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改憲は護憲であるという「解釈護憲」――『マガジン9条』的ディストピア(追記)

 衆院選投票日も間近なので、『マガジン9条』が民主党立候補者に対して実施したアンケートに関する追記を、先にアップしておく。

 このアンケートに対しては、ネット上でいくつか批判的な意見が上がっているが、その中に、『マガジン9条』が民主党を「護憲派」であるかのように表象しているのは、民主党の表面的なイメージに騙されて、その危険性を見抜けていないからである、という主張があった。

 カネダのニュースクリップ:「「九条を守る」解釈改憲――民主党流の「護憲」とそれを見抜けない「マガジン9条」」
 http://ksnewsclip.exblog.jp/12208340/

 私の記事にもトラックバックを送ってくださっているので、以下は応答の意味も込めて書くが、こうした『マガジン9条』観はあまりにも『マガジン9条』に対して甘すぎると思う。私がエントリーの後半で指摘したように、「『マガジン9条』は、本来「改憲派」でしかない民主党が、あたかも「護憲派」であるかのように見せかけるために、わざわざ小細工を弄している」のであって、かれらは民主党に騙されているどころか、民主党の危険性を100%承知の上で、確信犯的に読者を欺こうとしているわけである。

 上記ブログの著者は、「このように民主党流の「護憲」の内実を探れば、「9条の意義を大切にし」たところで、「憲法改正でも温度差」があったところで、それが九条を守ることに役立つどころか、却って解釈改憲によって海外派兵に利用され、集団的自衛権はおそらく拡大解釈され、九条は骨抜きにされるだけだということがわかるだろう」と述べている。これについては私もまったく異論はない。問題なのは次の部分である。


 「マガジン9条」も毎日新聞も、候補者にこう聞くべきだったのだ。「あなたは本当に国連の下なら派兵が合憲だと考えているのですか」と。そしてそう言う観点で見れば、「マガジン9条」の候補者アンケートの選択肢が、ほとんど無意味であることに気付かされる。


 こうした主張の前提になっているのは、『マガジン9条』(や毎日新聞)が護憲派であるという認識だろう。上記ブログの著者が参考リンクとして挙げている別のブログでも、「それにしても「アンケートの必要もないほど『護憲』を鮮明にしている共産・社民」を積極的に支持しない「マガジン9条」の摩訶不思議」という発言があるので、こうした認識はかなり一般的であることがわかる。

 けれども、私がエントリーで指摘したように、『マガジン9条』や『週刊金曜日』らは、「実質上護憲に値しないにもかかわらず、自らをそのように表象しようとする」人々=「解釈護憲派」なのであり、「あなたは本当に国連の下なら派兵が合憲だと考えているのですか」という質問をかれらがしないのは、それが「民主党流の「護憲」」のタブーに触れるというだけでなく、かれら自身の「護憲」のタブーに触れることになるからである。


 「政権政策の基本方針」の第三章は、前述の「民主党政策集INDEX2009」とほとんど同じものである。小沢は党内がそれでまとまっていると言っているのだ。従って民主党の「護憲」は二重に疑わしい。まず解釈改憲を容認する公算が大きい。次に党の方針に反対してまで憲法を守るかどうかわからない。イラク派兵という暴挙を断行した小泉政権と、それに続く内閣を倒すためのものだったはずの「政権交代」が、更なる解釈改憲と海外派兵の恒久化をもたらすとしたら、皮肉と言う他ない。


 「解釈護憲派」ジャーナリズムは、まさに「政権交代」(およびその後の大連立)による「更なる解釈改憲と海外派兵の恒久化」を見据えた上で、民主党支持を明確に打ち出しているのである。その証拠に、8月26日号の『マガジン9条』の「コラムリコラム」は、毎日新聞のアンケート結果を受けて、以下のように述べている(強調は引用者による)。


・・・ま、共産と社民が憲法改正自体に反対しているのは、今までの主張からしてよく分かる。しかし面白いのは、公明と民主の回答が極めてよく似ていることなんだ。むしろ、公明のほうが民主よりもリベラルな感じがするほどだ。

 さらに、集団的自衛権の行使を禁じている現在の政府の憲法解釈については、こうだ。

 「集団的自衛権を行使できるように憲法解釈を見直すべきか」について、賛成が、自民77%、民主25%、公明8%、共産・社民0%となっている。こうなると、公明のほうが民主よりも共産や社民の意見に近いことになるね。




・・・なぜ、公明党が自民党にべったり寄り添っているのか、その意味が分からない。政権与党にいれば、自分たちの政策が実現できて、その存在感を示すことができる、という判断なんだろうけど、それにしても国家の根底の憲法観がこれほど違う党と連立しているっていうのは、自分たちで矛盾を感じないのか。彼らはよほど美味しい政権の蜜を味わってしまったのかもしれないな。


 マガジン9条:「コラムリコラム 第13回 やっと選挙だ、憲法9条はどうなる?」
 http://www.magazine9.jp/koramuri/090826/

 公明党の評価については今立ち入らないでおくが、これは『マガジン9条』ら「解釈護憲派」ジャーナリズムの本音が垣間見える、なかなか興味深い発言だと思う。後半の文章を私なりに翻訳してみよう。

 「・・・なぜ、私たちが民主党にべったり寄り添っているのか、その意味は明らかである。政権与党と手を結べば、自分たちの政策が実現できて、その存在感を示すことができる、という判断なのであり、国家の根底の憲法観がさほど違わない党と手を結ぶことには、自分たちで矛盾を感じるはずもない。私たちはとても美味しい<佐藤優現象>の蜜を味わっているのである。」

 「解釈護憲派」に護憲を期待するのは、オバマに「チェンジ」を期待するようなものだろう。


 チェイニーの秘密会談が怪しく腐敗したものであることは、チェイニーの口の歪みから理解できた。

 オバマは公然と笑って見せている。

 二人の違いがおわかりだろうか?その差は2%だ。


 暗いニュースリンク:「医療制度改革とオバマ:98%チェイニー? 」
 http://hiddennews.cocolog-nifty.com/gloomynews/2009/08/98-af64.html

 「解釈護憲派」は公然と「護憲」を掲げて見せているが、かれらと改憲派の、「その差は2%」にすぎない。

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