなければいけないと私は思います。

と堂々と書いてあるにも関わらず、小出は小林と違うと言い切ってます。
小林よしのりは思想や過去の言動から受け入れがたい人物なのはわかりますが・・・。
「小出氏を徹底批判してもし小出氏が去ってしまったら、脱原発は終わってしまう。だからこの意見にはあえて目をつぶろう!」とでも思ってるんでしょうか?
一部左派の小出批判タブーの現れなんでしょうか。

m_debugger URL 2011-10-23 (日) 11:24

>上田一郎さん

大変遅くなってしまい、申し訳ありませんでした。
私は原発関連のニュースをすでにフォローしきれなくなっているので、色々と勉強になることが多く、ブログは興味深く拝見しました。

ただ、どうしても気になったのは、小出氏に対する人格攻撃と受け取られるような記述が目立つことです。例えば、昨日の記事「福島第一にはメルトダウンした核燃料よりももっと危険なものがある」では、「小出氏のように鼻でせせら笑っていてはだめなのだ」と書かれていますが、こうした主観的に思われる断定は、できる限り避けた方が公正だと思います。「小出氏は「楽観敵ムード」助長する露払いを見事に果たしてきた」(細かいようですが、これは「楽観的ムード」でしょうか?)というご指摘はその通りであると私も考えますし、そうした主張をより広範な読者に伝えるためには、上田さんが小出氏に対する個人的な反感から記事を書いているのではないか、という印象を読者に与えかねない表現は、なるべく控えるべきではないでしょうか。

小出氏がリベラル・左派の一部でほとんど神格化されて、小出氏の言説に含まれる差別が不問に付されている状況への苛立ちや怒りは私も共有していますが、こうした状況であるからこそ、小出氏批判はあくまで小出氏の発言に則して(人格批判ではなく)行うべきだと考えます。

と、自分を棚に置いて偉そうにすみません。10月12日の「いい加減「種J」出演を止めたら!」の「種まきジャーナルの誘導尋問による弊害」のように、もっと掘り下げて具体的に例示していただければ、大変有意義な問題提起になるのではないかと思うテーマも多いので、これからもブログは拝見させていただきます。


>おぴょぴょさん

お久しぶりです。コメントありがとうございます。
私からしても小林と小出氏の発言は同じように見えますね。右も左も実質的には同じことを主張しているのに、左派が批判するのは右派の言説だけで、内輪の言説に対しては(「ニュアンス」が違うという合意が形成されて)容認・肯定される、という現象は、この問題に限らず、天皇制でも戦後補償でも、一般的に見られるようになってきていると思います。

おぴょぴょ URL 2011-10-24 (月) 07:23

お返事ありがとうございます。
あの掲示板への投稿理由ですが、小林の上記の意見(スローガンが)小出氏の意見に酷似していた為、
小出氏も「原発御用文化人」?と皮肉って書いたのですが、私予想の返答は「「原発御用文化人」は言い過ぎだけど。あの主張は無いよね・・。」みたいなものを期待していたのですが、小出氏の弁護的な反論が帰ってきたのはショックでした・・・。
ところで改めて読むと突っ込み甲斐があります。

>(福島県の児童を安全な地域へ疎開させろ、
>と提言した西尾幹二のほうが、小林と違って、放射能の危険性を正確に理解している)

・・・小出氏は「疎開は家族を崩壊させるから子供を疎開させるな」と言う無根拠な、まるでゴリゴリの保守論陣が言いそうな妄想を理由に疎開を否定的に広めてる訳で、真性保守の西尾幹二のほうが際立ってまともって事になりますね・・・w

余談ですが西尾幹二って人は以前、「女系容認までするぐらいなら天皇制は廃止した方がいい」と言って保守側からも「朝敵」とまで非難を浴びた人物なんですが、「女系容認までするぐらいなら~廃止・・」なんてほんの10数年前(雅子懐妊前)は左翼が結構言ってたセリフだったりしたんですけどねえ・・。一部リベ左翼は今や「今上天皇」の「お人柄」に首ったけの有様ですから・・・。もう言うことも無いんでしょうね・・・。

m_debugger URL 2011-10-24 (月) 16:51

>おぴょぴょさん

>・・・小出氏は「疎開は家族を崩壊させるから子供を疎開させるな」と言う無根拠な、まるでゴリゴリの保守論陣が言いそうな妄想を理由に疎開を否定的に広めてる訳で、真性保守の西尾幹二のほうが際立ってまともって事になりますね・・・w

「故郷を守るべき」という言説もそうですが、結局は体制に回収されて終わってしまいますよね。「疎開は家族を崩壊させるから子供を疎開させるな」という保守派の言論に対しては、反原発派の一部から、「戦時中の学童疎開によっても家族の絆は健在だったのだから問題ない」という、大日本帝国時代の日本人の「家族愛」を賛美する、これまた保守的な反論が出て、議論がどんどん内向きになっていますね・・・。ネット上での反応を見る限り、(特に母親にとって)子どもを連れて避難するという選択を難しくしている原因の一つは、明らかに家父長制と地域や社会の同調圧力にあるので、ここでも天皇制を解体できないツケが回ってきていると思います。

上田一郎 人格攻撃 URL 2011-10-26 (水) 10:50

ブログに対するコメントありがとうございます。
「鼻でせせら笑う」の良い例示がユーチューブに今日掲載されましたので、
それを題材に「小出氏批判」記事をアップしました。
人格攻撃は、「全て根拠がある」と言っても「主観でしょ」と言われれば、後は水掛け論になります。
ただ、小出氏に対しては、私はもう侮蔑仕切っています。

・小出氏の誤りはその「人格」から派生してきていると思われること
・小出崇拝者には確固たる事実とその由来する小出氏の人間性(人格)を提示する意外に
 目を覚まさせることは出来ないと考えること

私は小出氏の力の源泉はその肩書きにある、と思います。「京都大学のセンセ」
多くの平均的日本人は、大学、学者に「期待」「とあこがれ」を持っています。
特に東大に対する反官贔屓としての京大。
これらがになんの価値もなく、人は「裸の人」を素直に評価すべきだ、そうあってほしい、
と言う願いが「人格攻撃」にあります。

あれ、ちょっと気取ってしまったようだ。まあ、そういうことで、
語彙の選択には気おつけますが、これからも「人格攻撃」を続けます。

(蛇足)
・「ウラン資源枯渇」→「低脳」 要するに「バカ」としか言いようがありません。
・「間違い記述出版」→「無責任な出版」~最初は「誠実さのかけらもない」を表題にしようとしましたが、
 「身もふたもない」と思い直し、このような凡庸な題になりました。これでも「キイツカッテ」いるのです。(^―^)
・「種J出演の弊害」はインタビューアの誘導よりも、話し言葉で短時間に多くの問題を扱うことにある、と思います。
 小出氏は事故当初と異なり、「放射能と被曝」など話題が広範囲に成り、
 それに対し生半可な知識で得意げに間違った
 ことを公共放送でまき散らしています。
・10月24日アップの私のブログに掲載した小出氏の講演会の動画での小出氏の表情、
 しくさ、から小出氏は既に己の主張に対する自信と確信を失っているのではないか、
 と感じ取っています。 「はずれ」かもね?

m_debugger Re: 人格攻撃 URL 2011-10-26 (水) 21:51

>上田一郎さん

お返事ありがとうございます。また、本日のブログ記事で「鼻でせせら笑う」問題を取り上げてくださり、ありがとうございました。「批判のポイントを外して嘲笑することだけで批判したつもりでいることは、多くの人々に問題のポイントを不明確にし、単なる「ガス抜き」に終わってしまう」というご指摘は仰る通りだと思います。「主観」に関わる点では、やはり意見の相違はありますが、①、②は大変わかりやすく説得的であると思います。

ブログ記事でも言及されていますが、小出氏は自然放射線と人口放射線を同列に語ろうとすることで、人口放射線による内部被曝のリスクを軽視する言説の流布にも加担しているのですね。これは心底そう考えての発言なのか、(被害者の避難を抑えるための)確信犯的な発言なのか、いずれにしても科学者として到底許されないものだと思います。改めて継続的な小出氏ウォッチ+批判の必要性を痛感しました。

上田一郎 「ふくしま集団疎開裁判」署名を URL 2011-10-28 (金) 18:50

コメントありがとうございます。

貴ブログの趣旨とずれますが、頭書の件お願い申し上げます。

私は司法には何の期待もしていないので、この件については署名だけして忘れていました。
今日ユーチューブでこの件について目にはいたので、聴いてみました。
弁護団代表者の柳原氏の話に、

--------人々の意見(世論)が一定の影響力を持つ--------

と言う事があったので、私なりの意見書を郵送しようと思います。
10月31日が最終締め切り日と言うので、明日中に速達で投函しようと思います。

もし、貴方がまだ署名も意見書提出もされていないようでしたら、是非お願いします。

ネットからのメールでも受け付けます。

詳しくは上記URLからどうぞ

今回ばかりは裁判官の良心に膝を屈指って縋ることにしました。

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Trackback from 今日、考えたこと 2011-06-22 (水) 06:03

小出さんの「**禁」というタグをつけて食べるべきという提案について

小出裕章氏「子どもを守るために大人は食べてください」への抗議 (more…)

Home > スポンサー広告 > 続:小出裕章氏「子どもを守るために大人は食べてください」への抗議

続:小出裕章氏「子どもを守るために大人は食べてください」への抗議

 小出裕章氏への批判は一回限りで終わらせるつもりだったが、私が思っていたよりも事態は遥かに深刻らしいので、本意ではないが再度批判する。以下は、「小出裕章 (京大助教) 非公式まとめ」に掲載されている、「岩上安身氏による小出裕章氏インタビュー」要旨からの抜粋である(強調は引用者による)。なお、私自身は余裕がなくて動画を直接視聴できていないが、他のまとめサイトをいくつか確認した限り、以下の要約は的確であると思われる。


・(濃厚な汚染をしている土地から離れている人たちにも食物を通した間接被曝の可能性はある。そういう人たちに対しては?)福島や周辺県の農業、漁業を守らないといけない。お茶は静岡、神奈川まで汚れているが、そういうものを拒否すると農業が崩壊する。原発に頼ってしまい農業漁業を崩壊させてきた国の方向を直さないといけないと思ってきたが、事故をきっかけに逆に崩壊が加速しかねない状況。これまで原子力を許してきた責任がある大人たちが汚染された農産物などを積極的に食べて支える必要があると考える。大阪の人たちは関係ないと思っているだろうが、日本の国をどうするか考えてほしいし、大人であれば福島の農産物、海産物を引き受けてほしい。

・(若い人たちにはこれから子どもを作るなどの未来がある。そうした人、とりわけ女性には被曝させるべきでないと思うが、年齢が高い人の被曝はどう考えるべきか?)被曝の感受性の平均は30歳くらいで、0歳は平均より4~5倍危険が高い。30歳であれば特に女性なら気をつけるべき。病院のX線撮影室には「関係者以外無断立ち入り禁止。妊娠する可能性のある女性は医者に申告すべし」と書いてあるが、それは意味がある。大人の男性なら30歳を過ぎれば感受性は低くなる。50歳をすぎれば大したことはなく、平均の何十分の1も鈍感。

・(男性は被曝によって遺伝的な影響が出るか?)疫学的には証明されていない。広島、長崎の被爆者を調べても影響は証明できない。ただし原理的には影響は出ると考えるのが妥当。こどもを将来作るという男性は被曝は少なくしたほうがいい。50歳をすぎたような男性は日本の原発に最も大きな責任を持つ人たちであり、被曝は甘受すべき。


 小出裕章 (京大助教) 非公式まとめ:「6月7日 岩上安身氏による小出裕章氏インタビュー」
 http://hiroakikoide.wordpress.com/2011/06/07/iwakami-jun7/

 ・・・一体どうして「大阪の人たち」が、東京電力が一円も支払っていない賠償金を肩代わりした上に、進んで内部被曝までしなければならないのだろうか?「大阪の人たち」も「福島の農産物、海産物を引き受けてほしい」という小出氏の発言は、福島原発「事故」以前であれば放射性廃棄物として処理されていたはずの「食品」や被災地の瓦礫汚泥等を日本各地にバラまくことで、内部被曝のリスクを日本中に(実際には世界中にだが)拡散している日本政府の対応を、むしろ積極的に支持する言説にすらなってしまっている、と見なさざるを得ないように思う。

 もちろん、小出氏は子どもや「こどもを将来作るという」人々を被曝から守ることを強く訴えており、その点においては政府に対して極めて批判的であるとは言えるが、それ以外の「大人」に対しては年齢に応じて被曝を「甘受すべき」と呼びかけているのだから(「30禁」、「40禁」、「50禁」・・・)、もしも私たちが(少なくとも日本国内において)自らの生存権を長期にわたって正当に行使しようとするのであれば、政府の対応と小出氏の主張のいずれも容認できないことは自明だろう。

 また、そもそも「こどもを」「作る」かどうかは、基本的には個人の自己決定権に属する問題であり、「こどもを」「作」らない人々に被曝の「責任」を(より多く)負わせようとする小出氏の言説は、それ自体が極めて不当であると言わざるを得ない。また、自己決定権以前の問題として、経済的・身体的事情により子どもを持てない人々は決して少なくないと思うが、彼ら・彼女らはそうでない人々よりも相対的に被曝を「甘受すべき」だというのだろうか?もとより子どもを望めないセクシャリティの人間は?この機会にはっきり確認しておきたいが、こうした自己決定権のあり方や、経済的・身体的事情、セクシャリティによって、異なる被曝レベルを他者に「甘受」させようとする――命に「合理的」な序列をつける――言説は、一般的に差別や暴力と言われるものである。

 念のため述べておけば、子どもや妊婦の安全を最優先すべきだという小出氏の主張の核心には私も同意するし、幼い子どもがいたり、パートナーが妊娠中であったりする友人には、できる限り遠くへ避難することを個人的に勧めてもいる。だが、子どもや妊婦の安全を最優先することと、(関西以南も含めて)「大人」に対して被曝の「甘受」を迫ることは、まったく次元の異なる問題であり、前者および「福島の農業と漁業」のためには後者が不可欠であるとする小出氏の言説は、何度でも言うが、絶対に容認するべきではない。

 さらに言えば、「平均」と比べて「被曝の感受性」が「何十分の1も鈍感」であれば、被曝の影響は「大したことはな」いとまで言い切ってしまうことは、果たして科学的な態度と言えるのだろうか(仮に、「平均」と比べて暴力に対する「感受性」が「何十分の1も鈍感」である人物がいた場合、その人物にとっては、自らに対して振るわれる暴力の影響は「大したことはな」い、ということが科学的に言えるのだろうか)?「子どもを守るために大人は食べてください」という小出氏の持論は、私たちの人生が東電や政府によって値切られ続けることに実質的に手を貸す言説であり、小出氏の科学者としての社会的な信用をも切り崩しかねないものであると思う。この件に関する小出氏の発言を無批判に拡散しているリベラル・左派メディアの責任が重大であることは言うまでもないが、小出氏にも、もうこれ以上このような発言を重ねることはやめてほしい、と言いたい。


【追記】

 前回記事を書いた後にざっと調べた範囲では、小出氏の「子どもを守るために大人は食べてください」発言は、一般的にはそれほど支持されていないようであるが、リベラル・左派のブログやTwitterでは、無批判に転載されているか賞賛されているケースが圧倒的であるように見える(笑えることに、それらのブログやTwitter上では福島産野菜の脅威が同時に喧伝されていたりもする)。別に今に始まったことでもないが、日本のリベラル・左派の差別に対する鈍感さ(「何十分の1も鈍感」!)とダブルスタンダードはつくづく度し難いと思う。

 「6.11新宿・原発やめろデモ」では、「奇形児コスプレ」まで活躍し(かけ)たらしいが(もっとも、これはネット上でも叩かれまくっていたが)、「反原発」運動が総体として差別――とりわけレイシズム――を容認する方向に収斂しつつあることは、「ヘイトスピーチに反対する会」有志による「「6.11新宿・原発やめろデモ」に対する公開質問状」の炎上ぶりからも明らかだろう。「反原発」の名において差別を容認する日本人の「連帯」には心底うんざりさせられるが、今後もしつこく批判していくほかない。


集会場の入り口では、いくつもの日章旗をはためかせ、「在日朝鮮人」が「パチンコ業界」→「電通」を通じて「テレビ各局」を支配していると図解した「国民が知らない反日の実態」なるビラを撒いている団体までいました。


 ヘイトスピーチに反対する会:「「6.11新宿・原発やめろデモ」集会で何があったのか」
 http://livingtogether.blog91.fc2.com/blog-entry-97.html

Comments:25

笠井一朗 続:小出発言 URL 2011-06-19 (日) 10:57

反G8の時「6.11新宿・原発やめろデモ」の主催の方が、仲間の不法拘留を抗議しに、夜遅く警察に行った様をユーチューブで見たことがありましたが、どうみてもシラフでないご様子だったので、ずいぶんとだらしのない人だなぁ、という印象を持ちました。「反原発」の名において差別を容認する、という流れに「小出発言」が組み込まれていく可能性があると云うことですね。

「これまで原子力を許してきた責任がある大人たち・・・」「50歳をすぎたような男性は日本の原発に最も大きな責任を持つ人たち・・・」と拡大解釈してしまうのは、やはり問題発言として糾弾せざるを得ませんね。岩上安身氏のインタビューは聞いていたはずでしたが、medeia debugger さんに指摘されるまで、問題視しようとしませんでした。

環境市民の5月27日の番組で、小出裕章氏と細川弘明氏の両名にインタビューする特番がありまして、
http://www.ustream.tv/recorded/14987194
後半の細川氏の発言はフクシマ産の農産物についての考え方で「小出発言」と似ているようで違います。小出さんは「原罪を背負う我々」と規定してしまうから問題点がぼやけますし、なにやら宗教者の説教のようにも聞こえます。社会的弱者(被差別者)の存在があり、たとえフクシマの農産物が、国が暫定的にゆるめた基準値の以下だとして市場に出されても、流通は買い叩くでしょうし、消費地では安売りされるでしょうが、それを買うのは決して有産階級ではありません。それが現実です。つまり、買い支えることが、フクシマの農業を支えることにはつながりません。

細川さんは「我々は別の社会に生きる覚悟を・・・」「精神論でなく、合理性を持って・・・」「カロリー表示と同じようにベクレル表示も・・・」「ある種の合理性を社会に取り込んでゆくのも・・・」と言葉を選びつつおっしゃっています。

m_debugger 【笠井一朗さんよりコメント訂正】Re: 続:小出発言 URL 2011-06-19 (日) 12:50

>笠井さん
管理者でも投稿されたコメントの編集権限はないので、申し訳ありませんが、取り急ぎ以下だけお送りします。

> 先の投稿文中の「糾弾」を「批判」に書き換えて下さい。

aaa URL 2011-06-19 (日) 23:17

>この件に関する小出氏の発言を無批判に拡散しているリベラル・左派メディアの責任が重大であることは言うまでもないが

小出さんの、(子ども以外)一億総ざんげ的部分が無批判に増幅され、「反日」的部分(「朝鮮の核問題」(http://www.rri.kyoto-u.ac.jp/NSRG/kouen/KoreanN.pdf))は否認されて、うちわの「連帯」がひろがっていくような。


>ヘイトスピーチに反対する会:「「6.11新宿・原発やめろデモ」集会で何があったのか」

ドイツで反原発派がネオナチ(あるいはそのシンパ)といっしょに大手を振ってデモ行進することの異様さが想像できないか、想像しても「自分たち(の行為)は(紙一重で)違う」と信じ得ている人たちが、同時に自分たちを「素人」であると自認するということはどういうことなのでしょうか。なんとなく自由主義史観が頭をよぎります。歴史的自己を括弧に入れて、フリー(自由)にナイーブ(素人風)に考えてみたいという衝動をもっているからなのか…。

笠井一朗 「小出発言」の行く末を憂う URL 2011-06-23 (木) 11:28

一昨日晩(6月21日)のたね蒔きジャーナル
http://hiroakikoide.wordpress.com/2011/06/22/tanemaki-jun2/
を聞いて、やはり、逸脱傾向に拍車がかかりつつあると感じ、再度投稿しました。

「泥まみれにして遊ばせたいと・・・人間の性(さが)なのかなと・・・」(21日たね蒔き)
親心であるのはその通りですが、Mr.100ミリシーベルトを筆頭に放射線健康リスク管理アドバイザーらが教育・宣伝した成果でしょう。

「・・・汚染があっても日本人として買い支えなくては・・・汚染を調べることがいいことなのかどうなのか・・・立ちすくんでしまうという現実がある。」(21日たね蒔き)
晩発性の発がんリスクは数々の疫学調査に基づき以下のような発表がされてきました。

1万人Sv当たりのガン死者数(確率的影響)
  ICRP(1977)125
  米国科学アカデミー(1980)10-500
  ゴフマン(1981)4000
  今中(1985)600-2000
  放射線影響研究所(1987)1700
  国連放射線影響委員会(1988)400-1100
  米国科学アカデミー(1990)800
  ICRP(1990)500=(0.1%/20mSv)

日本医学放射線学会の説:1)年間100mSv以下は統計上裏付けるデータがないから安全、2)100mSvから急に発がんリスクが上がる、は国際的見地から見て特異です。

1990年発表のICRP報告によれば、0.1%/20mSvですから、福島県下の児童生徒が30万人だとして、仮に全員が20mSvの被爆をした場合、その0.1%の300人(若年者はリスクを高く見積もる必要がある、ちなみに乳児で10倍、胎児で100倍の感受性を見込む必要があるとされている)が5年乃至数十年に死亡する確率的影響があります。また、死亡しないまでも生活の質を落とさざるを得ない、放射線障害による免疫不全に起因する数々の疾病に罹患する患者数は含まれていません。このような現実が近未来に起こるのは今までの調査結果からして必然なことですから、「健康リスク管理アドバイザー」は、
「福島の人は原発事故と放射能汚染で、一人では背負いきれない大きな重荷を負った。我慢の時に誰かが重荷を背負う取り組みが必要。将来がんになる恐怖に対し、リスクをどう判断するか、自分自身の覚悟が問われている。去るのも、とどまるのも、覚悟が必要(山下俊一アドバイザー)」といった精神論を振りかざすのはお門違いで、「立ちすくんでしまう」と萎縮している猶予はないはずです。

なお、IAEAはチェルノブイリで放射線障害による死亡者数を約4000人と報告していますが、山下俊一教授をはじめ各国の原発推進国の調査団が作成した報告書に基づくものですから、どうしても数値は内輪なものとなります。2009年に米国科学アカデミーから出版された報告書「Chernobyl : Consequences of the Catastrophe for the People and the Environment」は、ベラルーシ語、ウクライナ語、ロシア語による論文を編纂したもので、2004年までに百万人近い死亡者数を確認し、その数は増え続けるだろうと報告しています。400頁ほどの148×223mmのきれいなカラー表紙で、全ページ英語で記述され、いわゆる専門書です。実は、注文のミスにより、手元に5冊ほど余分にありますので、ご覧になりたい方には本代無料+送料で差し上げます。私(MGH00343@nifty.com)まで直接メール下さい。インタビュー番組はこちらからどうぞ。
「Chernobyl : A Million Casualties Subtitled Japanese」
http://www.youtube.com/watch?v=tRO0wXjblJc

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さて、media debuggerさん、長くなって大変申し訳ありませんが、「小出発言」で、もう一点、問題提起させて下さい。たね蒔きジャーナル(6月14日)で、原発事故とその影響について「戦争」という言葉でなぞらえた箇所が2カ所ありました。
http://hiroakikoide.wordpress.com/2011/06/14/tanemaki-jun14/
例えば「・・・何万倍の濃度の汚染水を流している。今はとてつもない戦争状態であり、何が大切なのかしっかり考える必要が・・・」
といった風にです。戦時である・有事である・・・と印象づけたいのは体制側のもっとも望むところで、国会議員からも当初から「国家存亡の時」といった表現などで臭わせてきました。「戦争」という直接表現を使わないのは非論理を追求されるからで、政治家はその辺に聡いのだと思います。

media debuggerさんは、「大人は食べてください」発言が「命の格差の固定化を容認する言説として利用される」と危惧されましたが、「戦争状態にある」発言も事の本質をカモフラージュするのに大変役に立つと私は判断します。特に「リベラル・左派」から神格化されつつある小出語録が出典となると、効果絶大です。小出さんはそういった影響力をお持ちの人だから、政治力学や社会学的な考察も含めた発言をして欲しいと願います。「政治は嫌いだ」発言を幾度か聞ききましたが、そうなら、政治利用される発言は現に慎むべきです。子供じみた不平不満でしかありません。

「対テロ戦争」という侵略国家による戦争遂行プロパガンダは、左翼平和主義者(リベラル・左派)を席巻した「非暴力平和主義」と奇しくもコラボし、被侵略国の発言を一切無視し、日本を含めた「国際社会」全員が、侵略略奪・民族虐殺に荷担しました。140万人が侵略軍により殺害(JustForeignPolicy報告)され、400万人を超えるイラク人が難を逃れるために国外に脱出したことの責任はおろか、その事実さえ知っている日本人は少ないでしょう。ちなみに侵略軍に武装抵抗するレジスタンスの声明をお聞きいただいたらよいと思いますが、それは我々がニュースで見聞きし印象づけられてきた「テロリストの犯行声明」など我々の理解しがたい世界観が発する一方的な宣言ではなく、伝える相手の価値観を配慮した上で、それに訴えるよう十分配慮されています。悲しいことに、日本を含めた侵略側陣営は、そういった声明に耳を貸しませんでした。
「IraqiResistanceCommunique20041210SubtitledJapanese」
http://www.youtube.com/watch?v=SHXBCJaEvXY

「小出発言」の行く末を憂います。

m_debugger URL 2011-06-23 (木) 12:26

遅くなりましたが、いくつかまとめてコメントします。

繰り返しになるかもしれませんが、小出氏の「子どもを守るために大人は食べてください」という言説においては、結局のところ、東電や政府の賠償責任を(実質的に)棚上げしたまま、貧困層やマイノリティに被曝累積量を集約させるような差別構造が、個々人の「倫理」という問題に不当にすり替えられてしまうのではないかと思います。

tu-taさんは、「現実問題として、「六〇歳以上しか食べてはいけない60禁、五〇歳以上しか食べてはいけない50禁、30禁……。」というタグがつけられたら、誰も購入しないでしょう 」と指摘されていますし、そのように思われる方も多いのかもしれませんが、現実に放射能汚染が拡大の一途を辿っており、厳密な調査が実施されれば、近い将来において(すでに?)国内産の数十パーセントが「タグ」つきになることすら想定される状況では、貧困層やマイノリティから割を食う(被曝を「甘受する」)ことになる(なっている)のは明らかであると思います。それは、小出氏が想定している(したがっている)ような、個々人の「倫理的」な選択の結果ではなく、貧困層やマイノリティに対する差別につけこんだ差別が反復されているだけでしょう。差別を再生産しない唯一の方法は、始めから放射性廃棄物を流通させないこと、そのために東電や政府に賠償責任を果たさせることに尽きると思います。

ところで、私の「小出裕章氏「子どもを守るために大人は食べてください」への抗議」については、
・「運動を分断するものだ」
・「小出さんの表現に対する直解主義は、小出さんの真意を歪める」
といった批判もあるようですが( http://list.jca.apc.org/public/cml/2011-June/010193.html )、これらはいずれも、小出氏の言説に対してまったく無批判な、一部のリベラル・左派にしか了解されないものではないでしょうか。「直解主義」も何も、小出氏は実際に「どんな汚染があっても〔中略〕なんとか買い支えよう食べようと呼びかけている」( http://hiroakikoide.wordpress.com/2011/06/22/tanemaki-jun2/ )といった発言を事あるごとに強調しているのですから、そうした発言をする小出氏ではなく、小出氏の発言を「直解」する側に問題があるというのであれば、軽く見積もって10人中9人が問題ありということになるでしょう。

「運動を分断するものだ」という批判は、(別の文脈で)「ヘイトスピーチに反対する会」有志に対しても向けられていますが、aaaさんも言及されているように、そもそも「八紘一宇」を「結成綱領」に掲げるような団体が非合法化されていない日本の現状がおかしいわけで、その上で「右翼も左翼もノンポリもゲイもない」反原発デモをしようと思うなら、ZEDさんが指摘されているように、「反原発以外の主張は控えるようにデモ主催者側が右翼側に伝えて根回しをすべきでした」としか言いようがありません。
http://sgwse.dou-jin.com/Entry/292/
http://sgwse.dou-jin.com/Entry/293/


>笠井さん
>反G8の時「6.11新宿・原発やめろデモ」の主催の方が、仲間の不法拘留を抗議しに、夜遅く警察に行った様をユーチューブで見たことがありましたが、どうみてもシラフでないご様子だったので、ずいぶんとだらしのない人だなぁ、という印象を持ちました。

この点は私はよくわかりませんが(笑)。

>「反原発」の名において差別を容認する、という流れに「小出発言」が組み込まれていく可能性があると云うことですね。

そうなんですよね。特に最近の「小出発言」はさすがにまずいだろう、と。私は「ベクレル表示」があろうとなかろうと、そうした食品を流通させること自体が犯罪的だと言っていますが、小出氏の立場は、科学者として正確な情報を公開することよりも、放射能汚染食品を買い支えるよう社会に呼びかけることに重点が置かれているようなのが、何より問題だと思います。


>aaaさん
小出氏の「朝鮮の核問題」は初めて読みました。「徹底的な差別の世界になんとか抵抗するということが、今私たちがなさねばならない一番大切なことだと私は思う」という小出氏のご指摘には心底賛同します。

m_debugger Re: 「小出発言」の行く末を憂う URL 2011-06-23 (木) 17:56

>笠井さん

詳細なコメントありがとうございます。
tu-taさんへのお返事でも触れましたが、6月21日の「たね蒔きジャーナル」での小出氏の発言は、科学者としても一線を越えてしまっているのではないかと危惧します。
http://mdebugger.blog88.fc2.com/blog-entry-153.html#comment379

>「泥まみれにして遊ばせたいと・・・人間の性(さが)なのかなと・・・」(21日たね蒔き)
親心であるのはその通りですが、Mr.100ミリシーベルトを筆頭に放射線健康リスク管理アドバイザーらが教育・宣伝した成果でしょう。

小出氏はすでに「汚染を調べることがいいことなのかどうなのか」とすら述べていますが、これでは放射能被害のリスクを散々隠蔽・過小評価している、原発推進派の東電や政府、マスコミ、御用学者の責任が、原発を押しつけられている福島の人々の「親心」や「人間の性」に転嫁されてしまう、という批判を免れないのではないかと思います。

また、小出氏の「今はとてつもない戦争状態」発言は、私も気になってはいました。まだ聞けていませんが、OurPlanet-TVの「「現場は戦争」~福島第一原発の作業員Tさんインタビュー」も、そうした「空気」をよく示していると思います。
http://www.ourplanet-tv.org/?q=node/1125

>media debuggerさんは、「大人は食べてください」発言が「命の格差の固定化を容認する言説として利用される」と危惧されましたが、「戦争状態にある」発言も事の本質をカモフラージュするのに大変役に立つと私は判断します。特に「リベラル・左派」から神格化されつつある小出語録が出典となると、効果絶大です。小出さんはそういった影響力をお持ちの人だから、政治力学や社会学的な考察も含めた発言をして欲しいと願います。「政治は嫌いだ」発言を幾度か聞ききましたが、そうなら、政治利用される発言は現に慎むべきです。子供じみた不平不満でしかありません。

仰るとおりだと思います。「今は戦争状態だと認識すべき」、「3月11日を境に私たちの世界は変わってしまった」という小出氏の発言は、「子どもを守るために大人は食べてください」発言と共に増幅されていくことで、極めて抑圧的な社会的効果を発揮してしまっていると思います。文脈はもちろん異なりますが、「9月11日を境に私たちの世界は変わってしまった」という言説が何をもたらしたかについて想起することも必要かもしれません。

kusukusu URL 2011-06-24 (金) 15:15

基本的にはここで議論されている主旨に反対ではなく、小出氏の発言に問題点がいろいろあるように考えますが、ただ子どもたちの心理的な影響というのはたしかにあることなので、そういう配慮は必要ではないでしょうか。チェルノブイリでも、現に、値が高い地域から低い地域に避難した後に発症している子どもたちがかなりいるようです。つまり、人間の体というのは不思議なもので心理的な影響というのもやはり多分にあるようで、とにかく、値が高い地域から低い地域に避難すれば安全というものでもないのではないでしょうか。笠井さんがあげられているようにリスク評価がいろいろでも確率的影響ということで数字があがっていますが、しかし、実際のチェルノブイリ事故のデータは、値の高さ、低さにぴたっと一致して被害者数があらわれているわけではないのではないでしょうか。値がより低い地域でより多く被害が発生しているということも現実にはあるように思います。もちろん、基本的には、福島はかなり高く、出来れば子供達には皆、避難、疎開して欲しいのですが、現実的に万全の体制で避難が出来るような状況ではなく、無理な形での避難ということだと、せっかく値が高い地域から低い地域に避難しても、避難した環境に適応できなかったり、子どもがいじめられたりすると、そうした適応できない心理的な影響でかえって発症率が高まってしまうということも考えられるます。。事故発生直後、すぐにそういう避難の対応がとれていたのならまた話が別かもしれませんが、すでに初期対応をあやまり、現実に被曝してしまっていることが考えられる状況下、そういう難しさはあるのではないでしょうか。とにかく、避難の場合、万全の体制、適応できる環境をつくれるかという問題も考えないといけないと思います。万全の体制がつくれない現状では、夏休みだけでもどこかに疎開して、普段、遊べないでいるのを開放するとか、そういうやり方も現実的にある程度、有効なものとして機能することは考えられます。

m_debugger URL 2011-06-24 (金) 15:40

>kusukusuさん
子どもたちの心理的な影響にも配慮すべきというご意見には私も異論はありません。
ただ、現状では避難を(しようと)すること自体を責めるような(避難を(しようと)する人に罪悪感を抱かせようとするような)「空気」が極めて強いので、そうした「空気」を解体していくためにも、小出氏を始め良心的な科学者の方々には、放射能被害の実態を正確に調査・公開してほしいと考えます。

kusukusu URL 2011-06-25 (土) 03:08

前のコメント、どうもジレンマを感じながら書いていたのですが、その後、下記のような記事がありました。

http://blue.ap.teacup.com/documentary/1831.html

笠井一朗 低線量被爆被害の科学と言説 URL 2011-06-25 (土) 09:55

6月11日、私の地元近く、伊達市でのピースウォークに参加しました。その際のリレートークで使いましたスクリプトから抜粋します。
http://kasai-chappuis.la.coocan.jp/NuclearPowerPlant/KASAIIchiro.htm#KASAIIchiro20110611

「第二次世界大戦後、核保有国は競って核実験をしました。戦術核と呼ばれる威力の小さい原爆もありましたが、戦略核と呼ばれる、1発で東京のような大都市を壊滅させることの出来る水爆も連発させた時代がありました。さて、何発の原爆や水爆が地球上で炸裂したかご存じですか。アメリカは、広島と長崎で爆発させる前にネバダ砂漠で人類初めての原爆実験をしましたから、そこまでで、まず3発と数えます。。。実に2299発の核爆弾を地球上で炸裂させてきたのです。それにプラスすることのスリーマイル島、プラスすることのチェルノブイリ、そして今回のフクシマ、それにプラスすることの原子力発電所や再処理施設から日常的に漏れ出る放射性物質もプラスしなくてはなりません。」

「我々は自然界に存在する放射性物質からも、年間数ミリシーベルトの放射線を浴びている、と云う人もいます。確かに自然放射性物質から出る放射線も、原子炉内の核分裂によってだけ生成される人工放射性物質から出る放射線も違いはありません。自然界に存在する放射性物質には、ウラン、ラドン、ラジウム、カリウムがあります。例えば放射性カリウムですが、栄養素としてのカリウムは放射性ではありません。もし、放射性カリウムが体内に入ってきたとしても、我々人間も含めて生きとし生けるものの生命体には、放射性カリウムは速やかに排出するという機能が備わっています。ところが、人工放射性物質は過去60年間というつい最近に地球上に現れたものなので、放射性と非放射性を峻別する能力がないのです。ですから、沃素は甲状腺に、セシウムは筋肉や心臓に、ストロンチウムは骨に蓄積されてしまいます。我々が必要とする栄養素と勘違いしてしまうからです。」

つまり、以下のことが言えます。

自然界に既に存在している人口放射性同位体元素の存在を(認めるか/無視するか)の違いで、低線量被爆における閾値の存在を(認めるか/認めることは適切でないか)の解釈の違いが生まれます。統計上の揺らぎを、自然界に有史以来から存在する放射性同位体元素による誤差として片付けてしまえば、例えば、100mSv以下では、「一律に確率的影響で議論するには不確かすぎる」となります。すでに環境中に存在する人口放射性同位体元素による影響も少なからずあるのだと解釈するなら、「確率的影響を疫学調査するに当たって、低線量被爆では、確かに統計データに揺らぎが認められるが、自然界に既に存在している人口放射性同位体元素の存在がその統計データの揺らぎに少なからず影響を与えているとするなら、低線量被爆において、被曝量と死亡者数の相関に直線性を認めることは出来ない、と結論づけるべきではない:LNT仮説(Linear Non-Threshold:しきい値無し直線仮説)」となります。以上は、私の憶測ですが、手品の種を明かしてしまえば、その程度だと思います。

山下俊一氏は放射線医学の専門家ですが、小出裕章氏は原子物理学の専門家ですね。奇しくも両者とも、低線量被爆の確率的影響について、科学的なアプローチをせず、精神論を展開しているという点で共通項があります。山下氏の上手をゆく稲恭宏氏という方も破天荒ですね。ちなみに、市川定夫氏、崎山比早子氏、肥田舜太郎氏、矢ケ崎克馬氏、この人方の解説は、私にとって納得のゆく解説をしてくれる人方でした。グーグルしてみて下さい。

なお、「チェルノブイリへの架け橋」というNGOに長年関わってきた私の知人は、その活動対象を「フクシマ」に移しています。活動報告サイトをご覧下さい。低線量被爆での諸症状について、数々の報告があります。
http://www.kakehashi.or.jp/
6月11日のデモで、その方に「フクシマがおきてしまったが、どうお考えですか?」とお尋ねしましたら、「痛恨の極みです」とお答えになりました。ベラルーシからの子どもたちを引き受けてきた、その方の活動を知っていましたので、その言葉を理解できます。

kusukusu URL 2011-06-25 (土) 14:55

これについては、小出氏は自分の専門範囲のことではないので、あまり触れないようにしているのではないかと思います。おそらく小出氏の低線量被曝についての見解は、前に笠井さんがあげられていた中ではゴフマンさんの見解に近いものなのではないかと推測しています。小出氏はゴフマン博士の本を翻訳されていて、親交が深かったそうです。
それから、崎山比早子氏と、肥田氏、矢ケ崎氏の低線量被曝についての評価はまた違います。端的に言ってしまうと、崎山氏は低線量であっても確率的に被害があるという考えですが、肥田氏の場合は、そうではなく、内部被曝の場合は、低線量になればなるほど、むしろ、確率的なパーセンテージ以上に被害が大きくあるという考えです。肥田氏や矢ケ崎氏は、崎山氏以上に、低線量の内部被曝の被害のリスクを大きく見積もって考えているようです。
なお、稲氏と肥田氏ではまさに対極の結論に至っているようですが、それぞれの書かれているものを読むと、実は共通するところがあります。それは、放射線が人体に与える影響は、内部被曝の場合、低線量の場合と高線量の場合では異なるものであるということを説明している部分です。肥田氏の場合は、それで低線量の場合は、むしろ、高線量の場合以上に特別なリスクがあることが考えられるということを言っているのです。低線量の場合は人体への影響がより活性化し、高線量だったら起こらないことまでむしろ、低線量だからこそ起こるということです。しかし、稲氏の場合は、低線量の場合と高線量の場合では異なるものであり、低線量の場合は活性化する作用があるという考えまでは共通するところがあるのですが、そこから低線量の場合は害はなく、むしろ、効果になるということを言っているわけです。

笠井一朗 低線量被爆によるメリット URL 2011-06-26 (日) 07:36

kusukusuさん、詳しいコメントをありがとうございます。「低線量の場合は人体への影響がより活性化し・・・」のくだりですが、人体には自然治癒力・抵抗力があり、少々のストレスは逆に良い効果をもたらすことは、民間療法でも広く知られている普遍的な事柄だと思います。でも、放射線に限っていえば、自然界に有史以前から存在していた放射性同位体元素による被爆(年間数mSv?)や、メリットを認めるX線などの医療被曝で十分であり、核兵器・原発事故・原発運転から生み出された人工放射性同位体元素による被爆は、出来るだけ無い方が良い、と考えます。それを百歩譲ったところが、一般人の年間許容被曝量は1mSv
以下という規定ですし、小出さんもそういった発言をしていますね。

kusukusu URL 2011-06-26 (日) 17:09

低線量被曝はむしろ体にいいと言う論者はラドン温泉を例としてあげますが、これが本当にラドンの放射線の効用なのか、それとも温泉そのものの効用なのかは分かりません。たしかに、低線量被曝療法など、ショック療法というのか、そういうショックを与えることで、笠井さんが言われるように人体にある「自然治癒力・抵抗力」が作用して逆に効果になるというケースはあるのかもしれません。だからいい効果になる場合もあるのかもしれませんが、しかしこれは放射線は体にいいということとは違うのではないでしょうか。放射線のショックで、「自然治癒力・抵抗力」が作用してうまい効果をたまたまあげるということなら。

またそうした療法が治癒の効果をあげた場合も、実はそれは一時的に治癒したもので、一時的には良いように見えても、もしかしたら将来的には晩発で障害が起こって来て、長期的には悪い結果になるという可能性も考えられるのではないでしょうか。
肥田氏は、長年、原爆の被爆者が低線量でも何十年もたってから晩発で障害を発生するのを診て来たので、低線量の内部被曝のリスクを考えられてきたわけです。これは何十年ものスパンにわたり被爆者に接して来た体験に基づくものなので、やはり注目するべきです。
たとえば、チェルノブイリ事故についても、すでに25年たっていますが、晩発で30年後、40年後に発症することもあり得るわけだから、これから発症する人達もいるかもしれないのです。

それから、CTなどの医療被曝は、たしかに医学的なメリットもあるので一概に否定は出来ませんが、日本人は他の国の人達の約4倍もCTなどで医療被曝をしていると言われていて、これは無視できない多さです。崎山比早子氏は、以前から、日本人は医療被曝を浴び過ぎているとこれも問題にされてきています。よく、自然放射線では、日本人より放射線をたくさん浴びている国や地域の人達は多く、日本人はそれほどではないと言われるのですが、自然放射線だけならそうでも、医療被曝のことを考えると、つまり、「自然放射線プラス医療被曝で浴びてる放射線」ということで考えると、日本人は他の国の人達より少ないとは言えません。そして、それに、原発事故で、人工放射性同位体元素の被曝が加わると、足して考える必要があるのではないでしょうか。

小出氏の話から、かなり脱線してしまったかもしれませんが、すみません。

笠井一朗 原子物理学の市民大学講座をインターネットで開講 URL 2011-06-29 (水) 13:55

ひとつ小出さんには提案といいますか、お願いがあるのですが。例えば、大学レベルの基礎原子物理学を市民大学講座としてインターネットを通じて開講していただくというのはいかがでしょうか。私たちのような素人集団であっても、中には科学分野は得意だという方もいらっしゃるでしょうし、私自身、今は、パン屋をやっていますが、もともとは土木の技術者でしたので、理工学的な理解・判断をしながら物事を把握するという習性があります。

911以降、「国際社会」が提唱した対テロ戦争プロパガンダに対抗するために、室工大の憲法学勉強会に参加するようになりました。
http://homepage1.nifty.com/KASAI-CHAPPUIS/OKUNOTsunehisa.htm
門外漢ではありましたが、今では、素人ではありながら、片手では数え切れないくらい、憲法学にまつわる問題点を提起できるようになりました。そのうちのひとつがこちらです。
http://homepage1.nifty.com/KASAI-CHAPPUIS/IchiroPostWarSystemPlan.htm#KASAIIchiro20100627
素人ならではの、破天荒かも知れないけれど、問題解決の道筋をつけるヒントになる可能性もないとは言えません。小出さんとは、是非、お会いして提案申し上げたいと思います。大衆(人民)が、原子物理学の基礎知識を持つことが必要とされる時代になりました。

上田一郎 小出批判をできるだけ早くネットに公開したい URL 2011-08-18 (木) 11:12

種まきジャーナルリスナーです。ほぼ初期から欠かさず聞いてきました。違和感を覚え始めたのは6月頃からでしょうか。 
あまりに人々の放射能に対する警戒心を緩和するような発言が多くなってきたからです。
そのため、ぼつぼつとユーチューブに批判的なカキコをしてきました。
そして、「大人が引き受けろ」「規制値なしで全ての放射能食材を流通させろ」そして、
8月6日の福島での「生産者を守れ」「故郷を崩壊させるな」の発言にいたり、はっきりとこの人を批判すべきと思いました。
カキコでは小出ファン(信者)に袋だたきに遭い、時には「スパム」で表示できないことさえあります。
このような中で、「小出裕章 批判」と検索して、あなたのサイトを知りました。
一人だけかい?と言う拍子抜けの感もありましたが、心強くも感じもしました。
あまり時間がとれないのですが、<キッチリ>とした小出批判をできるだけ早くネットに公開したいと考えています。

m_debugger Re: 小出批判をできるだけ早くネットに公開したい URL 2011-08-18 (木) 19:37

>上田一郎さん

当ブログをご発見いただいて、ありがとうございます。私は小出氏の発言をマメに追えているわけではないので、リスナーの方からの共感的なコメントは大変ありがたいです。「たね蒔きジャーナル」のコメント欄などを見ていると、小出氏の発言に批判や違和感を持ち、それを表明している人々は一定数いるのに、そうした批判は「たね」のうちに摘み取られているように感じます。一人だけということはさすがにないと思いますが、公的な小出氏批判はまだまだ少ないので、上田さんが文章を公開された際には、よろしければご一報ください。

上田一郎 小出氏批判のブログアップしました URL 2011-10-10 (月) 21:03

遅くなりました。

「脱原発運動に敵対する小出裕章氏を批判する」ブログアップしました。
時間がとれなかったことと、やはり小出氏批判に対すためらいがありました。
しかし、彼に支持を寄せる人々は日本全体から見れば貴重な脱原発派です。
その中から幾人でも小出氏の過ちを乗り越えて脱原発運動に突き進んでくれること期待しました。
少し辛辣過ぎるかな、と言う感じもしますが、彼の次のことを思い出すたびに、いや、これで良いのだ、と
自分に言い聞かせました。

1、小出氏の信ずるゴフマン理論からの予測では、福島の人々の癌死亡者は子供約1万人、大人1.3万にになります。
  20ミリシーベルト/年の外部被曝のにのみのを適用。実際にはこの数値より平均すると少ないのですが、福島の人たちが
  地元産の食材を食べていることを考えると内部被曝を考慮しなければなりません。こちらの方が影響が多きのです。
  更に、癌の発症者、癌以外の発症者を考えると、被害者はこの数倍になるでしょう。
  小出氏はオランダのテレビインタビューで公然とこのことを容認しました。(日本人、福島の人たちにではなく)
  そして、故郷を守れ、生産者を守れ、子供は疎開させるな、と公共電波、週刊誌、書物で吹聴しています。
  
2、小出氏の最大の過ちは、人々に放射能に対する警戒心を麻痺させて来たことです。
  上記1については小出氏がどう言おうが、事態はさほど変わらないでしょう。
  しかし、このことは推進派が最も期待することで、小出氏はその露払いを立派に果たし、これからも果たし続けるでしょう。

ブログ表題中「小出氏批判[数字] ~」が本論です。「小出氏批判」はその都度気づいた小出批判で、これからも続けます。
しかし、ブログの目的は脱原発ですから、「小出氏批判」以外の記事を多くしようと思っています。ただ、ブログの題名は小出氏に対する批判は
少ないでしょうから、小出氏に疑問を持った人に目につきやすいように、このままで行きます。

以上、忌憚のないご感想などを頂ければうれしく思います。

m_debugger Re: 小出氏批判のブログアップしました URL 2011-10-12 (水) 22:21

>上田一郎さん

しばらくバタバタしていたため、お返事遅れて申し訳ありませんでした。「小出氏批判のブログ」は本当に小出氏批判のブログなのですね(笑)。明日は時間が取れるので、じっくり読ませていただいて、またお返事いたします。

ところで、私がブログに書いている批判は、最近、公開討論の場で小出氏に直接ぶつけられていたようです(すでにご存知でしたらすみません)。

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「小出さんの20禁、30禁、60禁が実現した場合には、実際にはそうした放射能汚染食品を買い求めるのは、あるいは買わされることになるのは、大人の50歳以上の富裕層ではなく、貧困層やマイノリティ、年収200万円さえ手にしない母子世帯や、若年世代なのではないでしょうか?

10禁、20禁、60禁と表示したのが反作用し、同世代間においてさえ、富裕層がより汚染の少ないものを、同世代における貧困層が、より汚染の高い食品を買い求める結果を生み出すことになるのではないかと危惧します。

これは小出さんが一番嫌う、しわ寄せをする人々を生み出す「差別」を再生産する事態に陥ってしまうように思うのですが、どうでしょうか?」
---------------------------------------------

これに対して、小出氏は次のように答えています。

「おっしゃるとおりです。」
「でも、それが今の社会なんです。」
「今の社会にそういう矛盾があるのです。」
「『事実がこうあるということをやっぱり知って、どういう矛盾があるのか?、どういう酷い現実なのか?ということを知ることしか現実を乗り越えることができない』と私は思うので、敢えて提案しているということです。」

http://kaleido11.blog111.fc2.com/blog-entry-898.html


そうしたわけで、小出氏が発言を撤回する可能性は極めて低いと考えざるを得ませんが、上田さんが仰るように、小出氏批判は小出氏を支持する人たちに向けて行っていくことが重要だと思います。

おぴょぴょ URL 2011-10-23 (日) 00:29

ご無沙汰してます。
以前紹介した「オルタナティブ@政治経済」という左派よりが集う掲示板であることに突っ込んだらこんな目に遭いました。

http://yy31.kakiko.com/test/read.cgi/x51pace/1303311924/42-44
>42 :無名の共和国人民 :11/10/21 19:58:41 ID:4zJu1Ck8
> やっぱり、小林の脱原発は真っ赤なウソである。

> ゴー宣ネット道場:よしりんと道場生(アンケート)の対話・その2
> https://www.gosen-dojo.com/index.php?action=pages_view_main&active_action=journal_view_main_detail&post_id=649&comment_flag=1&block_id=13#_13
> >今まで安穏と原発による
> >電力の恩恵を受けていた我々が、
> >福島の農産物をせめて
> >大人だけでも食おう、
> >放射能汚染された瓦礫の処分も
> >引き受けよう、
> >たったそれだけを言う
> >覚悟すらないのなら、
> >この国は変わることはありません。

> 「福島の農産物をせめて大人だけでも食おう」→明らかに内部被ばくの推奨。
> 「放射能汚染された瓦礫の処分も引き受けよう」→明らかに放射能汚染拡散の推奨。

> 小林は口では脱原発を唱えているくせに、放射能の危険性に関する知識が全くなく、
> 悪質な安全デマを平気で垂れ流している。(福島県の児童を安全な地域へ疎開させろ、
> と提言した西尾幹二のほうが、小林と違って、放射能の危険性を正確に理解している)

> 風見鶏小林は脱原発文化人ではなく、立派なまでに、原発御用文化人である。

>43 :無名の共和国人民 :11/10/22 02:52:27 ID:Jo/99MJO
> >>42
> >「福島の農産物をせめて大人だけでも食おう」→明らかに内部被ばくの推奨。

> 同じ事言ってる小出裕章も原発御用文化人として認定してもいいですよね?


>44 :Radioaktivitat:11/10/22 03:40:55 ID:3gnF4ueX
> >>43
> 今度はこっちで荒らすのか。

> 小出氏の主張はこのようなものだ。

> >>東電に食品の汚染を徹底的に調べさせる、そしてその上で汚染の度合いごとに、
> >>60禁、50禁、40禁というように、仕分けをしていって、子供には汚染の低いものを
> >>与えると、それはどういうことかというと、汚染の高いものは大人が食べるということです。
> >>何度も聞いていただいてますけれども、被曝をするということは、必ず危険があります。
> >>安全だとか、安心だとか、大丈夫だとか、そういう言葉は決して使ってはいけません。
> >>「どこまでの汚染なら容認できるか?」「引き受けることができるか?」
> >>とただただそれだけのことです。

> >>国は500ベクレルなら500ベクレルと決めて、あとはみんな容認しろと言って
> >>くるわけですけれども、私はそんなことを国に決めてもらう筋合いはないと
> >>思います。何度も聞いていただいていますけれども、放射線の感受性は、
> >>歳ごとに違うんだし、責任の度合いも違うのです。容認できるかどうかと
> >>いうのは、大変個人的な判断によるだろうと私は思います。
http://bochibochi-ikoka.doorblog.jp/archives/3032763.html

> 小林とはぜんぜんニュアンス違うと思うが・・・

> 他人に強制するな,食いたい奴が食えばいいという内容であって,
> 小林のように受け入れられない人にまで食えなんてことはまったく言っていない。

私からすれば小林の「福島の農産物をせめて大人だけでも食おう」という主張は小出の主張と差違が無いと思うのですがのなんでしょうこの小出への擁護ッぷり。擁護してる人物が紹介したサイトでは小出の発言

>(小出氏)子供に出すなんてことは到底できないわけだから、できるだけ子供にはきれいなものをあたえるし、残った汚いものは大人に出すしかないというところまで、私たちは追い詰められているということを認識しなければいけないと私は思います。

と堂々と書いてあるにも関わらず、小出は小林と違うと言い切ってます。
小林よしのりは思想や過去の言動から受け入れがたい人物なのはわかりますが・・・。
「小出氏を徹底批判してもし小出氏が去ってしまったら、脱原発は終わってしまう。だからこの意見にはあえて目をつぶろう!」とでも思ってるんでしょうか?
一部左派の小出批判タブーの現れなんでしょうか。

m_debugger URL 2011-10-23 (日) 11:24

>上田一郎さん

大変遅くなってしまい、申し訳ありませんでした。
私は原発関連のニュースをすでにフォローしきれなくなっているので、色々と勉強になることが多く、ブログは興味深く拝見しました。

ただ、どうしても気になったのは、小出氏に対する人格攻撃と受け取られるような記述が目立つことです。例えば、昨日の記事「福島第一にはメルトダウンした核燃料よりももっと危険なものがある」では、「小出氏のように鼻でせせら笑っていてはだめなのだ」と書かれていますが、こうした主観的に思われる断定は、できる限り避けた方が公正だと思います。「小出氏は「楽観敵ムード」助長する露払いを見事に果たしてきた」(細かいようですが、これは「楽観的ムード」でしょうか?)というご指摘はその通りであると私も考えますし、そうした主張をより広範な読者に伝えるためには、上田さんが小出氏に対する個人的な反感から記事を書いているのではないか、という印象を読者に与えかねない表現は、なるべく控えるべきではないでしょうか。

小出氏がリベラル・左派の一部でほとんど神格化されて、小出氏の言説に含まれる差別が不問に付されている状況への苛立ちや怒りは私も共有していますが、こうした状況であるからこそ、小出氏批判はあくまで小出氏の発言に則して(人格批判ではなく)行うべきだと考えます。

と、自分を棚に置いて偉そうにすみません。10月12日の「いい加減「種J」出演を止めたら!」の「種まきジャーナルの誘導尋問による弊害」のように、もっと掘り下げて具体的に例示していただければ、大変有意義な問題提起になるのではないかと思うテーマも多いので、これからもブログは拝見させていただきます。


>おぴょぴょさん

お久しぶりです。コメントありがとうございます。
私からしても小林と小出氏の発言は同じように見えますね。右も左も実質的には同じことを主張しているのに、左派が批判するのは右派の言説だけで、内輪の言説に対しては(「ニュアンス」が違うという合意が形成されて)容認・肯定される、という現象は、この問題に限らず、天皇制でも戦後補償でも、一般的に見られるようになってきていると思います。

おぴょぴょ URL 2011-10-24 (月) 07:23

お返事ありがとうございます。
あの掲示板への投稿理由ですが、小林の上記の意見(スローガンが)小出氏の意見に酷似していた為、
小出氏も「原発御用文化人」?と皮肉って書いたのですが、私予想の返答は「「原発御用文化人」は言い過ぎだけど。あの主張は無いよね・・。」みたいなものを期待していたのですが、小出氏の弁護的な反論が帰ってきたのはショックでした・・・。
ところで改めて読むと突っ込み甲斐があります。

>(福島県の児童を安全な地域へ疎開させろ、
>と提言した西尾幹二のほうが、小林と違って、放射能の危険性を正確に理解している)

・・・小出氏は「疎開は家族を崩壊させるから子供を疎開させるな」と言う無根拠な、まるでゴリゴリの保守論陣が言いそうな妄想を理由に疎開を否定的に広めてる訳で、真性保守の西尾幹二のほうが際立ってまともって事になりますね・・・w

余談ですが西尾幹二って人は以前、「女系容認までするぐらいなら天皇制は廃止した方がいい」と言って保守側からも「朝敵」とまで非難を浴びた人物なんですが、「女系容認までするぐらいなら~廃止・・」なんてほんの10数年前(雅子懐妊前)は左翼が結構言ってたセリフだったりしたんですけどねえ・・。一部リベ左翼は今や「今上天皇」の「お人柄」に首ったけの有様ですから・・・。もう言うことも無いんでしょうね・・・。

m_debugger URL 2011-10-24 (月) 16:51

>おぴょぴょさん

>・・・小出氏は「疎開は家族を崩壊させるから子供を疎開させるな」と言う無根拠な、まるでゴリゴリの保守論陣が言いそうな妄想を理由に疎開を否定的に広めてる訳で、真性保守の西尾幹二のほうが際立ってまともって事になりますね・・・w

「故郷を守るべき」という言説もそうですが、結局は体制に回収されて終わってしまいますよね。「疎開は家族を崩壊させるから子供を疎開させるな」という保守派の言論に対しては、反原発派の一部から、「戦時中の学童疎開によっても家族の絆は健在だったのだから問題ない」という、大日本帝国時代の日本人の「家族愛」を賛美する、これまた保守的な反論が出て、議論がどんどん内向きになっていますね・・・。ネット上での反応を見る限り、(特に母親にとって)子どもを連れて避難するという選択を難しくしている原因の一つは、明らかに家父長制と地域や社会の同調圧力にあるので、ここでも天皇制を解体できないツケが回ってきていると思います。

上田一郎 人格攻撃 URL 2011-10-26 (水) 10:50

ブログに対するコメントありがとうございます。
「鼻でせせら笑う」の良い例示がユーチューブに今日掲載されましたので、
それを題材に「小出氏批判」記事をアップしました。
人格攻撃は、「全て根拠がある」と言っても「主観でしょ」と言われれば、後は水掛け論になります。
ただ、小出氏に対しては、私はもう侮蔑仕切っています。

・小出氏の誤りはその「人格」から派生してきていると思われること
・小出崇拝者には確固たる事実とその由来する小出氏の人間性(人格)を提示する意外に
 目を覚まさせることは出来ないと考えること

私は小出氏の力の源泉はその肩書きにある、と思います。「京都大学のセンセ」
多くの平均的日本人は、大学、学者に「期待」「とあこがれ」を持っています。
特に東大に対する反官贔屓としての京大。
これらがになんの価値もなく、人は「裸の人」を素直に評価すべきだ、そうあってほしい、
と言う願いが「人格攻撃」にあります。

あれ、ちょっと気取ってしまったようだ。まあ、そういうことで、
語彙の選択には気おつけますが、これからも「人格攻撃」を続けます。

(蛇足)
・「ウラン資源枯渇」→「低脳」 要するに「バカ」としか言いようがありません。
・「間違い記述出版」→「無責任な出版」~最初は「誠実さのかけらもない」を表題にしようとしましたが、
 「身もふたもない」と思い直し、このような凡庸な題になりました。これでも「キイツカッテ」いるのです。(^―^)
・「種J出演の弊害」はインタビューアの誘導よりも、話し言葉で短時間に多くの問題を扱うことにある、と思います。
 小出氏は事故当初と異なり、「放射能と被曝」など話題が広範囲に成り、
 それに対し生半可な知識で得意げに間違った
 ことを公共放送でまき散らしています。
・10月24日アップの私のブログに掲載した小出氏の講演会の動画での小出氏の表情、
 しくさ、から小出氏は既に己の主張に対する自信と確信を失っているのではないか、
 と感じ取っています。 「はずれ」かもね?

m_debugger Re: 人格攻撃 URL 2011-10-26 (水) 21:51

>上田一郎さん

お返事ありがとうございます。また、本日のブログ記事で「鼻でせせら笑う」問題を取り上げてくださり、ありがとうございました。「批判のポイントを外して嘲笑することだけで批判したつもりでいることは、多くの人々に問題のポイントを不明確にし、単なる「ガス抜き」に終わってしまう」というご指摘は仰る通りだと思います。「主観」に関わる点では、やはり意見の相違はありますが、①、②は大変わかりやすく説得的であると思います。

ブログ記事でも言及されていますが、小出氏は自然放射線と人口放射線を同列に語ろうとすることで、人口放射線による内部被曝のリスクを軽視する言説の流布にも加担しているのですね。これは心底そう考えての発言なのか、(被害者の避難を抑えるための)確信犯的な発言なのか、いずれにしても科学者として到底許されないものだと思います。改めて継続的な小出氏ウォッチ+批判の必要性を痛感しました。

上田一郎 「ふくしま集団疎開裁判」署名を URL 2011-10-28 (金) 18:50

コメントありがとうございます。

貴ブログの趣旨とずれますが、頭書の件お願い申し上げます。

私は司法には何の期待もしていないので、この件については署名だけして忘れていました。
今日ユーチューブでこの件について目にはいたので、聴いてみました。
弁護団代表者の柳原氏の話に、

--------人々の意見(世論)が一定の影響力を持つ--------

と言う事があったので、私なりの意見書を郵送しようと思います。
10月31日が最終締め切り日と言うので、明日中に速達で投函しようと思います。

もし、貴方がまだ署名も意見書提出もされていないようでしたら、是非お願いします。

ネットからのメールでも受け付けます。

詳しくは上記URLからどうぞ

今回ばかりは裁判官の良心に膝を屈指って縋ることにしました。

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