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かにみそ 期待しています URL 2009-12-03 (木) 22:58

昔少しだけ運動に関わっていた者ですが、この法案、前に聞いた時は私にも国民基金の焼き直しとしか思えなかったです。それを飲み屋で説明してくれたのは昔の運動仲間ですが、私の疑問に対しては「国民基金とは違う!」と反論されました。ただし、なぜ違うかは私が馬鹿だからか結局わかりませんでした。

戦後補償に関わってる人はみんな疲れてるんですよ(笑)。何かの成果をひとまず出したいんでしょう。
ブログ主さんは、転向問題だと考えているようですが、はじめからあまり変わっていないのでは?国民基金についても西野瑠美子さんたちが反対していたからみんな口を揃えていただけな気が。
自分はもうこの辺りのことを調べる気力がありませんが、大事なことだと思うので、勝手ながら連載に期待させていただきます。

m_debugger Re: 期待しています URL 2009-12-04 (金) 09:55

>かにみそさん

コメントありがとうございます。とても参考になります。
「促進法」は普通に考えれば「国民基金」の焼き直しですよね・・・。

>ブログ主さんは、転向問題だと考えているようですが、はじめからあまり変わっていないのでは?

この点、とても重要な指摘だと思います。

実は、私も最初は(日本の左派によくある)転向問題だと考えていたのですが、調べているうちに必ずしもそうとは言えないことがわかってきました。
というのは、日本の戦後補償立法運動は、反「国民基金」を謳う弁護士が結集して提言した「外国人戦後補償法」が、その出発点になっていると思うのですが、この法案自体が日本政府の法的責任の履行を回避する立論(「国民基金」と同様)になっているのですよね。
一言でいえば、始めから負けているというか。

資料はかなり揃っているので、この点、詰めていこうと思っています。

ふくろう URL 2009-12-25 (金) 22:46

「反植民地主義闘争としての戦後補償を求める他者からの呼びかけを、日本人が切り捨てるということでもある」
との批判に深く同意します。
3章以降もじっくり読ませていただきます。

m_debugger URL 2009-12-27 (日) 12:50

>ふくろうさん

どうもありがとうございます。
次章ではかなり重要な資料を公開しますので、ぜひご覧ください。

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Home > スポンサー広告 > 「慰安婦」立法と「国民基金」の連続性を問う (1)

「慰安婦」立法と「国民基金」の連続性を問う (1)

■目次
(1) はじめに
(2) 第二の「国民基金」としての「促進法」
 (2-1) 「促進法」豆知識
 (2-2) (b) 罪責を承認したうえでの日本の公式な謝罪――なし
 (2-3) (c) 生存被害者とその家族に対する適切な賠償――不可
 (2-4) (a) この問題に関して日本政府が所持しているすべての記録及び情報の開示――無理
 (2-5) (d) 加害者の処罰――論外
 (2-6) より完璧な「国民基金」への道――(A) 被害国の世論の取り込み
 (2-7) より完璧な「国民基金」への道――(B) 保守・右派の取り込みと「国民基金」関係者との「和解」
 (2-8) より完璧な「国民基金」への道――(C) 戦後補償運動の日本国家への回収の完成
 (2-9) 結論
(3) 「要綱案」とは何か――他者からの呼びかけの無化
 (3-1) 「要綱案」豆知識
 (3-2) (b) 罪責を承認したうえでの日本の公式な謝罪――なし
 (3-3) (c) 生存被害者とその家族に対する適切な賠償――不可
 (3-4) (a) この問題に関して日本政府が所持しているすべての記録及び情報の開示――無理
 (3-5) (d) 加害者の処罰――論外
 (3-6) アジアの他者を切断する「戦後補償」
 (3-7) 【資料1】戦時性的強制被害者補償要綱に対する意見
 (3-8) 【資料2】「戦時性的強制被害者補償要綱(第1次案)」に対する意見書
 (3-9) 【資料3】第二次案の作成のご報告 被害者並びに支援者の皆さんへ


(1) はじめに

 日本軍「慰安婦」(性奴隷制)の被害者に対する「謝罪」と「賠償」を掲げる法案を民主党政権下で制定しようという立法運動が、日本の戦後補償運動において中心的な役割を担ってきた人々の働きかけによって、ついに本格化してきたようである。11月中旬には、「日本軍「慰安婦」問題の立法解決を求める緊急120万人署名」が始まり、著名な呼びかけ人たちが、「民主党と社民党」が「共産党とともに」、「2001年以降8回、国会に上程し続けてき」た、「戦時性的強制被害者問題の解決の促進に関する法律案」を、「日本軍「慰安婦」問題の解決のため」、「一日も早く」「成立させ、高齢の日本軍「慰安婦」被害女性に心からの謝罪と償いを届けること」を訴えている。

 日本軍「慰安婦」問題の立法解決を求める緊急120万人署名
 http://www.jca.apc.org/ianfu_ketsugi/120.html

 当然のことながら、日本軍「慰安婦」被害者に対して日本国家が「心からの謝罪と償い」を誠実に行うためには、「(a) この問題に関して日本政府が所持しているすべての記録及び情報の開示、(b) 罪責を承認したうえでの日本の公式な謝罪、(c) 生存被害者とその家族に対する適切な賠償、(d) 加害者の処罰」(▼1)(強調は引用者による。以下同様)といった法的責任を日本政府に果たさせることが不可欠だろう。ところが、本稿で明らかにするように、「戦時性的強制被害者問題の解決の促進に関する法律案」(以下「促進法」)およびその根拠法として「戦後補償問題を考える弁護士連絡協議会」(以下「弁連協」)が2000年3月に発表した「戦時性的強制被害者賠償要綱案」(以下「要綱案」)は、これらの4条件をまったく満たしていないのである。

 本稿では、第2章で「促進法」を、第3章で「要綱案」を具体的に検証することで、両法案(以下「慰安婦」立法)が、国家の法的責任を否認する「国民基金」=日本国家の論理に回収されるものであることを示す。第4章では、「慰安婦」立法の論理が依拠する1998年4月の関釜裁判判決(以下「下関判決」)の限界を批判的に考察する。第5章では、日本の戦後補償立法提言の先駆であり、「国民基金」への対案として1995年3月に弁連協が打ち出した「外国人戦後補償法(試案)」(以下「外国人戦後補償法」)について分析し、同試案もまた日本国家の法的責任を回避する「現実主義」に取り込まれていることを確認する。第6章では、それらを踏まえて、日本国家に回収されない戦後補償運動のあり方を検討していく。

 管見の範囲では、「慰安婦」立法および「外国人戦後補償法」と「国民基金」の連続性を「左」から批判する論考は、日本国内にはほとんど存在しないと思われる。民主党政権下でこれらの法案が成立する可能性はそれほど高くないかもしれないが、従来「国民基金」に対抗してきたはずの戦後補償運動関係者の多くが、これらの法案の性質を明らかにしないまま、あたかも法案を成立させることが「問題の解決」になるかのように、世論を誘導していること自体、極めて危機的な現象であり、本稿でも彼ら・彼女らの言説を直接批判する必要があると考えた。本稿が日本の戦後補償運動の現在位置をめぐる議論の一助となれば幸いである。関係者からの反論を強く希望するとともに、読者のご指摘・ご批判を待ちたい。


▼1 鈴木裕子、『戦争責任とジェンダー――「自由主義史観」と日本軍「慰安婦」問題』、未来社、1997年、pp.152-153

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かにみそ 期待しています URL 2009-12-03 (木) 22:58

昔少しだけ運動に関わっていた者ですが、この法案、前に聞いた時は私にも国民基金の焼き直しとしか思えなかったです。それを飲み屋で説明してくれたのは昔の運動仲間ですが、私の疑問に対しては「国民基金とは違う!」と反論されました。ただし、なぜ違うかは私が馬鹿だからか結局わかりませんでした。

戦後補償に関わってる人はみんな疲れてるんですよ(笑)。何かの成果をひとまず出したいんでしょう。
ブログ主さんは、転向問題だと考えているようですが、はじめからあまり変わっていないのでは?国民基金についても西野瑠美子さんたちが反対していたからみんな口を揃えていただけな気が。
自分はもうこの辺りのことを調べる気力がありませんが、大事なことだと思うので、勝手ながら連載に期待させていただきます。

m_debugger Re: 期待しています URL 2009-12-04 (金) 09:55

>かにみそさん

コメントありがとうございます。とても参考になります。
「促進法」は普通に考えれば「国民基金」の焼き直しですよね・・・。

>ブログ主さんは、転向問題だと考えているようですが、はじめからあまり変わっていないのでは?

この点、とても重要な指摘だと思います。

実は、私も最初は(日本の左派によくある)転向問題だと考えていたのですが、調べているうちに必ずしもそうとは言えないことがわかってきました。
というのは、日本の戦後補償立法運動は、反「国民基金」を謳う弁護士が結集して提言した「外国人戦後補償法」が、その出発点になっていると思うのですが、この法案自体が日本政府の法的責任の履行を回避する立論(「国民基金」と同様)になっているのですよね。
一言でいえば、始めから負けているというか。

資料はかなり揃っているので、この点、詰めていこうと思っています。

ふくろう URL 2009-12-25 (金) 22:46

「反植民地主義闘争としての戦後補償を求める他者からの呼びかけを、日本人が切り捨てるということでもある」
との批判に深く同意します。
3章以降もじっくり読ませていただきます。

m_debugger URL 2009-12-27 (日) 12:50

>ふくろうさん

どうもありがとうございます。
次章ではかなり重要な資料を公開しますので、ぜひご覧ください。

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