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済州 終わってる! URL 2010-05-13 (木) 12:45

管理人さまへ。

はじめまして。いつも楽しみに読ませていただいております。

「世界」。数ある雑誌のなかで唯一、それでもまともだと思ってきましたが;…ご指摘のとおり、完全に〝終わって〟いますね!。
〝良識〟派を自称し、又、今でも少なからぬ読者や一般人がそのように認識している(であろうと思う)ので、尚更タチが悪いです。

〝拉致問題がネックで…打開するためには拉致問題〟?!;…は笑えましたが。。。

m_debugger Re: 終わってる! URL 2010-05-13 (木) 21:32

>済州さん

コメントありがとうございます。

>〝良識〟派を自称し、又、今でも少なからぬ読者や一般人がそのように認識している(であろうと思う)ので、尚更タチが悪いです。

そこが問題なんですよね。『マガジン9条』や『週刊金曜日』でさえ、まともなメディアだと思っている(思いたがっている)読者もまだいるようですが、『世界』はかつての栄光?があるだけに、従来の読者はなかなか批判的に検証する気にならないのではないでしょうか。今の『世界』は安江時代とはまったく別物になっているので、それを批判しない読者に責任がないとは言いませんが、それよりも『世界』が読者の信頼を完全に食い物にしていることが大きな問題だと思います。

>〝拉致問題がネックで…打開するためには拉致問題〟?!;…は笑えましたが。。。

本人は国際政治通を気取っているようですが・・・これ、単なるお笑い芸人ですよね。

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Home > スポンサー広告 > 『世界』の終りとハードカバーワンダーランド(上)

『世界』の終りとハードカバーワンダーランド(上)

※ジブチでの日本軍海外基地建設計画についての続報は、こちらのコメントをご覧ください。


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 タイトルが別にネタでないことは、『世界』最新号(2010年6月号)をすでに読まれた方には、おわかりいただけるのではないかと思う。「日本唯一のクオリティマガジン」(笑)はもう完全に終わったようである。

 今号の『世界』には、(1)国連本部政治局政務官(安保理担当)で大阪大学大学院教授の川端清隆による「「進化する」国連平和維持活動(上)――ハイチPKO参加が意味するもの」と、(2)元外務省・日朝国交正常化交渉日本政府代表の遠藤哲也による「日朝関係をどう開くか――正常化政府代表の経験から考える」という論文が掲載されている。

 (1)はタイトル通り、自衛隊海外派兵の恒久化を全力で推進するための広告記事のようなものである。川端は、自衛隊のハイチ派兵について、「紛争当事者の合意や武器の不使用などの旧原則に必ずしも縛られない「新世代のPKO」〔中略〕に自衛隊を投入する意欲を見せ始めた」(強調は引用者による。以下同様)とぶち上げ、「「新世代のPKO」の中でも最先端の試みである「積極的平和維持(robust peacekeeping)」」(p.157)と呼んで、『マガジン9条』編集部も顔負けなほど絶賛している(▼1)。ちなみに、記事の目次には、編集部による「どう参加すべきか」という舐めたアオリがあり、『世界』が(解釈)改憲に向けてまた大きく跳躍したことが見て取れる。

 が、何と言っても、今回最大の見どころは、「日朝国交正常化のために」と編集部が銘打った、遠藤による記事(2)だろう。後述するように、遠藤の言説は、川人博の主張とすら一部重なっているような醜悪な代物である。まあ、『世界』は実際に川人を起用しようとしていたそうなので、『世界』の遠藤起用は、川人の起用が当面挫折したことの代償行為のようなものかもしれないが。

 本記事で遠藤は、拉致問題を「国際違法行為」として、「①被害者の全員救出、②拉致実行犯の引渡し、③拉致全容の解明」(p.215)を北朝鮮政府に迫る一方で、日本の植民地支配責任の清算については、それを「経済協力問題」にすり替えた上で、「北朝鮮の日朝国交正常化にかける最大のねらいは過去に対する反省と謝罪をこめた日本からの資金獲得である」のだから、この問題は「日朝交渉での日本側にとっての切り札である」(p.219)とさえ述べている。前もって言っておけば、日本の植民地支配責任の清算を徹底的に軽視する言説は、最近の岩波書店の刊行物には実は珍しくないのであり(この点については別エントリーで述べる)、『世界』の遠藤起用はその象徴にすぎない。「朝鮮問題に関する本誌の報道について」などという『世界』のマニフェストは、少なくとも現在の同誌の編集方針を見る限り大嘘であると言いたい。

 それでは、本記事の内容をかいつまんで紹介してみよう。


0 はじめに

 遠藤の外務省時代および退官後の輝かしい(?)経歴が列挙され(▼2)、次いで遠藤にとって「朝鮮問題と原子力・核問題」が「ライフワークであった」(p.209)という、ありがた迷惑な話が展開されていく。遠藤は「正常化交渉のある時期(一九九三~九五年)に直接かかわった一人としては、交渉がすみやかに再開され、双方が納得する形で妥結し、両国関係が正常化することを強く望んでいる」(p.208)と述べているが、後述するように、遠藤は「拉致問題の解決(進展)なくしては日朝国交正常化なし」と主張しており(p.216)、そのためには「結局は硬軟とりまぜて」北朝鮮に対することが「現実的な方法」(p.215)であると書いている。したがって、ここでいう「双方が納得する形で」の「妥結」というのは、植民地主義者の言葉遊びのようなものであり、読者が真に受ける必要はないだろう。


1 正常化交渉をふりかえって

 さて、ここからがすごいのだが、遠藤は、日本は日朝国交正常化の「重要性を十分に認識しており、韓国と基本関係条約(一九六五年)を結んだ際にも、朝鮮半島の北半分は白紙であるとの法的立場を明らかにしている。しかし、正常化交渉開始の機はなかなか熟さなかった」とした上で、その理由として、韓国が「日韓国交正常化の前は言うに及ばず、正常化後も長きにわたって日本の北朝鮮接近に激しく反対してきた」(p.209)ことを挙げている。これだけでも遠藤と遠藤を起用する『世界』編集部が確信犯であることは明らかだろう。日韓条約が、韓国の軍事独裁政権を、朝鮮半島を代表する唯一の政府と見なし、朝鮮民族の分断を促進・固定化しようとするものであったこと、日朝国交正常化が先送りされてきた最大の理由が、米国と共謀する日本の敵対的な朝鮮政策にあることは、従来の『世界』の読者にとっては周知であると思うのだが、『世界』編集部は、このような白々しい嘘を大胆に掲載することによって、読者にも「転向」を呼びかけているのだろうか?

 遠藤はさらに、日朝交渉の始まりは、「南北関係の緊張緩和、高度経済成長によって自信をつけた韓国」が、「民主化の影響もあり、金大中大統領の時代になって南北関係の進展に合わせて日朝関係の進展を認めるようにな」ったこと、「東西冷戦の終結、韓国とソ連(一九九〇年)、中国(一九九二年)との国交樹立によって、両国の後盾を失い、経済的にも窮地に陥り、国際的に孤立した北朝鮮」が、「孤立を脱却するためにも、日本から資金を引出すためにも日朝国交正常化を求めるようになった」(p.209)ためにもたらされたと説明している。日朝国交正常化の阻害要因を韓国になすりつけ、北朝鮮が金銭目的で国交正常化を求めているとする言説は、差別そのものであり、日本軍「慰安婦」被害者に対するネット右翼の薄汚い暴言を容易に連想させる。

 遠藤によれば、1991年に始まった日朝交渉は「一九九二年一一月の第八回交渉で交渉が中断され、その後八年近くもの長い冬眠期に入った」(p.210)わけだが、それはなぜなのだろうか?遠藤いわく、その理由は、植民地支配責任の清算や核問題、拉致問題における議論が「原則論に終始し平行線をたどった」(p.210)ために、「このままでは補償が早急に得られそうもない」ので、「日本を相手にするより米国を相手にする方がよい」と判断した北朝鮮が、「李恩恵問題を格好の口実に使っ」(p.211)て、交渉を決裂させたからだそうである(▼3)。要するに、北朝鮮がすべて悪いという一方的な言い分であり、植民地支配においても日朝交渉の中断についても、責任を一切負おうとしない日本政府の「原則論」だけは、首尾一貫性しているわけである。

 遠藤は、この時期の日朝関係についても、「破綻に瀕した北朝鮮経済、特に食糧危機(一九九五―九八年が特にひどかった)に直面した北朝鮮としては、資金協力の期待できる日本(この点米国からはあまり期待できないことを北朝鮮はよく知っている)に対して関心を示すようになった」が、正常化交渉が再開された2000年には、「米朝関係が急接近し」たことなどを背景として、「交渉は事実上中断してしまった」(p.213)と述べ、主体性の欠片もない幼稚な官僚作文を繰り返している。

 中でも重要なのが、日朝平壌宣言に対する遠藤の評価だろう。遠藤は、「二〇〇二年の九月の日朝首脳会談と平壌宣言は日朝関係において画期的なものであったといえる」、「全体としては著者自身これを評価している」として、次のように語っているのである。


 日朝正常化交渉との直接の関係では、一つは北朝鮮が日本に譲歩して財産請求権を日朝が相互に放棄し、経済協力方式すなわち日韓方式で処理することに合意をみたことは大きな進展であり、経済問題についてようやく日朝双方が同じ土俵に上ることになった。(p.212)


 前述したように、遠藤は植民地支配責任の清算を「経済問題」――放棄を前提として措定される「財産請求権」という双務的権利(の概念)――にすり替えることで、日本がなすべき謝罪と賠償を、恥知らずにも北朝鮮に対する「切り札」などと呼んでいるのである(しかも、その金額も可能な限り値切ろうとしている)。遠藤が平壌宣言を評価するのは、平壌宣言が基本的に日韓条約を踏襲しているからであり、遠藤が日朝国交正常化の進展を支持するのは、端的に「国益」のためである。

 「朝鮮問題に関する本誌の報道について」の言葉を借りれば、遠藤は「日朝正常化を一歩も進めまいとする言説」を唱えることなく、「従来から変わらぬ日本人の朝鮮認識の歪み」を炸裂させており、「日本近代史の最大の歪みを正し、日本人の中に道義と正義を回復すること」を率先して妨害しているわけである。もちろん、これは遠藤の起用などに象徴される、『世界』編集部の報道姿勢にもそのまま当てはまるだろう。

 遠藤は、「日朝交渉は拉致問題がネックになって〔中略〕交渉は膠着状態に陥っている。これを打開するのは拉致問題だ」という意味不明な主張を繰り返し、「日朝交渉は六者協議の一部になった」(p.213)ため、日朝交渉再開の可否は、北朝鮮が六者協議に戻ってくるかどうかにかかっている、と無責任に論評している。一言でいえば、申し分なく腐っているのである。

(下に続く)


▼1 川端大絶賛の「国連ハイチ安定化ミッション(MINUSTAH)」の実態については、藤永茂氏のブログに詳しい。

 私の闇の奥:「ハイチは我々にとって何か?(5)」
 http://huzi.blog.ocn.ne.jp/darkness/2010/03/post_aa35.html

▼2 

 個人的なことで恐縮だが、著者は、外交官生活四〇年のうち、長年にわたって直接、間接に朝鮮半島にかかわった。本省においては、朝鮮半島を担当する北東アジア課主席事務官及び課長、日朝国交正常化交渉日本政府代表、KEDO(朝鮮半島エネルギー開発機構)担当大使、在外にあってはロンドンの国際戦略問題研究所(IISS)研究員、在ウィーン国際機関代表部大使などであった。また、原子力・核問題についても長く、本省では国連局(当時は国連局が原子力を掌握していた)参事官、審議官、科学技術審議官(現在の軍縮不拡散・科学部長にあたる)、在外では前述のウィーン代表部大使、その際IAEA(国際原子力機関)理事および理事会議長をつとめた。外務省退官後は六年間原子力委員会委員、委員長代理の職にあった。(pp.208-209)



▼3 もちろん、遠藤は、「アジアの最貧国の一つに過ぎない北朝鮮が超大国米国を交渉のテーブルに引っ張りだすのは容易なことでなく、その為に北朝鮮が利用したのが、核・ミサイルであり、それをカードとして巧みに使った瀬戸際外交であった」(p.211)と述べており、北朝鮮を揶揄することにも抜かりがない。

Comments:2

済州 終わってる! URL 2010-05-13 (木) 12:45

管理人さまへ。

はじめまして。いつも楽しみに読ませていただいております。

「世界」。数ある雑誌のなかで唯一、それでもまともだと思ってきましたが;…ご指摘のとおり、完全に〝終わって〟いますね!。
〝良識〟派を自称し、又、今でも少なからぬ読者や一般人がそのように認識している(であろうと思う)ので、尚更タチが悪いです。

〝拉致問題がネックで…打開するためには拉致問題〟?!;…は笑えましたが。。。

m_debugger Re: 終わってる! URL 2010-05-13 (木) 21:32

>済州さん

コメントありがとうございます。

>〝良識〟派を自称し、又、今でも少なからぬ読者や一般人がそのように認識している(であろうと思う)ので、尚更タチが悪いです。

そこが問題なんですよね。『マガジン9条』や『週刊金曜日』でさえ、まともなメディアだと思っている(思いたがっている)読者もまだいるようですが、『世界』はかつての栄光?があるだけに、従来の読者はなかなか批判的に検証する気にならないのではないでしょうか。今の『世界』は安江時代とはまったく別物になっているので、それを批判しない読者に責任がないとは言いませんが、それよりも『世界』が読者の信頼を完全に食い物にしていることが大きな問題だと思います。

>〝拉致問題がネックで…打開するためには拉致問題〟?!;…は笑えましたが。。。

本人は国際政治通を気取っているようですが・・・これ、単なるお笑い芸人ですよね。

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