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岩波書店からの反応

 岩波書店へのメールを送ってから一ヶ月が経ちました。以下に岩波からの反応を紹介します。






































 以上。ご精読ありがとうございました。

 ・・・・・・なんだか無内容な気もするので、軽く追記を。『週刊金曜日』は相当売り上げが落ちてきているらしく、最近誌面(特に編集後記のページ)が異様なオーラを放っていたりするが、上層部では堅気の収入にはもう見切りをつけているようなので、読者離れにも今後は開き直る一方だろうな、と思う。

 ところで、佐藤優は、9・10月号『創』での宮台真司との対談で、左派論壇は『世界』の独り勝ちだなどと言っていたが、私がよく寄る書店(三省堂)では『世界』を扱っていないようだし(先日初めて一冊見かけた。たぶん読者が取り寄せたのだろう)、最寄の図書館では一時期『世界』をバックナンバーごと撤去していた。左派論壇は『世界』の独り勝ちなどというのは、カセットテープはソニーの独り勝ちというくらい寒い台詞だと思うが、岩波上層部はこれで気をよくしてしまったりするのだろうか。まあ佐藤にしてみれば、岩波がこのまま過去の業績に胡坐をかいていてくれる方が扱いやすいわけだから、相手のプライドをくすぐる能書きならいくらでも量産するだろう。

 10月号の『世界』では、安重根の遺稿、「東洋平和論」(未完)の日本語訳が掲載されているが、編集部による解説を読む限り、現在の『世界』(編集部)の歴史認識は、従来の日本政府見解に完全に包摂されていると思う。いったい以下のような歴史認識のどこがどう「進歩的」なのか、誰かわかる方がいれば教えていただけないだろうか(強調は著者による。以下同様)。


 いまから一〇〇年前の一九〇九年一〇月二六日、明治の元勲・伊藤博文が、ロシア蔵相との会談に訪れたハルピン駅頭で、韓国黄海道海州出身の青年、安重根に射殺された。日本が日露戦争に勝利して韓国(当時大韓帝国)の保護国化を着々と進めているさ中、韓国併合を行う前年のことであった。(▼1)


 「保護国化」「韓国併合」という用語を、括弧さえつけずに平然と使える神経が、まず信じられないが、解説文を通じて植民地(支配/化)という言葉は一度も出てこない。これだけでもすでに十分だと思うのだが、もう少しだけ紹介しておく。


 日本にとって、伊藤は明治維新を成し遂げ、近代国家としての日本の基盤を作り上げた、英雄の一人である。安は、その維新の英雄を殺した「暗殺犯」であり、「テロリスト」ということになる。逆に韓国にとって、安は、韓国に「日韓協約」を強要し、初代総統となった民族の敵・伊藤を除いた、独立運動の「義士」、民族の英雄ということになる。(▼2)


 ・・・・・・両論併記。おまえは朝日新聞か!?

 ちなみに、「彼はなぜ伊藤博文を狙ったのか?」という記事の見出しに対応する部分はこちら。


 安重根は、私怨や個人のテロではなく、民族の独立を脅かす侵略軍と戦う義兵闘争の延長として、伊藤を殺害したのである。(▼3)


 ・・・・・・歴史認識だけじゃなく想定される読者層に関する認識もおかしいらしい。


 安に対する関東都督府地方法院の判決(一九一〇年二月一四日、判官・真鍋十蔵)も、「被告が伊藤公爵を殺害したる所為たるやその決意私憤によるものにあらずといえども」と安の動機を認定している。(▼4)


 当時の日本政府側が「認定」しようがしまいが、別にどうでもよいだろう。安重根の「動機」を認定する権利を持つのは、安自身、朝鮮民族自身である。


 安重根の記録が保存され続けてきたのは、密かに安の行動に感銘を受け、共感すらした日本人がいたためである。(▼5)


 自伝や「東洋平和論」が獄中で執筆されたという条件上、それはそうだとしか言いようがないが、仮にそのような日本人が存在しなかったとしても、安の思想と実践は朝鮮民族に受け継がれていただろうし、また実際受け継がれている。こんなことはわざわざ書く必要はないのかもしれないが、『世界』が<佐藤優現象>の積極的な推進主体であり、近年は「東アジア共同体」の旗振り役になっていること、解説文においても植民地支配という言葉を一切用いず、日本人の「良心」を殊更に持ち上げていることなどを考えると、かれらが安重根の遺稿を取り上げる意図は自ずと明らかではないだろうか。『世界』が安の思想を弄ぶことを許してはならないと思う。


▼1 安重根「東洋平和論」、『世界』2009年10月号、p.98

▼2 同上、p.98

▼3 同上、p.101

▼4 同上、p.101

▼5 同上、p.102

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