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Rawan URL 2011-07-03 (日) 16:39

過日、他の方のエントリでも少しコメントしていたのですが、この「誰に言っているか分からない反論」のあり方、「もって自分たちが良心的であるという表象を集団的に維持していくためのもの」は、残念ながら現状の「反原発」界隈で跋扈していますね。

m_debugger URL 2011-07-04 (月) 20:30

>Rawanさん
コメントありがとうございます。「誰に言っているか分からない反論」というのは、「外部」から見れば当たり前のことなんですけどね。CMLではまだ「レスポンスⅣ」は配信されていませんが、「何事もなかったかのように配信される」に500ベクレル、「何事もなかったかのように配信されない」に1000ベクレル、という予想を立てておきます。外れてくれればありがたいんですけどね。

笠井一朗 ・・・観光地に足を運び、復興の手助けをするべき・・・ URL 2011-07-07 (木) 09:28

笠井です。私は、Rawanさんやm_debuggerさんの意見に異論はありません。テポドンがらみでどのようにm_debuggerさんが投稿されるのか楽しみにしています。漁船衝突問題で尖閣諸島の領有権を巡って右から左までその権利を主張するべきと流れたのには、私の関わる室蘭の左派系集まりでも大勢を占めましたので、困惑しました。国境というのが、国家主義に基づくものであり、その土俵に乗って議論すべきではないというのが私の主張ですが、理解する人はごく僅かで、潰されましたね。ちなみに核実験を行ったときの「朝鮮の声」をお聞き下さい。
http://homepage1.nifty.com/KASAI-CHAPPUIS/mp3/ChosunNoKoe20061009.mp3
確かに、国家主義バリバリではありますが、さて、自国を振り返ってその報道を客観的に判断することが出来る人がどれだけいるでしょうか。

「大人は食べるべき」の延長で「・・こうした観光地に足を運び、少しでも復興の手助けをするべき・・(7月4日発売の週刊現代)」と発言していますね。
http://hiroakikoide.wordpress.com/2011/07/06/wgendai-jul/
だれか歯止めをかけてくれる人はいないのですか。時の人になってしまっているから、そして、その取り巻きが彼を神格化している雰囲気があるようですから、手がつけられませんね。m_debuggerさんは「リベラル・左派」が小出発言を受容するその神経を批判したいのですね。「たね蒔きジャーナル」をアップしているnyuugankenshinさんアカウントの動画再生回数がごく短期間で300万を超えましたが、
http://www.youtube.com/user/nyugankenshin
問題発言が連発される中で嫌気を感じる人もいるはずです。m_debuggerさんは「リベラル・左派」とそうでない人との乖離を心配なさっているかと思いますが、私も同感です。

5月23日の国会(参議院行政監視委員会)での参考人招致で小出さんが呼ばれましたね。彼は、話しの最後でガンジーの言葉を締めとしましたが、バラモン階級のガンジーがアンタッチャブルの存在を認識できていたかは疑問です。親米右翼は「日本の敗戦が、西欧列強の植民地支配されてきた東南アジア地域の独立を促した」と意味不明な評価をする向きもあるようですが、植民地支配の形態をフェーズシフトさせたに過ぎないのであって、その一番のお手本が「日本」です。半世紀後の今、ダイナミズムの軸が極東アジアからシフトされて困るのは日本のローカルエリートですが、その流れを止めることが出来ずに今日まで至ったあげくの原発事故ですから引導を渡された形になってしまいました。

話は少しそれますが、昨日朝のNHK総合テレビ「あさイチ」で
http://www.nhk.or.jp/asaichi/2011/07/06/01.html
住民説明会(伊達市?飯舘村?)を中継していました。住民の方の「将来の子どもたちの健康に不安を感じる」という意見に原子力安全委員の方が、
「大変申し上げにくいことですが、万が一、将来、健康被害に遭われた場合には、因果関係を整理して、司法の場で話し合うと云うことになります。」と答えていました。

これほどあからさまな委員会の意見表明に、場内は騒然となっていました。枝野官房長官が、事故当初から「健康に直ちに影響を与えるものではない」という言葉を繰り返しましたが、その背景をご丁寧にも説明してしまいました。朝仕事の合間合間に断片的にテレビを見ていたものですから発言者を特定し損ねましたが、その委員には後日、経団連あたりから注意を受けるのではないでしょうか。「手品の種を明かすもんではない・・・」と。

笠井一朗 行政の考え方:晩発性の健康被害は司法に持ち込む予定です URL 2011-07-09 (土) 13:38

「リベラル・左派への抗議」が本稿の要旨ですので、私のコメントが逸脱傾向にあることをご容赦下さい。小出さんの発言の流れを考えれば、次に来るのはシルバーフロンティア(中高年者の移住促進)構想でしょう。問題の解決になりませんが、、、

前言を一部訂正します。原子力安全委員の方ではありませんでした。以下をご参照下さい。
----------------------------------------
NHK総合201107060815あさイチ「特定避難勧奨地点」

原子力災害現地対策本部は、6月30日、特定避難勧奨地点を設定したとして福島県伊達市に通達しました。
http://www.meti.go.jp/earthquake/nuclear/pdf/20110630nisa-2.pdf

それに先立つ28日、住民説明会が伊達市立小国小学校の体育館で行われました。7月6日朝8時15分からのNHK総合での番組「あさイチ」で取り上げられていましたので、ユーチューブにアップしておきました。
http://www.youtube.com/watch?v=iX_YMGvYk9c

以下は、質疑の要点だけ抜粋します。回答者は、原子力災害現地対策本部 住民支援班長 佐藤暁氏:

Q:避難せずにここに残った場合、私たちはどんなリスクを背負うのでしょうか。

A(佐藤暁氏):健康影響っていう形でゆくと、その生活をですね、普通に生活される分については、国としてはですね、制約をもうけるわけではないということですので、普通にお暮らしいただいて問題ないという風に考えているところでございます。

Q(秋葉知子さん):特定勧奨避難というその設定で、こんなに待っても、選ばれた子供しか助けてもらえないんだって思ったのが一番悲しいことです。(拍手)漏れても、その子どもたちを守るためにちゃんと手当はしてくれるんでしょうか。

A(佐藤暁氏):えー、こうした放射線被曝でですね、健康影響が確認されるというようなことが将来的にある場合にはですね、当然その因果関係も含めて整理されるべきことかと思いますし、最後はですね、大変申し分けにくいことなんですけれども、司法の場での話しになる可能性もありますけれども、そうしたことについて出来る限り、対応というのは国として、誠意を持ってやってゆくべきことだと、、、、やや基本的な対応になってしまいますけれども、、、、まずはですね、そうした放射線による健康影響のないような取り組みを、、、、

枝野官房長官は、フクシマ原発が爆発した事故当初から「健康に直ちに影響を与えるものではない」という言葉を繰り返しましたが、その背景には、1)低線量被爆による晩発性の健康被害といった因果関係の証明しにくい問題については、2)原発事故の損害賠償にかかる国家財政の負担を極力抑えるために、3)立証責任を持つ原告側に有利になるようなデータを行政としてはなるべく実施しない+残さない、ことに留意し、4)それでも、損害賠償請求をされてしまうときには、安易に示談に応ずるというのではなく、司法に場を移して、あくまで行政の責任として国の財政負担を軽減することに最大限努力するのが行政官の責務であり、5)住民の安全を確保するという項目を基本(重要事項)に据えることは考えない。

と、云うことなのだと思います。舌足らずの説明なので、どなたか、もう少し、分かりやすく説明していただけたら嬉しいです。とにかく、佐藤暁氏の発言は、低線量被爆に対する行政の姿勢を如実に示してくれたものとして有り難く、その言質を確保させていただくものです。

笠井一朗 追補 URL 2011-07-11 (月) 10:44

特定避難勧奨地点として行政に認定してもらえなかった世帯や、政府の勧奨に応じなかった住民に対にとって「私たちはどんなリスクを背負うのでしょうか」との質問に、「制約を設けるわけではない」との回答です。要は、原発事故が放出した放射線被曝に起因するあらゆるリスクは自己責任で管理し、損害賠償は司法の場で国家が総力を挙げて対抗する、という意見表明ですね。小泉元首相あたりから具体的に云われ出した自己責任論を、社会に浸透させる政治圧力が強く働いているのだと思います。

m_debugger Re: 追補 URL 2011-07-21 (木) 22:07

>笠井一朗さん

長いことコメントにお返事できず、大変申し訳ありませんでした。また、伊達市の住民説明会の書き起こしをありがとうございました。非常に考えさせられました。こうした発言は拡散しつつ体系的にまとめていけるとよいですね。ブログはなんとか通常運転に戻しましたので、よろしければご覧ください。

>「大人は食べるべき」の延長で「・・こうした観光地に足を運び、少しでも復興の手助けをするべき・・(7月4日発売の週刊現代)」と発言していますね。

Rawanさんへのコメントに高木仁三郎氏の著書を引用しましたが、「それでは、汚染を放置し、矛盾をひろげるだけ」ですね。高木氏が存命であれば違ったのかもしれませんが、小出氏批判は本来なら反原発運動の内部から提起されるべきだったと思います。
http://mdebugger.blog88.fc2.com/blog-entry-157.html#comment402

>小出さんの発言の流れを考えれば、次に来るのはシルバーフロンティア(中高年者の移住促進)構想でしょう。問題の解決になりませんが、、、

私も同感です。実際、観光云々の発言は最近増えていますね。そして政府は乗りそうですが・・・。

笠井一朗 「50禁」発言へのコメントを投稿しました URL 2011-07-22 (金) 14:57

前掲のNHKの番組は先ほど削除しました。NHKから強力な著作権侵害の報告があった模様で、ユーチューブからアカウント削除の可能性を示唆されました。私のアカウントでアップしたもののうち、フジテレビの番組
「桑田佳祐20090504空耳アビーロード」
http://www.youtube.com/watch?v=KaujkrggaYE
はもっと緩やかな警告で、今でも削除していません。この違いはいったいなんでしょうか???

さて、「たね蒔きジャーナル」にコメントを投稿しました。同じような論調のコメントがスパム報告を受けています。私のは大丈夫だろうか。
>小出氏批判は本来なら反原発運動の内部から提起されるべきだったと思います。
そうならないだろうことは予測していましたが、、、

以下は、コメント投稿文です。
--------------------------------------------------------------
小出裕章20110718たね蒔きジャーナル「被爆に対する考え方」
http://www.youtube.com/watch?v=AMEDd9mZ7e8

12日、「50禁」食品の市場経済での振舞いをコメントした者です。1mSvの確率的影響による疾病死亡率が1万人当たり4人という数値を小出さんは提示しましたが、これはICRPの8倍厳しい値ですから、小出さんと親交が深かったとお聞きしているゴフマン博士の研究に依拠したものだと思います。ですが、50歳以上は全年齢平均値の100分の1程度だとする根拠をお示しいただきたいと思います。

すべからく放射線は生命体の細胞を破壊するという効果があります。わけてもDNAを損傷した際には、癌化したり、変質したDNAが先天的な障害の原因となることは衆知だと思います。さて、人は加齢とともに病気で死亡する確率が高くなりますが、3分の1が癌で死亡するのだそうですね。では、なぜ、癌を発症するのでしょうか。その原因のかなりの割合は放射線障害由来ではないでしょうか。自然界に有史以前から存在する放射線や、2千3百回もの核実験+原発事故+原発通常運転中に放出した人口放射性同位体元素由来の放射線など、特に日本では311以降「世界は変わった」のは確かです。

年齢別疾病死亡率のヒストグラムを見たことがありますが、確かに50歳以上は限りなくゼロとなっています。でも、それは被験者の年齢からしてデータがとれないことは当然考えられることで、影響がないということではありません。被曝は確実に加齢を促進すると崎山比早子先生はおっしゃいますし、データが存在しない=>影響はない(少ない)=>(より)安全、という論理展開は、100ミリシーベルト以下は安全とする山下俊一医学博士と同じ論理展開です。

「暫定基準値を下回れば安全」ではないのは確かですし、放射線被曝を理解し生き延びなければならない厳しい現実も確かです。が、「50禁」食品を流通させる=>50禁基準値を設定する=>国会が法制化し行政が施行する、という社会の仕組みを忘れてはいませんか。それはまるで「泥棒が作った法律で、施錠せずに外出した人が罰せられる」ようなものでしょう。実行不可能な理想論を規範づけようとする態度は、論理的思考を期待されているはずの科学者としての、その資質を疑います。ご自分の言葉に陶酔していると思われるでしょう。

m_debugger URL 2011-07-22 (金) 19:15

>笠井さん
「たね蒔きジャーナル」を直接拝見しました。今のところ笠井さんのコメントも、その他の小出氏に批判的なコメントも反映されているようですね。

「たね蒔きジャーナル」が小出氏批判にどのように対応するのか注目したいと思いますが、仮に黙殺されたとしても、小出氏の発言に疑問を持っている一般の人は少なくないはずなので、批判を公的に提起していくことが、何より必要だと思います。取り急ぎ。

m_debugger URL 2011-07-23 (土) 09:20

> >笠井さん
> 「たね蒔きジャーナル」を直接拝見しました。今のところ笠井さんのコメントも、その他の小出氏に批判的なコメントも反映されているようですね。

訂正です。昨日は携帯から見ていたせいか削除履歴が表示されなかったのですが、批判的なコメントは着々と削除されていますね。0424hanaguさんの下記のコメントも、スパム報告されているので、もうすぐ削除されるのでしょうか。表現が痛烈なのと、一挙に結論を述べているので、私も全面的に支持するわけではありませんが、大部分は正論だろうと思います。

------------

「大人が引き受けるべき」発言の撤回を求める。以下列記する。

1、3・11以降世界が変わってしまった、と云うことは正しくな­­い。3・11は自然現象では 断じてない。これを、人々に植え込むことは、原発を止めよう、と­­云う意識を低下させ、 ただただ、 「我慢せよ」という意識を生むだけだ。政府、東電の思う壷である­­。

2、この間の貴方の話や著書を拝聴等する限り、学者の薄っぺらな­­思考を感じる。 あなたは、原発を止め、人々の被曝を抑えることに集中すべきだ。 日本の生産者のことまで考える義務も能力もない(失礼ながら)。

3、今最も大切なことは、福島県民とその近傍の人々、特に子供た­­ちの悲劇を 絶対に阻止することだ。。あなたのこのような発言は、これらの為­­に努力している人々 の足を限りなく強く引っ張ることに他ならない。。強く撤回を求め­­ます。

------------

笠井一朗 「小出裕章20110914たね蒔きジャーナル」を聞いて URL 2011-09-17 (土) 23:17

小出さんのインタビュー番組をアップしているユーチューブに投稿しましたら、「このコメントには否定的な投票が数多く寄せられました。」と評価されました。いやはや困りました。国会でも「綱引き」をやっているようですので、その民度は推して知るべしなのでしょうか。
http://www.youtube.com/watch?v=6Jr8ZxWikJY

m_debugger Re: 「小出裕章20110914たね蒔きジャーナル」を聞いて URL 2011-09-20 (火) 21:03

>笠井さん

お返事遅れて申し訳ありませんでした。リンク先の動画とコメント拝見しました。政府や東電の責任をそれなりに強調しながら、「日本人の大人は食べるべき」という、結局は(国内外の)外国人を含む貧困層にツケを払わせる結論に至ってしまう小出氏の言説構造は、敗戦後、軍部の責任をそれなりに強調しながら、天皇(制)を免罪し、日本政府による被害者への謝罪と賠償を回避し続けている日本社会のあり方と、おそらく無縁ではないだろうと思います。私は日本の有権者に原子力行政の責任がまったくないとは考えませんが、原発を積極的に推進してきた(原発で食ってきた)人々と、そうでない人々を、結果として原発を「容認」してきた(原発で作られた電気を使ってきた/他に選択肢がなく使わざるを得なかった)「大人」として同列視するような議論には与せません。

ところで、インタビューの中には缶詰の話も出てきますが、ついに政府は「食糧支援」と称して被災地で製造した缶詰を途上国に送りつけると言い出しましたね。先日事故のあったフランスのマルクール原発で処理されていた放射性廃棄物は、日本では普通に「食品」として流通しているレベル(ND!)ですから、結局は国内で「大人が食べる」ことをやめない限り、小出氏が反対している途上国への押しつけも止められないのが当然なのではないでしょうか。

横板 URL 2011-09-24 (土) 00:36

今晩は。お久しぶりです。
突然ですが、下記の記事を紹介させてください。


 斉藤美奈子さん、文学は文芸誌ではなく、ここにありますよ。
http://d.hatena.ne.jp/sheepsong55/20110620/1308565622
  ↓
今年は義母と議論して議論して議論して
作付を自粛することにしました。

理由1、作らなかったら0、作ったら赤字、だったら0のほうがマシ

理由2、時間的に無理ッス

そして3つめ、最後の理由

これが婿の中で一番大きな理由でした。
汚染されてないかもしれない、だけど汚染されてるかもしれない
そんな嫁に食わせたくない米を人様に売るわけにいかねぇっつーの
汚染されてる米が万が一流通ルートに乗っちゃったら、責任とれないです。
他人の健康を害するかも知れない米を売ったお金で生活する。
それは無理、無理っすわ
農家にだってプライドありますし、そんなもん出すくらいなら補償0のほうがマシじゃボケっ!

っつーことで今年は作付を断念
というか、廃業することにしました。
http://ameblo.jp/noukanomuko/entry-10926646707.html   」

私は今日はじめて読んで、強い印象を受けたのですが、有名なブログのようでもあるので、皆さんはすでにご存じかも知れませんね。その場合はよけいなお節介で、失礼いたしました。
(横板に雨垂れ)

m_debugger URL 2011-09-25 (日) 12:13

>横板さん

お久しぶりです。コメントありがとうございます。「農家の婿のブログ」は最近チェックしていなかったので、最新記事の「農家の内部被曝の議論ってやんないの?」を読みました。まったくその通りで、小出氏はこの問題に関してもどう考えているのか気になります。まさか農家は高齢化しているからそれほど問題ない、ということではないと思いますが・・・。

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小出裕章氏批判をめぐるリベラル・左派の「応答」への抗議(後半)

 「レスポンスⅡ」以降については、時間の都合により批判は最小限にとどめるが、「レスポンスⅠ」同様、いずれも私の小出氏批判の論理を軽視(「レスポンスⅡ」)ないし無視(「レスポンスⅢ」)しており、私の文章を引用すらしていない点が見所と言えるだろう。


●「レスポンスⅡ」

 [CML 010345] 再論:小出先生の「大人が食べなければならない」、レスポンスⅡ
 http://list.jca.apc.org/public/cml/2011-June/010214.html

 「レスポンスⅡ」の主旨は、「小出氏の主張が一定の説得力を持つためには、一人一人の人間が〔中略〕「根源的な地平で連帯する」ことが不可欠な課題となるでしょう。そして、そのためには汚染に関する全ての事実が明らかになることがどうしても必要です」という一節に、ほぼまとめられるのではないかと思う。

 けれども、ここで述べられているように、「『根源的な地平』とは内容的には「各人の身体への権利」と言いかえることが可能であ」るなら、私がこれまで批判してきた通り、東電や政府の賠償責任を実質的に棚上げして、貧困層やマイノリティに被曝累積量を集約させるような差別構造を事実上容認する役回りをしてしまっている小出氏の主張こそが、「根源的な地平」における「連帯」の実現を阻んでいると言うべきではないか。逆に言えば、そうした「根源的な地平」での「連帯」が実現した「別の日本」/「別の世界」においては、小出氏の主張が、(数多くの差別が容認されている)現実の日本において持ち得ている以上の説得力をもって受容されることはないと思う。少なくとも、民族やジェンダーによる差別や貧困問題が克服された「別の日本」においては、子どもを持とうとしないセクシャルマイノリティに対して被曝の「責任」を(より多く)負わせようとする小出氏の言説が、現状以上に支持されることはないはずである。

 また、「レスポンスⅡ」は、「チェルノブイリ事故による汚染食糧の「分配」は原子力の恩恵を受けてきた国々(もちろん、日本も含まれる)こそが負うべきであ」るとする小出氏の主張に「かなり共感し」ているが、それでは例えば、「財団法人世界緑茶協会理事長」である静岡県知事が、「製茶の数値が1千ベクレルだとしても〔中略〕まったく問題ない」などと言って輸出を正当化した「緑茶」についても、原子力大国であるフランスの人々は「責任」を持って「分配」にあやかるべきなのだろうか?そんなことを言い出せば、日本の反原発運動が(原発保有国である)他国の反原発運動と連帯する可能性はほとんど断ち切られてしまうのではないか。「根源的な地平」における「連帯」が必要であるという一般論には私も同意を惜しむつもりはないが、そうした「連帯」を目指すならなおのこと、小出氏の主張のすべてを無批判に受容することは誤りであると言いたい。


●「レスポンスⅢ」

 [CML 010362] 再論:小出先生の「大人が食べなければならない」、レスポンスⅢ
 http://list.jca.apc.org/public/cml/2011-June/010231.html

 「レスポンスⅢ」は、簡潔にまとめれば、「日本と世界は、何百年、何千年も〔中略〕放射能に付き合って生きていかねばならない」「運命」を「誰でもが背負わされてしまった」のだから、「日本だけではなく」あるいは「世界中で」、「子供たちと若い女性たちにだけは良いものを食べさせる、そういう新しい習慣と伝統を作り維持していかざるを得ない」という主張である。

 現在爆発的に進行中の放射能被害の大量拡散(その多くは東電や政府の意図的な行為であると言えるが)を、「日本と世界」の「運命」として受け容れてくれる外国人が何人いるのか知らないが(該当される読者はぜひともコメント欄よりご一報いただきたい)、仮にこのような「事故」を起こしたのが日本ではなく中国だったとして、「中国と世界は、何百年、何千年も〔中略〕放射能に付き合って生きていかねばならない」「運命」を「誰でもが背負わされてしまった」のだから、「中国だけではなく」あるいは「世界中で」、「子供たちと若い女性たちにだけは良いものを食べさせる、そういう新しい習慣と伝統を作り維持していかざるを得ない」などと中国人が言い出していたとしたら、日本のリベラル・左派は、そのあまりの身勝手さに悶絶していたのではないか。

 また、「レスポンスⅢ」は、「原発のデータ改ざんや事実隠しの責任者」「たちが「刑務所に行くべきだ」とは、小出博士が折に触れて語っていることです。博士が東電や政府の責任を追及していないかのような言い方は大変な誤解だと思います」と述べている。小出氏がそうした発言をしていることは私も知っているし、いい加減繰り返すのも疲れたが、私は「小出氏の「どんなに放射能で汚染されていても」「大人はあきらめて食べてください」という主張は、小出氏の意図はどうあれ、畢竟、東電や政府の責任逃れを追認し、命の格差の固定化を容認する言説として利用されるだろうし、実際に利用されている」と批判しているのであって、「〔小出〕博士が東電や政府の責任を追及していないかのような言い方」(「大変な誤解」)などしていない。「小出博士は、単なる「贖罪意識」であのようなことをおっしゃっているのではない」という「反論」にしても、私はそもそも「小出博士は、単なる「贖罪意識」であのようなことをおっしゃっている」などとは主張していないのだから無効である。

 ところで、この「レスポンスⅢ」については、CML上でさらに「レスポンス」があり、そこには「小出さんも高濃度汚染食品も食べよ、などと言っていません」と書いてある。ここまでくると、私の小出氏批判に対する集団的な印象操作を通り越して、もはや情報操作の域に達した感があるが、なぜこのようなことがまかり通っているのだろうか?


●差別を容認する「良心」の「応答」

 それでは始めの疑問に戻ろう。これらの「レスポンス」は、いったい誰/何に対する何のための「レスポンス」なのだろうか?本来なら、私の小出氏批判に反論するには、次のどちらかを選べばよいだけのことである。

(A)「小出氏の「どんなに放射能で汚染されていても」「大人はあきらめて食べてください」という主張は、小出氏の意図はどうあれ、畢竟、東電や政府の責任逃れを追認し、命の格差の固定化を容認する言説として利用されるだろうし、実際に利用されている」(外国人を含む貧困層や子どもを望まない(望めない)人々により多くの被曝を「甘受」させようとする差別を容認する言説として利用されている)という私の批判が誤りであることを論理的に示す。

(B)上記の私の批判の正しさは認めた上で、そうした人々の命が軽く扱われるのはやむを得ない(差別は容認されるべきである)と開き直る。

 仮に(A)を満たす反論がなされた場合には、私は小出氏に対して誠実に謝罪するし、(B)に当たる反論がなされた場合には、私は反論者を差別主義者として名指すだろう。

 ところが、これらの「レスポンス」はそのどちらにも当たらない。(A)を満たす反論が現れないのは、単純に私の批判を否定できないからだと思うが(「レスポンス」の紹介者によれば、私の批判に対しては「10人以上の方からML、私信あわせて丁寧なレスポンス」があったらしいので、その中に該当する反論があれば、真っ先に紹介されているはずである)、一方で(B)に当たる反論もないのは、さすがにそうした反論をあからさまにしてしまえば、差別を容認するとの批判と自覚を免れないからだろう。

 そこで、こうした人々は、(A)・(B)いずれの反論も回避したまま、私への「反論」があたかも可能であるかのような「空気」を作り出すことにしたのではないか。そして、そのような「空気」の醸成において何よりも必要とされたのが、小出氏と小出氏を支持する自分たちがいかに良心的な人々であるかという相互保証だったのではないかと思う。実際、これらの「レスポンス」は、いずれも小出氏の良心=内面を賞賛することで、私の批判に「反論」しているつもりであるように見えるし(「レスポンスⅢ」の、小出氏は「40年にわたる研究と反原発闘争の経験と、そして何よりも、反原発闘争を通して知った多くの地域で現実に生きる多くの人々とのふれあいに裏打ちされ、そこから自然ににじみ出た言葉を発しておられるわけです。単なる知識だけではなく、蓄積され洗練された人間観、社会観、文明観、世界観の全てがあの発言に含まれています。一日二日の思い付きではありません」といった論法がその典型だろう)、「レスポンス」の紹介者が、投稿のたびに「レスポンス」著者の良心的な経歴を宣伝しているのも、その表れとしての意味合いが強いのではないかと思う。

 結論を述べれば、これらの「レスポンス」は、小出氏の発言が差別を容認する言説として利用されていることは(内心では)認めつつ、小出氏の発言をあえて支持することによってもたらされる社会的悪影響についての責任と自覚を回避し、もって自分たちが良心的であるという表象を集団的に維持していくためのものではないか。仮にこの推測が間違っているというのであれば、そうした人々にはぜひ(A)ないし(B)による反論を期待したい。なお、この推測を裏づける別の根拠として、日本のリベラル・左派が外国人やマイノリティに対する差別を事実上容認しながら、自らが良心的であるとの表象だけは手放そうとしない例は――とりわけ朝鮮(人)との関係をめぐって――腐るほどあるということを、念のため付言しておく。

 小出氏批判をめぐるこれらのリベラル・左派の「応答」に抗議する。

Comments:13

Rawan URL 2011-07-03 (日) 16:39

過日、他の方のエントリでも少しコメントしていたのですが、この「誰に言っているか分からない反論」のあり方、「もって自分たちが良心的であるという表象を集団的に維持していくためのもの」は、残念ながら現状の「反原発」界隈で跋扈していますね。

m_debugger URL 2011-07-04 (月) 20:30

>Rawanさん
コメントありがとうございます。「誰に言っているか分からない反論」というのは、「外部」から見れば当たり前のことなんですけどね。CMLではまだ「レスポンスⅣ」は配信されていませんが、「何事もなかったかのように配信される」に500ベクレル、「何事もなかったかのように配信されない」に1000ベクレル、という予想を立てておきます。外れてくれればありがたいんですけどね。

笠井一朗 ・・・観光地に足を運び、復興の手助けをするべき・・・ URL 2011-07-07 (木) 09:28

笠井です。私は、Rawanさんやm_debuggerさんの意見に異論はありません。テポドンがらみでどのようにm_debuggerさんが投稿されるのか楽しみにしています。漁船衝突問題で尖閣諸島の領有権を巡って右から左までその権利を主張するべきと流れたのには、私の関わる室蘭の左派系集まりでも大勢を占めましたので、困惑しました。国境というのが、国家主義に基づくものであり、その土俵に乗って議論すべきではないというのが私の主張ですが、理解する人はごく僅かで、潰されましたね。ちなみに核実験を行ったときの「朝鮮の声」をお聞き下さい。
http://homepage1.nifty.com/KASAI-CHAPPUIS/mp3/ChosunNoKoe20061009.mp3
確かに、国家主義バリバリではありますが、さて、自国を振り返ってその報道を客観的に判断することが出来る人がどれだけいるでしょうか。

「大人は食べるべき」の延長で「・・こうした観光地に足を運び、少しでも復興の手助けをするべき・・(7月4日発売の週刊現代)」と発言していますね。
http://hiroakikoide.wordpress.com/2011/07/06/wgendai-jul/
だれか歯止めをかけてくれる人はいないのですか。時の人になってしまっているから、そして、その取り巻きが彼を神格化している雰囲気があるようですから、手がつけられませんね。m_debuggerさんは「リベラル・左派」が小出発言を受容するその神経を批判したいのですね。「たね蒔きジャーナル」をアップしているnyuugankenshinさんアカウントの動画再生回数がごく短期間で300万を超えましたが、
http://www.youtube.com/user/nyugankenshin
問題発言が連発される中で嫌気を感じる人もいるはずです。m_debuggerさんは「リベラル・左派」とそうでない人との乖離を心配なさっているかと思いますが、私も同感です。

5月23日の国会(参議院行政監視委員会)での参考人招致で小出さんが呼ばれましたね。彼は、話しの最後でガンジーの言葉を締めとしましたが、バラモン階級のガンジーがアンタッチャブルの存在を認識できていたかは疑問です。親米右翼は「日本の敗戦が、西欧列強の植民地支配されてきた東南アジア地域の独立を促した」と意味不明な評価をする向きもあるようですが、植民地支配の形態をフェーズシフトさせたに過ぎないのであって、その一番のお手本が「日本」です。半世紀後の今、ダイナミズムの軸が極東アジアからシフトされて困るのは日本のローカルエリートですが、その流れを止めることが出来ずに今日まで至ったあげくの原発事故ですから引導を渡された形になってしまいました。

話は少しそれますが、昨日朝のNHK総合テレビ「あさイチ」で
http://www.nhk.or.jp/asaichi/2011/07/06/01.html
住民説明会(伊達市?飯舘村?)を中継していました。住民の方の「将来の子どもたちの健康に不安を感じる」という意見に原子力安全委員の方が、
「大変申し上げにくいことですが、万が一、将来、健康被害に遭われた場合には、因果関係を整理して、司法の場で話し合うと云うことになります。」と答えていました。

これほどあからさまな委員会の意見表明に、場内は騒然となっていました。枝野官房長官が、事故当初から「健康に直ちに影響を与えるものではない」という言葉を繰り返しましたが、その背景をご丁寧にも説明してしまいました。朝仕事の合間合間に断片的にテレビを見ていたものですから発言者を特定し損ねましたが、その委員には後日、経団連あたりから注意を受けるのではないでしょうか。「手品の種を明かすもんではない・・・」と。

笠井一朗 行政の考え方:晩発性の健康被害は司法に持ち込む予定です URL 2011-07-09 (土) 13:38

「リベラル・左派への抗議」が本稿の要旨ですので、私のコメントが逸脱傾向にあることをご容赦下さい。小出さんの発言の流れを考えれば、次に来るのはシルバーフロンティア(中高年者の移住促進)構想でしょう。問題の解決になりませんが、、、

前言を一部訂正します。原子力安全委員の方ではありませんでした。以下をご参照下さい。
----------------------------------------
NHK総合201107060815あさイチ「特定避難勧奨地点」

原子力災害現地対策本部は、6月30日、特定避難勧奨地点を設定したとして福島県伊達市に通達しました。
http://www.meti.go.jp/earthquake/nuclear/pdf/20110630nisa-2.pdf

それに先立つ28日、住民説明会が伊達市立小国小学校の体育館で行われました。7月6日朝8時15分からのNHK総合での番組「あさイチ」で取り上げられていましたので、ユーチューブにアップしておきました。
http://www.youtube.com/watch?v=iX_YMGvYk9c

以下は、質疑の要点だけ抜粋します。回答者は、原子力災害現地対策本部 住民支援班長 佐藤暁氏:

Q:避難せずにここに残った場合、私たちはどんなリスクを背負うのでしょうか。

A(佐藤暁氏):健康影響っていう形でゆくと、その生活をですね、普通に生活される分については、国としてはですね、制約をもうけるわけではないということですので、普通にお暮らしいただいて問題ないという風に考えているところでございます。

Q(秋葉知子さん):特定勧奨避難というその設定で、こんなに待っても、選ばれた子供しか助けてもらえないんだって思ったのが一番悲しいことです。(拍手)漏れても、その子どもたちを守るためにちゃんと手当はしてくれるんでしょうか。

A(佐藤暁氏):えー、こうした放射線被曝でですね、健康影響が確認されるというようなことが将来的にある場合にはですね、当然その因果関係も含めて整理されるべきことかと思いますし、最後はですね、大変申し分けにくいことなんですけれども、司法の場での話しになる可能性もありますけれども、そうしたことについて出来る限り、対応というのは国として、誠意を持ってやってゆくべきことだと、、、、やや基本的な対応になってしまいますけれども、、、、まずはですね、そうした放射線による健康影響のないような取り組みを、、、、

枝野官房長官は、フクシマ原発が爆発した事故当初から「健康に直ちに影響を与えるものではない」という言葉を繰り返しましたが、その背景には、1)低線量被爆による晩発性の健康被害といった因果関係の証明しにくい問題については、2)原発事故の損害賠償にかかる国家財政の負担を極力抑えるために、3)立証責任を持つ原告側に有利になるようなデータを行政としてはなるべく実施しない+残さない、ことに留意し、4)それでも、損害賠償請求をされてしまうときには、安易に示談に応ずるというのではなく、司法に場を移して、あくまで行政の責任として国の財政負担を軽減することに最大限努力するのが行政官の責務であり、5)住民の安全を確保するという項目を基本(重要事項)に据えることは考えない。

と、云うことなのだと思います。舌足らずの説明なので、どなたか、もう少し、分かりやすく説明していただけたら嬉しいです。とにかく、佐藤暁氏の発言は、低線量被爆に対する行政の姿勢を如実に示してくれたものとして有り難く、その言質を確保させていただくものです。

笠井一朗 追補 URL 2011-07-11 (月) 10:44

特定避難勧奨地点として行政に認定してもらえなかった世帯や、政府の勧奨に応じなかった住民に対にとって「私たちはどんなリスクを背負うのでしょうか」との質問に、「制約を設けるわけではない」との回答です。要は、原発事故が放出した放射線被曝に起因するあらゆるリスクは自己責任で管理し、損害賠償は司法の場で国家が総力を挙げて対抗する、という意見表明ですね。小泉元首相あたりから具体的に云われ出した自己責任論を、社会に浸透させる政治圧力が強く働いているのだと思います。

m_debugger Re: 追補 URL 2011-07-21 (木) 22:07

>笠井一朗さん

長いことコメントにお返事できず、大変申し訳ありませんでした。また、伊達市の住民説明会の書き起こしをありがとうございました。非常に考えさせられました。こうした発言は拡散しつつ体系的にまとめていけるとよいですね。ブログはなんとか通常運転に戻しましたので、よろしければご覧ください。

>「大人は食べるべき」の延長で「・・こうした観光地に足を運び、少しでも復興の手助けをするべき・・(7月4日発売の週刊現代)」と発言していますね。

Rawanさんへのコメントに高木仁三郎氏の著書を引用しましたが、「それでは、汚染を放置し、矛盾をひろげるだけ」ですね。高木氏が存命であれば違ったのかもしれませんが、小出氏批判は本来なら反原発運動の内部から提起されるべきだったと思います。
http://mdebugger.blog88.fc2.com/blog-entry-157.html#comment402

>小出さんの発言の流れを考えれば、次に来るのはシルバーフロンティア(中高年者の移住促進)構想でしょう。問題の解決になりませんが、、、

私も同感です。実際、観光云々の発言は最近増えていますね。そして政府は乗りそうですが・・・。

笠井一朗 「50禁」発言へのコメントを投稿しました URL 2011-07-22 (金) 14:57

前掲のNHKの番組は先ほど削除しました。NHKから強力な著作権侵害の報告があった模様で、ユーチューブからアカウント削除の可能性を示唆されました。私のアカウントでアップしたもののうち、フジテレビの番組
「桑田佳祐20090504空耳アビーロード」
http://www.youtube.com/watch?v=KaujkrggaYE
はもっと緩やかな警告で、今でも削除していません。この違いはいったいなんでしょうか???

さて、「たね蒔きジャーナル」にコメントを投稿しました。同じような論調のコメントがスパム報告を受けています。私のは大丈夫だろうか。
>小出氏批判は本来なら反原発運動の内部から提起されるべきだったと思います。
そうならないだろうことは予測していましたが、、、

以下は、コメント投稿文です。
--------------------------------------------------------------
小出裕章20110718たね蒔きジャーナル「被爆に対する考え方」
http://www.youtube.com/watch?v=AMEDd9mZ7e8

12日、「50禁」食品の市場経済での振舞いをコメントした者です。1mSvの確率的影響による疾病死亡率が1万人当たり4人という数値を小出さんは提示しましたが、これはICRPの8倍厳しい値ですから、小出さんと親交が深かったとお聞きしているゴフマン博士の研究に依拠したものだと思います。ですが、50歳以上は全年齢平均値の100分の1程度だとする根拠をお示しいただきたいと思います。

すべからく放射線は生命体の細胞を破壊するという効果があります。わけてもDNAを損傷した際には、癌化したり、変質したDNAが先天的な障害の原因となることは衆知だと思います。さて、人は加齢とともに病気で死亡する確率が高くなりますが、3分の1が癌で死亡するのだそうですね。では、なぜ、癌を発症するのでしょうか。その原因のかなりの割合は放射線障害由来ではないでしょうか。自然界に有史以前から存在する放射線や、2千3百回もの核実験+原発事故+原発通常運転中に放出した人口放射性同位体元素由来の放射線など、特に日本では311以降「世界は変わった」のは確かです。

年齢別疾病死亡率のヒストグラムを見たことがありますが、確かに50歳以上は限りなくゼロとなっています。でも、それは被験者の年齢からしてデータがとれないことは当然考えられることで、影響がないということではありません。被曝は確実に加齢を促進すると崎山比早子先生はおっしゃいますし、データが存在しない=>影響はない(少ない)=>(より)安全、という論理展開は、100ミリシーベルト以下は安全とする山下俊一医学博士と同じ論理展開です。

「暫定基準値を下回れば安全」ではないのは確かですし、放射線被曝を理解し生き延びなければならない厳しい現実も確かです。が、「50禁」食品を流通させる=>50禁基準値を設定する=>国会が法制化し行政が施行する、という社会の仕組みを忘れてはいませんか。それはまるで「泥棒が作った法律で、施錠せずに外出した人が罰せられる」ようなものでしょう。実行不可能な理想論を規範づけようとする態度は、論理的思考を期待されているはずの科学者としての、その資質を疑います。ご自分の言葉に陶酔していると思われるでしょう。

m_debugger URL 2011-07-22 (金) 19:15

>笠井さん
「たね蒔きジャーナル」を直接拝見しました。今のところ笠井さんのコメントも、その他の小出氏に批判的なコメントも反映されているようですね。

「たね蒔きジャーナル」が小出氏批判にどのように対応するのか注目したいと思いますが、仮に黙殺されたとしても、小出氏の発言に疑問を持っている一般の人は少なくないはずなので、批判を公的に提起していくことが、何より必要だと思います。取り急ぎ。

m_debugger URL 2011-07-23 (土) 09:20

> >笠井さん
> 「たね蒔きジャーナル」を直接拝見しました。今のところ笠井さんのコメントも、その他の小出氏に批判的なコメントも反映されているようですね。

訂正です。昨日は携帯から見ていたせいか削除履歴が表示されなかったのですが、批判的なコメントは着々と削除されていますね。0424hanaguさんの下記のコメントも、スパム報告されているので、もうすぐ削除されるのでしょうか。表現が痛烈なのと、一挙に結論を述べているので、私も全面的に支持するわけではありませんが、大部分は正論だろうと思います。

------------

「大人が引き受けるべき」発言の撤回を求める。以下列記する。

1、3・11以降世界が変わってしまった、と云うことは正しくな­­い。3・11は自然現象では 断じてない。これを、人々に植え込むことは、原発を止めよう、と­­云う意識を低下させ、 ただただ、 「我慢せよ」という意識を生むだけだ。政府、東電の思う壷である­­。

2、この間の貴方の話や著書を拝聴等する限り、学者の薄っぺらな­­思考を感じる。 あなたは、原発を止め、人々の被曝を抑えることに集中すべきだ。 日本の生産者のことまで考える義務も能力もない(失礼ながら)。

3、今最も大切なことは、福島県民とその近傍の人々、特に子供た­­ちの悲劇を 絶対に阻止することだ。。あなたのこのような発言は、これらの為­­に努力している人々 の足を限りなく強く引っ張ることに他ならない。。強く撤回を求め­­ます。

------------

笠井一朗 「小出裕章20110914たね蒔きジャーナル」を聞いて URL 2011-09-17 (土) 23:17

小出さんのインタビュー番組をアップしているユーチューブに投稿しましたら、「このコメントには否定的な投票が数多く寄せられました。」と評価されました。いやはや困りました。国会でも「綱引き」をやっているようですので、その民度は推して知るべしなのでしょうか。
http://www.youtube.com/watch?v=6Jr8ZxWikJY

m_debugger Re: 「小出裕章20110914たね蒔きジャーナル」を聞いて URL 2011-09-20 (火) 21:03

>笠井さん

お返事遅れて申し訳ありませんでした。リンク先の動画とコメント拝見しました。政府や東電の責任をそれなりに強調しながら、「日本人の大人は食べるべき」という、結局は(国内外の)外国人を含む貧困層にツケを払わせる結論に至ってしまう小出氏の言説構造は、敗戦後、軍部の責任をそれなりに強調しながら、天皇(制)を免罪し、日本政府による被害者への謝罪と賠償を回避し続けている日本社会のあり方と、おそらく無縁ではないだろうと思います。私は日本の有権者に原子力行政の責任がまったくないとは考えませんが、原発を積極的に推進してきた(原発で食ってきた)人々と、そうでない人々を、結果として原発を「容認」してきた(原発で作られた電気を使ってきた/他に選択肢がなく使わざるを得なかった)「大人」として同列視するような議論には与せません。

ところで、インタビューの中には缶詰の話も出てきますが、ついに政府は「食糧支援」と称して被災地で製造した缶詰を途上国に送りつけると言い出しましたね。先日事故のあったフランスのマルクール原発で処理されていた放射性廃棄物は、日本では普通に「食品」として流通しているレベル(ND!)ですから、結局は国内で「大人が食べる」ことをやめない限り、小出氏が反対している途上国への押しつけも止められないのが当然なのではないでしょうか。

横板 URL 2011-09-24 (土) 00:36

今晩は。お久しぶりです。
突然ですが、下記の記事を紹介させてください。


 斉藤美奈子さん、文学は文芸誌ではなく、ここにありますよ。
http://d.hatena.ne.jp/sheepsong55/20110620/1308565622
  ↓
今年は義母と議論して議論して議論して
作付を自粛することにしました。

理由1、作らなかったら0、作ったら赤字、だったら0のほうがマシ

理由2、時間的に無理ッス

そして3つめ、最後の理由

これが婿の中で一番大きな理由でした。
汚染されてないかもしれない、だけど汚染されてるかもしれない
そんな嫁に食わせたくない米を人様に売るわけにいかねぇっつーの
汚染されてる米が万が一流通ルートに乗っちゃったら、責任とれないです。
他人の健康を害するかも知れない米を売ったお金で生活する。
それは無理、無理っすわ
農家にだってプライドありますし、そんなもん出すくらいなら補償0のほうがマシじゃボケっ!

っつーことで今年は作付を断念
というか、廃業することにしました。
http://ameblo.jp/noukanomuko/entry-10926646707.html   」

私は今日はじめて読んで、強い印象を受けたのですが、有名なブログのようでもあるので、皆さんはすでにご存じかも知れませんね。その場合はよけいなお節介で、失礼いたしました。
(横板に雨垂れ)

m_debugger URL 2011-09-25 (日) 12:13

>横板さん

お久しぶりです。コメントありがとうございます。「農家の婿のブログ」は最近チェックしていなかったので、最新記事の「農家の内部被曝の議論ってやんないの?」を読みました。まったくその通りで、小出氏はこの問題に関してもどう考えているのか気になります。まさか農家は高齢化しているからそれほど問題ない、ということではないと思いますが・・・。

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